【CLE】ガーディアンズの戦力は盤石?【戦力分析完結】
読者の皆さま、いつも読んでいただきありがとうございます。Windiansです。なんと今回の記事が記念すべき10本目でした。アカウントを作ってまだ3ヶ月ですが、そんなに書いていたんですね。これからも無理せず頑張ります!
さて、前々々回の投稿では開幕時点に目を向けた内容でつらつらと書いていましたが、今回はシーズン中に焦点を当てております。人員が足りなければトレードデッドラインまでに緊急補強すればいい!という考えもいいですが、現時点で確保できるならそれに越したことはありません。果たしてガーディアンズはどこまでデプスを厚くしているのでしょうか。
註)開幕ロースターのメンバーは省略して進めます。できる限りわからなくても問題ないように書いたつもりですが、そちらも見たい方はお手数ですが前編をご覧ください。
前編の投稿はこちら!
投手陣は盤石のはずが…
まずは先発から見ていきましょう。
ガーディアンズは、次から次へと先発投手を育て上げることで有名なチームです(特に右投手)。そのお陰か、今年の先発ローテーションはスプリングトレーニングが始まった段階で誰も変わらないことが既定路線でした。それどころか、2020年から今年までの4年間で見ても、Carlos CarrascoからCal Quantrillに変わっただけです。一見すると他の投手には付け入る隙がないように見えますが、ちょっと不安な方がいます。
この2人は直近2,3年でシーズンの1/4~1/3をケガで離脱しています。申し訳ないですが、この2人が1年ケガなく完走すると言うのは無理があるので、プロスペクトたちには確実に先発のチャンスが回ってくるでしょう。
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とか言っていたら、現地3/27にローテーション2番手のTriston Mckenzieの離脱が発表されました。右大円筋(肩の裏側)の張りで2週間以上のノースロー調整、最大8週間の離脱とのことです。ヤバイヤバイヤバイ
シーズン中のどこかでローテーションに離脱者が出るという体で文章を進める予定が、開幕前から1枠空いてしまいました。ですので、急いでローテーションに入れそうな候補を探します。
① Hunter Gaddis
STでは2先発し、開幕ロースター入りも果たしているので、急場を凌ぐのには一番適切な候補でしょう。リリーフとして既にチャンスが与えられたところに、期せずして先発の可能性まで出てきました。これ以上ないチャンスを是非掴みとってほしいですね。
② Xzavion Curry
昨年と同様に、マイナーからの数のゴリ押しでローテーションの谷間や穴を乗り切るパターンでの候補です。STでは三振が少なかった代わりにランナーを少なく抑えられていたので、ロングリリーフで試合を締めてもらってもいいかもしれません。
③ Konnor Pilkington
Curryど同様の理由で候補に挙げましたが、STでの5登板全てで芳しくない内容を見せてしまったので、上2人と比べて優先度は低いでしょう。敢えて選んだ理由は、昨年メジャーで11先発しているからです。
この他にも昨年昇格だけ果たした(投げてはいない)Payton Battenfield、ホワイトソックスからウェーバー経由で獲得したJason Bilousなど、既にMLBデビューを果たした選手だけでも頭数は十分揃っています。彼らはトッププロスペクトが上がってくる前に結果を残さなければ行けない立場ですので、貪欲にメジャーでの居場所を勝ち取りにいってもらいましょう。
3/29追記
Gaddisを先発、Curryをリリーフ起用することになりました。Gaddis同様、CurryもSTでリリーフ登板を経験しているので、この起用で問題ないでしょう。両者ともにチャンスを活かしてほしいですね!
