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もっと気の抜けた文章が書きたい

「結末でこういう事を言いたいんです!さぁ読んでいってください!」
「僕はこういうことを成し遂げたんです!さぁ読んでいってください!」
みたいな肩肘張ったような文章じゃなくて。

noteはオシャレな文章で溢れているし、その方がたくさんLikeがつく=良い記事とみなされておすすめに出てくるので
もはや、オシャレな文章書きにしか居場所が与えられないのでは?とすら考えてしまう。なんと肥大した被害妄想か。

以前、本屋のビジネス自己啓発書コーナーを眺めていて、「そもそもビジネス書とは?」と疑心暗鬼のような心持ちが発動したことがあった。
ビジネス書って、何かを成し遂げた人がその手法なり思考なり習慣なりをまとめ上げ、他の人の役に立つ書として発行するものだと思っているのだけど。
「挑戦的に偉そうなこと書いてあるけどお前は何を達成したん?」みたいな。中途半端な本が増えた気がする。
パッケージだけは無駄にオシャレだから他の名著にうまく紛れ込んでいるけど。

一億総クリエイターという言葉を崇拝する前に、情報の取捨選択を健全に行えるような教育が必要なのではないか。


違う違う、もっと気楽なことを書きたいんだ。
もっと気の抜けたやつ。

先週末のプロフェッショナルの宮崎駿みたいなの。
頭の中身をダラダラと垂れ流すような。
ああめんどくさい、大事なことはたいていめんどくさいよね、みたいな。
でもそういう細かい感情を言語として発するには言葉の引き出しが必要で。
宮崎駿ってやっぱり頭いいと思うし、多分読書量も半端じゃない。

書斎の本棚とか作業机の隅っこに立てかけてある本とか、つい目が行ってしまう。

オシャレな記事に負けるな。



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