マガジンのカバー画像

私の句帳

17
自分が詠んだ俳句を綴っている句帳(俳句日記)です。2023年7月、偶然、俳句に触れる機会が複数あって、この世界に呼ばれている気がしました。やってみると難しいけど、面白いですね。
運営しているクリエイター

2023年8月の記事一覧

8/13(日)深谷シネマ@埼玉県深谷市。台風7号が迫る中、車でおよそ90分、七ツ梅酒造の跡地を映画館やカフェなどにリノベした場所で、ドラマなどのロケにも使われたりする。『目の見えない白鳥さん、アートを見にいく』が今日から上映された。館長にも挨拶できた。
「夕立や煙突の立つ映画館」

2

8/12(土)妹と姪っ子が帰省してきた。両親は「うるさくなるから大変だ」と口では言っているが、成長した孫と一緒に過ごせるのは楽しそう。おじさんも知らなかったスマホの使い方を教えてもらっちゃった。
「盆休み新車で迎え妹を」
「素麺や妹帰る昼ごはん」
「孫を待つ父の作ったスイカかな」

1

8/12(土)山下清画伯は、よく蝸牛🐌の絵を描いたそうだ。ペンで自身のサインの脇に書き添えたし、陶磁器にも描きつけた。僕にも描けそう。「蝸牛」は夏の季語。殻の中に閉じこもってしまうことや動きがゆっくりなこと。何の役に立つのか、よくわからない存在。
「かたつむり山下清どこへゆく」

1

8/4(金)太陽の塔@大阪市万博記念公園。暑い日だった。公園の入口の目の前に聳え立つ。ご存じ岡本太郎が1970年の万博のために制作した造形アート。高さ約70m、片腕は25mとのこと。デカい!真ん中の「太陽の顔」が口を曲げ、苦悶しているようにも見える。
「炎昼や太陽の塔まねてみる」

1

7/9(日)松山城@愛媛県松山市。松山城は標高132mの山城。堀に金色の亀が住んでいた伝説もある。城について、正岡子規も俳句に詠んだ。石垣が聳え立ち、侵入者を阻む。そんな急登の坂を息を切らしながら登った天守閣では風が吹いてきて、とても心地よかった。
「風薫る街を見下ろす金亀城」

3

7/7-9で、愛媛県松山市を旅行しました。正岡子規記念館に行ったり、お友だちと交流したりして、旅先で俳句を詠むこと(吟行)も面白いかも、と思い始めました。スマホで写真を撮るように、場所や風景を観察して、17音にまとめるのです。
「夏木立ビールじゃこ天道後の湯」

2