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世界を無視しない大人になるために①

みなさん。こんにちは。
ガーディアンです。

 今日は、僕が10年以内にお会いしたい人物5人に入る、原貫太さんが書かれた著書について
レビューしたいと思います。

 その前に、僕が10年以内に
お会いしたい人物5人とは?

⇒①サッカー元日本代表   本田圭佑選手
 ②イヤーエスティティシャン 中本多紀さん
③フリーランス国際協力師 原貫太さん
④Youtuber 中田敦彦さん
 ⑤地雷専門家       高山良二さん

 では、本題に入ります。
 
ウガンダで国際支援活動をなさっている原貫太さんが出版された『世界を無視しない大人になるために』という本。

世界は遠くない。身近な存在

 この本を一言で表すなら、私はこのように伝えたい。『世界は遠くない。身近な存在』
我々、日本人にとってアフリカや東南アジアの国で起きている問題は、遠い国のような感覚を抱く人も多いだろう。例えば、コンゴ民主共和国🇨🇩や南スーダン🇸🇸で起きている紛争など、ニュースで報道されていても、『ふーん。』といった程度にしか見ていない。しかし、本当に遠い国なのだろうか。それを非常に考えさせられる内容だ。

 グローバル化が浸透していくなか、アフリカ=遠い国は時代遅れだ。私自身、アフリカには行ったことはないが、カンボジア🇰🇭という途上国に行った際、街中にゴミが散見していたように、私自身のそれまでの常識が一気に覆った。日本から比較的近い国で、こんなことがあったことを考えれば、決して他人事ではない。

『子供兵』の突きつけられた現実

 日本人の多くは、『ウガンダ』や『ルワンダ』『コンゴ民主共和国』と言う国を名前くらいは聞いたことがあるだろうが、その国で起きている内情について知っている人はいないだろう。私自身も最近までは知らなかった。

 ウガンダにかつて存在していた『神の抵抗軍』という、一言で言えばヤバい反政府軍によって、ウガンダの治安は滅茶苦茶に悪化した。そのウガンダで抱える問題が、現在にも至っている子供兵士の問題だ。特に女性は酷い仕打ちを受けたとも綴られている。時には強制的に妊娠させられたり、時には命令に従わなければ命を落とすといった非人道的な仕打ちも受けたと綴られている。

 社会的に弱い立場である彼らに対して、『辛いよね』『悲しいよね』と同情するのではなく、
彼らが受けた非人道的な出来事を自分のケースに置き換えて物事を考えた時、心が純粋に綺麗な人であれば、誰しも言葉を発すことが出来なくなるに違いない。私もその一人だ。身近な例で例えるなら、虐待を受けている子供達に対して、『辛いよね』『悲しいよね』なんて心のどこかでは思っていたとしても、直接、彼らに言うのは、あまりにも身勝手すぎる。それと似た境遇を著者は経験されているが、これも他人事のように捉えたらいけない。彼らに寄り添い、同等あるいは格下の立場から慎重に話す必要があるだろう。

 ウガンダでは、過去に長期に渡って内戦が繰り広げられてきた。それが、俗に言う『ウガンダ内戦』だ。この内戦では、3万人もの子供たちが、身勝手に兵士とされ駆り出され、人を殺し、時には、女の子であれば、妊娠させられてしまうといった出来事があったという事実を我々、日本人は知っているだろうか?殆どの日本人は、『ウガンダ?どこそこ?』と他人事のように言うに違いない。でも、本当にそれで良いのだろうか?著書を読んでいくなかで私は胸が非常に痛くなった。

 世界には、およそ25万人もの子ども兵がいるとされている。この多さは異常だ。しかし、子供のことを何とも思っていない大人もいるのは事実であろう。

 子ども兵士が多いのと関係性があるものとして武器の存在が指摘されている。WMD、すなわち大量破壊兵器と普通の軍事兵器だ。細かくは著者を読んで欲しいが、これらの存在自体にも子どもをこき使ってしまう問題なのであると言えるだろう。

 神の抵抗軍

 ウガンダ内戦の黒幕とも言っていい神の抵抗軍。すなわちウガンダ反政府軍。彼らが誕生した背景には、やはり植民地時代の影響が大きかった。植民地時代、イギリスによってウガンダは分割統治を受けてきた。南部を上、北部を下と勝手に階級格差を生み出し、罪のない人たちを次々に迫害する、これはどこかで見覚えがないだろうか?
 
 アフリカに関心ある人なら知っているルワンダ内戦やブルンジ内戦だ。(関心ある人は、原貫太さんの動画を見てみてください。)

 このルワンダ内戦でも、階級格差を生み出し、それが後にツチ族とフツ族による歪み合い、言い換えればジェノサイドが起きてしまった。

 話は戻るが、この神の抵抗軍は、一度はウガンダ政府と和平交渉を果たしたが、隣国であるスーダンでの内戦がきっかけで、また関係が悪化してしまった。故に、子どもたちへの危害を加えたりするなど、非人道的なことを繰り返していくことにも繋がってしまったのだ。

我々は本当にアフリカとは無関係なのか?

 我々、日本人は本当にアフリカとは無関係なのだろうか?実際、我々、日本人が毎日使っているスマートフォン。あれは実はコンゴ民主共和国に暮らす彼らの命を犠牲にしている。一言で言えば、スマホに搭載されているレアメタルが原因で武装勢力の資金源になっているということだ。


(こちらについても、原貫太さんの動画を見て頂けたら学びになります。)

そうしたことを踏まえて、考えると本当に胸が痛い。

アフリカや中南米、東南アジアや南アジアなど
世界には、未だに絶対的貧困状況に置かれている地域も多数あるが、決して日本は無関係ではない。

その理由は、食料品の輸入に頼っていること、さらには海外からの技術者が入ることによる共生社会があるからだ。

いずれにせよ、アフリカを始めとする途上国を決して見下したりすることなく、公平な立場から共に国を作っていく、それこそが重要だと言えるのではなかろうか?

最初〜P54を上記に記しました。
P55〜最後は近日、公開します。

今回は以上です。
続きは、『世界を無視しない大人になるために②』をご覧ください!

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#フリーランス国際協力師

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