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見えない未来をリードする。pmconf 2020参加してきました

初めまして。株式会社カミナシでPMをしている後藤です。

今回参加した、プロダクトマネージャーカンファレンス(pmconf)について書こうと思います。

pmconfについて

日本においてプロダクトマネジメントがさらに普及・発展するには、企業や組織の壁を超えた情報共有や人材交流が必要です。プロダクトマネージャーカンファレンスは、プロダクトマネジメントに携わる人たちが共に学び、切磋琢磨する場として2016年から回を重ねてきました。

申込み人数は1600人超という大多数参加。PMという役職の盛り上がり、また日本でのPM職の増加を直接肌で感じました。

参加理由

自分は元々エンジニア => PMの流れなのですが、営業/マーケ/デザイナー/ユーザーリサーチャー等、自分とは全く違ったロールからPMへ上がった方も多いかと思います。
そんな方々が不確実性の高い課題を紐解く時、どんな目線や視座でプロダクトや事業を見ているのか。また課題と向き合っているのか。

業界先鋭の方々の話を通して、経験を追体験したいなと思い今回参加させていただきました。

盛り上がりもすごい!

当日の様子や、twitterでのコメントは以下のtogetterからご覧ください。

discord, zoomを利用した会場でしたが、発表の間にも観客である僕たちも気軽にチャットでのコミュニケーションや質問が頻繁に飛び交っていました。
その後のAsk The Speakerでスピーカーとも話せたりと、とても距離感の近いカンファレンスでした。

そんなカンファレンスで今回、自分が特に印象に残ったセッションを3つ紹介します。

All Turtles and mmhmm

こちら動画で有名になったmmhmmというプロダクト。

従業員が1-10人規模でありながら、$35.5Mの大型調達を行っている超急成長企業です。
そんなmmhmmが生まれるまでと今後の展望から学ぶプロダクトの作り方の発表でした。
人がプロダクトを選ぶ理由はなぜか。その問いに答えるために

・何が人に決断させるのか
・人がものを買う理由は何か

の二つを満たす条件は何か。
これを努力と時間軸という観点から、プロダクトや機能にかける労力が正しい方向に向かっているのかの話でした。狩野モデル。

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話の中でも特に印象的だったのは、

・顧客のニーズを見つけるために、顧客が提案することはほぼ間違いで、最初のステップは問題を理解すること
・優れたPMになるためのアドバイスとして、自分よりも優秀な人を採用し共に働くこと

を話されていた点でした。
mmhmmという海外でも急成長しているプロダクトでも、課題の探索方法、採用の考え方を重点的に考えているのが妙に腹落ちして強く印象に残りました。

急成長の裏側でSTORESが失敗していたプロダクトづくり

一見良さそうなんだけど、失敗した事例とか学びの共有というところで

・大きな池に期待したが失敗した事例
・他業界への成功事例を自分たちでも適用したが失敗した事例

を通して、様々な施策とその失敗例の共有された発表でした。
自分の中で特に印象に残っているのは、その失敗の中身よりむしろ失敗だと割り切って次への施策をどんどん試していらっしゃるところです。

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めげずにどんどん施策を打ちましょう!と話す裏で数々の失敗やそこからの知見を会社へ蓄積されている。物事を前に進める力の強さに感嘆しました。
自分たちの都合のいいストーリーになっていませんか?」の言葉を投げかけられていましたが、この言葉を発表できるだけ不都合な事実と真正面から向き合ったんだろうなと感じるとても力強い発表でした。

コロナ禍において、どのように国内No.1登山サービスは戦略を変えたか?

OKR, Whyの前提条件をMISSION/VISIONからmiroで一枚絵にしてチーム間でブレストする。
一言でいうととてもシンプルなのですが、そのmiroのブレストの中身がとても難易度が高く、かつ密度が濃かったです。
「反脆さ」をキーワードにお話されていて、変動の激しいこの状況に速度感高い意思決定を行い、いかに施策へ落とし込むか。
その施策に対して、チームで考え優先順位を決める時に「驚きを最小」にするかをお話されていました。(突然の🦀w)

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チーム戦で、組織やチームを前に進めるための計画の建て方、データの分析を徹底して行っており、とても濃密な30分間でした。

カミナシの次のアクション

今回の話を聞いたりしていく中で、課題の大きさや方向性は信じてやっていけそうだなと感じた反面

・複数の市場/企業へ横断的にプロダクトを展開する少し先の未来に、どの問題に立ち向かうべきかを正しく意思決定する
・課題をこれから積極的にオープンにし続け、VISIONに共感してもらえるチームを作る

等、まだまだカミナシでも課題は山積みだなと感じたカンファレンスでした。

最後に宣伝!

カミナシはまだITが浸透していないノンデスクワーカーの市場に向けてサービスを展開しています。日本で見ても3100万人、世界で見ると80%の超巨大市場です。
紙という起点から、そこから派生する複雑な業務フローや多岐に渡る様々な業界で発生する課題を解くSaaSです。

カミナシもサービスのリリースしてからまだ4ヶ月と短い期間で、たくさんの業界に当たりました。
ただまだこれからもっと広がりを伸ばしていくフェーズで、カオスながらも大きな課題に挑み続けます。毎日サイコーに楽しいです。

そんなカミナシで一緒に大きな課題とぶつかるエンジニアの方を募集しています。

少しでもご興味のある方は、以下wantedlyからご応募お待ちしております!


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