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徒然花

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四季折々の花や自然にココロを寄せて、思いを感じるままに。
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#花言葉

オオアラセイトウ

本格的な春を迎えると、一斉に様々な美しい野の草花が咲き始めますね。 野の花が大好きな私めには、まさにパラダイス!(大げさか(笑))な季節であります。 特に、この花が咲くと「来たーーー!!」とテンションが上がります♪(子供か(苦笑)) そして、この花は、今は亡き伯母との思い出の花でもあります、、、。 11歳になった冬に親代わりに育ててくれていた祖母が逝き、孤児となった私を引き取ってくれた人でした。 東京へ移住して土地勘の無い私のために、しばしば御近所やら一駅向こうの町

胡瓜草

愛しのキュウリグサ 小さな小さな 快活な空の色 ああ何て愛らしい、、、 私のキュウリグサ ああ、、、何て愛しい、、、 でも、あなたは「私」を知らない 愛しい、、、愛おしい、、、 私のキュウリグサ、、、 【お花メモ】 キュウリグサ(胡瓜草) ムラサキ科キュウリグサ属 草丈は15センチほど。 小さな小さな花の直径は1〜1.5ミリくらいで、中心部は黄色です。 葉を揉むと胡瓜に似た匂いがするのでこの名が付いた由。 キュウリグサの花言葉は「愛しい人への『真実の愛』

想ひ出

生まれて初めて詠んだ恋の歌 紫陽花の(あじさいの) 色は七重に(いろはななえに) 移ろへど(うつろえど) 君を想ひて(きみをおもいて) 我は一色(われはひといろ) 若き日の 酸いも甘いも 痛みも熱も 今はもう 記憶の地層に埋ずめた 遠い遠い思い出、、、 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 遠い昔の事なのに、、、 紫陽花を見ると、 未だに思い出してしまう自分がいます。 それだけ真剣な幼い恋だったのでしょう。 かつてそんな熱量を持った激しい日々が、こんな

矢車菊

この花を見ると 一人の若き王と、その妃の話を思い出します 王の名はツタンカーメン 妃はアンケセナーメン 二人は政略により夫婦となりましたが それでも若き二人の間には本当の愛がありました ところが、二人を悲劇が襲います 王が突然に身罷り、、、 アンケセナーメンは一人ぼっちになってしまいました 王の埋葬の日 悲しみに打ちひしがれた王妃は野に出て花を摘みました その季節に咲いていたのが 矢車菊でした 王妃は棺に横たわる王の胸に そっと矢車菊の花束を手向けました さよ

野の花

私は野の花が好きです。 野の花は、、、 何処からともなく種が運ばれて来て、、、 必ずしも恵まれた環境でも無いのに、誰の力も借りず逞しく育ちます。 時に踏み付けにされ、、、 それでも教えられた訳でも無いのに時節を知り、花を咲かせ種を飛ばし、次の世代に命を繋ぎます、、、 、、、なんか凄いぞ、、、野の花。 そして、どの花も、とても、、、とても美しい。 私はそんな野の花が、、、とてもとても、、、大好きなのです。 追伸:読んで下さった皆さん、有難うございました。 日々お疲れ

ワタシノナマエ

ワタシの名前は「雑草」ではありません。 ワタシには「オランダミミナグサ」という立派な名前があります。えっへん。 こう見えて、あの可憐なナデシコさんの仲間なんですよ(ドヤ顔) 目立たない地味なワタシですが、、、 いつでもお側に アナタの足下に咲いて居ます。 明日もアナタが元気に過ごせますように、、、 今日の音楽: Adele "Remedy" https://youtu.be/-fsCc7Be1H0 オランダミミナグサ:ナデシコ科ミミナグサ属 オランダミミナグサ(

片想い

小さな小さな羽虫が カラタネオガタマに止まって 懸命に愛を囁いています カラタネオガタマは黙ってそれを聞いていますが、、、 ただただ甘い香りを漂わせるばかり 果たして、、、 小さな小さな羽虫の恋は、、、 叶うのでしょうか、、、? (、、、ガンバ、、、) カラタネに 愛し愛しと 請い(恋ひ)ぬれど 知らぬふりこそ なを恋しけれ (泰) カラタネオガタマ(唐種招霊、学名Michelia figo): モクレン科モクレン属の常緑樹。 別名トウオガタマ(唐招霊