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固定費の見直しがバシッとハマると脳汁が止まらない

資産形成においては、「支出を減らそう」「節約をしよう」というのも、立派な取り組みである。
厚切りジェイソンであったりパックンであったり、資産形成や投資という言葉の「解像度」を上げてくれた人たちの本には、もれなく節約に関する記述が書かれている。
収入を得ることや投資先を見極めることと同じ以上の比重で、無駄な支出を減らすことの大切さが書かれている。

投資で1000円儲けるより、1000円節約する方が遙かに簡単である。

これ、持論ね。

その中でも、固定費を見直すという行為はとても効果的である。
一度の努力(低コスト)で継続的に節約効果の恩恵(高パフォーマンス)を得られる。
ソフトバンクユーザーだった自分がLINEモバイルに以降したとき、月5000円くらい固定費が浮いた。
その快感は筆舌に尽くしがたい。「やったァ…年収が6万円増えたァ…」と恍惚な表情を浮かべたものである。

スマホを格安SIMに切り替える、使ってないサブスクサービスを解約するなどはその代表例。
月1000円のサブスクを解約すると、年単位で12000円浮く。
年の可処分所得が1万円以上増えると考えると、とても大きいと思わないか?どうだ?
ジムなんかも見直し対象としては良い。
通っていないのなら解約してしまえば年10万円前後は浮くだろう。
(家賃節約のためにもっと安い部屋に引っ越すと言うのも考えられはするが、一度の引っ越しにかかる費用は結構大きいのでハードルは高い…)
是非一度、自分の支出を全て洗い出し、特に固定費に注目して整理してみてほしい。

解約手続きは一度だけ。しかしその効果はずっと続く。
投資やらなんやら難しい話に関しては、そこからじっくり考えるのでも全然かまわないと思っている。

ただ、固定費に限らない話だが、節約において大事なのは「無駄な」支出を減らすということ。
何を以て「無駄」と断ずるかは人の持つ価値観による。

例えば平日の朝、毎日スタバでコーヒーを買って出勤する人。
スタバでコーヒーを一杯買うだけで数百円。しかし会社の給湯室でインスタントコーヒーを入れれば一杯当たりの値段は数十円にもならない。
それを1ヶ月の20営業日続けると。あるいは1年の240営業日続けると。
その差がどれだけ大きくなるかは想像の通りである。おそらく数万円単位での節約が可能だ。

しかしただのカフェイン摂取目的ではなく、スタバのコーヒーを飲むことそのものに幸せを感じる人も当然いる。(言い方は大げさだが)
毎朝の一杯で一日が充実したものになるのだと考えているのであれば、そこに支払う数百円は決して無駄ではないし、無理に削るべきでは無い。

なので、何でもかんでも出費を削れば良いとも限らない。
何を削るか、何を贅沢するか。
一度じっくり考えてみると、身の回りの出費に対する納得感も高まるのでオススメである。


自分の話になるが、大学の奨学金の残債を一括繰り上げ返還することにした。
自分が借りている奨学金は有利子貸与であるので、返済期間が延びるほどに余計な金を払わないといけなくなる。
なのでまとめて返すことにした。

毎月15000円をジワジワと返済に充てていたのだが、それが無くなると考えるとまた気分が大変良い。
投資の前に資金を作る、資金を作る前に節約する、節約する前に借金系の支払いを終わらせる。
プラスを作る前に、まずはマイナスをなくしてしまう。

借金はしない方が良い。
やむを得ず借りている金は、さっさと返済しきった方が良い。
何より大事な、資産形成の第一歩である。



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