できないことより、できたことを
息子5歳は、非常に心が優しくて、面白いヤツなのだが、小心者でネガティブなところがある
男子特有の宇宙人ぽさもあり、愛すべきアホなのだが、僕にはどうしても納得いかない、直してほしいことがある
それは「お約束を守れない」こと どんなに簡単なルールでも、良くて1日もつかもたないか
例えば、お茶碗の持ち方が変なので、正しい持ち方を優しく教える その場で直る 一回お茶碗を置く 変な持ち方に戻ってる また教える 直る 一回置く また変になる 教える 直る 一回置く また変になる
休日なら1日3回の食事で毎回、これを毎日やっている
例えば、どこかのお店に行く 入ってすぐ「ここはどこだい?」「おみせ」「お店の中は歩く?走る?」「あるく」「そうだね、じゃああるこうね」「うん」と確認会話をする 繋いだ手を離す 2秒後に走り出す
こんなんが日常茶飯事なので、こっちもイライラしてしまい、相当キツく叱る 本人は大号泣 落ち着いたところでもう一度約束を確認する 泣きながらわかったもうしない、と言う しばらくして泣き止んだ頃には、すぐに同じ過ちをおかす また叱ってしまう
負の無限ループである
わかっているんだ 彼は「お約束を守れない」のじゃなく、「お約束を、飛天御剣流ばりの神速で忘れてしまう」ヤツなんだと
3歩進むと忘れてしまう、鶏タイプなんだと
わかってるんだけど、あまりにも多いので頭にきてしまう
この3連休を振り返ると、僕は息子を叱ったり、叱るまでいかなくても注意してばかりいた もちろん、できたことを褒めてもいたが、圧倒的に注意の数が多かった
でも彼の場合、わかってて約束を破るなら言語道断だけど、彼は単純に忘れちゃっているから、約束を破ったその瞬間は悪気はないのだ 言われれば思い出すし、破っちゃったけど直後に自ら、あっ、て気づいてやり直すこともあった
怒りんぼしてお母さんとお姉ちゃんを叩く、ウソをつく、階段でふざける、の3つはたとえ悪気がなくても約束を破ったらお父さんはブチギレるのだけど、
それ以外は、もうちょっと注意したい気持ちを抑えるようにしたいなと
忘れっぽいのが彼の「欠点」と思うと叱りたくなるから、彼の「個性、性格」と思って、忘れっぽさを親が受け入れて、気長に付き合っていきたい
そして、できないこと=忘れてしまったことを叱るよりも
できたこと=覚えていたことを殊更に褒めてあげたい
と、思いました
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