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『桜』 無骨なる黒鋼の瘤桜咲く 無骨なる節の数だけ桜咲く 無骨なる節くれにこそ麗しく花の咲くめれ人も更なれ 遥かなる吉野の山に人知れず春今頃は花の咲くらむ 桜見て心乱れしは血脈の花狂ひせし彼人のゆゑならむ 何があっても季節は巡り花は咲く。その事に大いに希望と慰めを覚えます。
『幼子のように』 外へ出ると 知らない花に出会う 知らない何かに出会う 名前も分からない 知らない誰かに出会う 名前はまだ分からない 見知っていたはずの世界は そのとき未知の新しい場所になる そうして世界は広がっていく どんな出会いもきっと必然なのだ ただ楽しめば良い