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56歳 おばあちゃんになる
「陣痛きた!今病院にいる!」
明け方4時半、息子のラインから25時間後、新たな命が生まれた。
28年前に生まれた命から、また一つ命のバトンが繋がれた。
あれは、随分前なのかちょっと前なのか、時間の感覚はとても不思議な感じがする。
気づいたら母になっていて、気づいたらおばあちゃんになっていた。
我が子が生まれたときの感情がよみがえる。
生まれてきてくれてありがとう。
生きていてくれてありがとう。
繋いでくれてありがとう。
初めてそのちっちゃな命を抱きしめたらとっても温かかった。
小さな手、小さい足、その天使の寝顔は何にも代え難い幸せをもたらしてくれる。
こんなに小さいのに、なんて大きな存在なんだろう。
こんなに小さいのに、周りの人を沢山笑顔にしてくれる。
命は奇跡がいくつもいくつも重なってこの世界に誕生する。
おばあちゃんになれたことも奇跡。
生まれてくれてありがとう。
「親の背を見て子は育つ。」...
今を懸命に生きる「56歳おばあちゃんの背」も見せてあげたいな。
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