当事者意識を持つというのはなかなか難しい。

ふと思い出した

今から12年前、異動のため着任した学校の職員玄関に「この学校には認知症サポーターがいます」だっただろうか、とにかくオレンジのロバのイラストと一緒にそんなステッカーが大きく掲示されていた。
以前からいらっしゃる先生にその意味や経緯をお尋ねしたが、言ってみればほとんど認知されて「いなかった」私も含め、当事者意識がなかった。

そして、今回…

私の母は認知症だった。まさしく当事者だったから今回私は行動できた。一人でも多くの人に認知症を考えてもらうきっかけが生まれた。これは地域の方、先生方、そして母のおかげでもあるように思う。

そして過去の経験があるからこそ、当事者意識を当事者でない人にもほんの少しでも持ってもらう大切さも感じている…
人生に無駄なことなどひとつもない、全てに意味がある、そんな心境だ。