リリーフも昨年好成績を残した5人が全員残っています。Sam Hentgesが開幕をILで迎えますが、リハビリを始めたとの情報がでているので、頭数にいれておきます。彼らが今年も全員活躍してくれれば心配する必要もないですが、誰か欠けても他の4人でカバーできる陣容ですね。
残りの2枠は、上5人と比較して信頼度が劣るEli Morganとロングリリーフ枠です。開幕はCurryで迎えますが、STまでGaddisと枠を争っていたMichael Kelly、好調だったLuis Oviedo、先日マイナー契約で獲得したDaniel NorrisあたりがAAAで控えています。不調やケガでの離脱にも手厚い対応ができます。
リリーフというポジションは、しばらく使って活躍の糸口を見つけさせることのできる役割だと考えています。Morganも一昨年のデビュー時はギリギリ試合を壊さない先発でしたが、去年は一時期緊迫した展開を任せられるリリーフになれました(後半はメッキが剥がれてたような😅)。チャンスをもらっている間に何かキッカケを掴めれば…と思います。
野手は二、三塁に一抹の不安あり
野手はポジション別に見ていきます。
開幕ロースターの時点で、セカンドとサード以外は3人確保できました。特にファーストは、マイナーでもほぼ守ったことのないOwen Millerを使わざるをえなかった昨年から明らかに層が厚くなっています。ただし、ほとんどのポジションでÁriasをバックアップの頭数に加えているので、彼がいなくなった瞬間にどのポジションも控えが1人減ってしまいます。
そこをマイナーからの昇格で補うことになりますが、AAAに控えている選手のうち、現時点でメジャーに上がれそうな選手たちは以下の表のとおりです。
今回挙げた選手は、STで最後まで残っていた選手たちを中心にしています。現時点でメジャーにÁriasしかバックアップがいないセカンドとサードには、Tyler FreemanとDavid Fryの2人が控えているので、ます。
昨シーズンはメジャーデビューをする選手が多すぎて、途中でRamírez、Giménez、Naylorが負傷した際も、ケガを圧して出る選択を採らざるを得ませんでした。今年は周りの若手たちも経験を積み、これだけバックアップ出来る選手を揃えられたのであれば、同じことが起きないでしょう。
結論:"ほぼ"盤石!
順位予想(ガチ予想)
前作と今回の分析を踏まえた結論として、今季の順位予想をして終わりにします。以下のnoteに投票した予想の解説になりますので、皆さん是非読んでみてくださいね!
昨シーズンは若い力を存分に発揮して地区優勝したガーディアンズですが、ファン目線を抜いても、連覇は可能だと考えます。ただし、勝ち星は昨年より減らしました。ポイントは4つです。
2年目の壁
離脱の増加
インターリーグの増加
的確な補強
昨年のガーディアンズは、主力の怪我離脱にほとんど悩まされなかった一年でした。9月初めにAaron CivaleとZach Plesacが同時離脱したときは痛かったですが、その他は総じて影響を抑えられたと思います。ルーキーたちの数の暴力で埋めるという離れ業を成し遂げたのも衝撃でした。
その中からKwan、Gonzálezといったスタメンを勝ち取る選手も出てきたため、常時3~4人がルーキーという打線も出来てしまいました。嬉しいことではありますが、対戦相手にも彼らのデータが渡ったので、成績は去年から落とすことになるでしょう。
以上の2点は出来すぎなので、その揺り戻しとしてマイナス要素とします。
プラスの要素としては、得意としていたナ・リーグとの試合の増加、穴となったポジションの的確な補強でしょう。
昨年のインターリーグの成績は12勝8敗の勝率6割と、全試合の勝率を上回る成績を残しました。西地区との試合が多く、勝率上位のチームとはドジャースとパドレスしか当たっていませんが、どちらにも勝ち越した点は評価して良いでしょう。今シーズンは昨年の20試合から46試合に増え、かつ全球団と対戦することになります。
また、昨年はキャッチャーとDH、左投手相手のファーストで平均以下の打撃成績を記録しました。そこをBellとZuninoの2人をFAで獲得し、見事アップデートに成功しました。STでZuninoの調子がなかなか上がってこないのは気がかりですが、シーズン途中でトッププロスペクトのBo Naylorの昇格を控えているので、過度な心配は不要でしょう。他球団と比べて動き自体は相変わらず少ないですが、その的確さを評価してプラス要素とします。
順位予想(ファン目線)
さあ、本題がやってk(殴)
当たり前ですよ。ガーディアンズが無敗優勝するんです。異論の余地などありません。他4チームが負け越し?そんなこと知ったこっちゃあない。なんならポストシーズンも全部勝って76年振りの世界一ですよ!
…
失礼しました。
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