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ホーンセクションマニアの回想

ブラザーズ・ジョンソン編

前回投稿の後、ブラザーズ・ジョンソンのアルバムをWebで検索しながらいろいろと思い出していました。

えーと、1981年というと「Winners」発表か、ホーンセクションは当時売り出し中のシーウインドホーンズが起用されていたはず。
いや、待てよシーウインドのジェリー・ヘイがホーンアレンジをしてスタジオミュージシャンを集めたホーンセクションだったっけ?
おそらく後者が正解。ホーンアレンジが、ジェリー・ヘイなのでサウンド的には、まんまシーウインドホーンズだからどっちでも良いのだが。 (見出し画像はジェリー・ヘイ)

そこで思い出したんです。
実は、前年にこのアルバムのレコーディングしている現場を見ていました。
どこで見たんだっけ?とアルバムクレジットを見ると・・・

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Recorded at Studio 55, Sunset Sound and A&M Recording Studios, Hollywood, California.

A&Mのハリウッドスタジオか、そうだそこで見たんだ。

A&Mへは、なぜ行ってたかと言うと、当時通っていたミキサー養成学校の海外研修でハリウッドへ行ってたんです。
研修(もちろん自費)と言っても少人数で、現地のコーディネータに行きたい場所をリクエストしてその都度交渉してもらうという場当たり式旅行の延長みたいな感じでした。

A&Mの副社長が直々に中を案内してくれてレコード会社の仕事を説明してくれました。
レコード盤のカッティングルームまで見せてくれたのを覚えています。

研修では、他にもメジャーなレコード会社に何社か行きましたし、スタジオの見学、それとミキシングコンソールの製造メーカーとかJBLの工場なんかにも入れてもらいました。パラゴンとかデカいスピーカーの製造現場を生で見れました。

当時のアメリカは大らかで、若い人が学ぶのを喜んで手伝うという気風がまだ色濃く残っていた気がします。気前良く何でも見せてくれました。

ちなみに、A&Mのもう一人の副社長は、会社創立者にしてアルバム「RISE」が大ヒットしていたトランぺッターのハーブ・アルパートでしたが会えませんでした。
ちなみに、A&Mの「A」はアルパートの「A」ですよ。

ちょっと余談が長すぎました。

A&Mの中を色々見せてもらって移動している時に、たまたま録音スタジオのエリアも見せて貰えて、丁度そこでブラザーズ・ジョンソンが録音中だったと言う訳です。

特に、スタジオ入り口前で休憩中のホーンセクションの方々がいろいろ打合せをしているところが見れて感激しました。
今、思うとジェリー・ヘイだと思うのですが、彼が中心にいてどのように吹くか、ニュアンスを口で歌って伝えていました。
「ウワーーン」とか「パアーーン」とか。

そのレコードの出来上がりを楽しみに待っていたのを思い出します。
次の年、「Winners」が発売になるとすぐに買ったと思います。

出来上がりは、昔からのファン層にはちょっとウ~ン(?)と言う感じでしたかね。
これはこれで嫌いじゃないですけどね。

このアルバム、リズム隊はTOTOの面々が参加していますので、彼らにもあの時会っていたのかも。

なにしろその時誰が居たかなんて、顔と名前が一致する人はほとんど居なかったと思うんだけど。。。記憶にない。

じゃあどうしてブラザーズ・ジョンソンのレコーディングだと判ったんだろう。。。。謎だ。

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