姉に画面の割れたノートPCを譲り受けた
父親の入院の件で実家に一時帰還した折、
姉がうんざりした顔で「ノートPCのディスプレイが割れた」と言ってきた。
どうやら自室のテーブルから落っことしてしまい、運悪くディスプレイ部分に床の物が当たりそうなってしまったと。
姉の部屋は(あまり大きな声では言えないが)結構散らかっているので、
テーブルから物が落ちるのも、
落ちた先に他の物が置いてあるのも容易に想像できる。
割れるべくして割れたのだろうと。
それはさておき、そのときの姉の一言が、結構衝撃だった。
「もうPCとか要らんわ 普段も全然使ってないし」
自分がエンジニアだからと言うのもあるが、PCをプライベートから排除するという発想は一切持ち合わせていないので、姉の発言にはかなり驚かされた。
「え?PC持ってなかったらどうやって生きていくん?????」
「どしたん???大丈夫?????話聞こか????????」
ってツッコもうとしたが、そこで一つの真実に気づく。
そもそもエンジニアとかでない限り、PC所持はmustでは無いのだ。
調べ物したりネットサーフィンしたり動画を見たり。
エンジニアとして、プログラムを書いたり仮想環境を立ち上げてみたり。
PCとはそれ一台で何でもできる優れものであり、生活から切り離すなんてとても信じられない。
当然スペックにもこだわるし、家電量販店なんかでは絶対に買わない。
しかし、理系出身でも無ければ技術系職経験も無い姉からすれば、「あんなもんいらん」と平気で言えてしまうのだ。スマホ一台あれば良いと。
PCを買ったときも電気屋で店員によく分からない説明をされたままクソみてぇな低スペックのPCを買わされた、なんとも哀れな姉である。メモリ4GBとか人権無いと言われてるのと同じだからね?ホント気をつけなね?
そうかぁ、立場が違うと考え方も全く違うんだなぁと感心しつつ、ありがたくもらい受けることにした。
「処分するのにもどうせ金かかるし。ならいっそ修理に出して再利用すれば良い。つか要らないなら俺にくれ」
と、いうわけで画面バキバキのlenovoをもらい受け、メーカーの修理に出している。
故障PCの修理手続きは今までやったことがないので、これも良い経験となるであろう。
そしてAmazonのGWセールに乗っかり、増設用メモリもポチった。
メモリ20GBあれば色んなことができる。
今からワクワクが止まらない。改造が終わったら何してやろうか。
ちなみにSSDはデフォルトで256GB。
正直その倍は欲しい気持ちもあるが、じゃあ何のデータを入れるのよというセルフツッコミもあるので据え置きで。
姉の気が変わって再びPCを買うような時が来たら、ちゃんとエスコートしてやらないかんな。
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