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(僕の歌は君の歌) 鍵を探していた あれがないと先に進めない ホワイトマーカーで書いた頭文字が 掠れて残る小さな鍵 歌を書きたいんだ 君の歌をね 君を探して彷徨う街は 大学の校舎が点在する古い街 街自体がキャンバスのようなもの 一番古い校舎の階段下ベンチに君を見つけた ヘッドフォンをして目を瞑っているから 肩を掴んで揺すってみたら ブーツの先で蹴っとばされた 鍵を見なかったかい 探してるんだ 君は大きめのキャンバストートに手を突っ込み それを取り出すと僕に
作詞:ブルーGT 作曲:Yotei Nashi 01.だからやめなよ 02.壊さないで 03.ここにいるのに 04.すぐにいくわ 05.君といた街で [Bonus Track] 06.どこへでも
助手席で靴を脱いだきみは ぼくの膝に足を投げ出した それからサングラスを奪い取ると 鼻の上にちょこんと乗せたんだ グレーのタンクトップに ゆるく羽織った薄いシャツ 赤い唇だけがやけに気になってた いいよ どこへでもいくよ ゆらゆらしてないでいこうよ さあ この道のおわりまで 浜辺を素足で歩くきみは ぼくの背中に飛びついた それから首に腕を巻き付けて 耳たぶをちょっとだけ齧ったんだ 眩しそうに伏せた目に さらさら流れる長い髪 耳にかかる息がくすぐったかった いいよ
今日も夜にとけています 蒼い月がうるむような夜なのに ああ 私が好きなら あなたも夜にとけて 希望をそそぎこんでね きっと それは実を結ぶでしょう すぐにいくわ 海に それを探しに 今日も夜にとけています 白い雪が舞い落ちる夜なのに ああ 私が好きなら あなたも夜にとけて 悲しみをふりまいてね きっと それは羽ばたくでしょう すぐにいくわ 空に それを攫いに すぐにいくわ 何度でも すぐにいくわ 私
黒のパーカーでやってきた君 なんて無謀なの ホントおねがい ここには白い猫がいるから 帰るころには毛だらけになるよ 怖いママに叱られちゃうよ 私とここで じゃれ合う気なら だからやめなよ それは 白のTシャツでやってきた君 なんて危険なの マジでおねがい 真っ赤なリップが大好きだから 可愛い模様でいっぱいになるよ 大事なあの娘に見つかっちゃうよ 私とここで ころげ回る気なら だからやめなよ それは もっと自由に生きるために 恋するのはやめて もっと自由に 好き
キャットフードもうあげたの? 君が振り向いたとたん 頬をかすめた銃弾が壁に食い込む 嫌になるよね 相変わらず紙一重の私たち 特殊部隊の精鋭が街を包囲する そんな日のデートは疾走する悦び ポップコーン買ってこようか? 君が席を立ったとたん 天井突き破って隕石が座席を貫く 嫌になるよね 相変わらず綱渡りの私たち 惑星防衛の艦隊が空を覆ってる そんな日のデートは舞い上がる愉しみ ごめんね でも好き ごめんね でも愛してる だから壊さないで 心までは だから壊さ
悩み事がひとつ減ったよ なのに全然楽しくなんかない 歩くの早すぎるから ねえ 一人にしないでよって もうとやかく言われることはないから 夕暮れの街を歩こう 自分勝手で問題なくて 好きな歩幅で問題なくて なんでこんなにつまんないんだろう 悩み事がひとつ減ったよ なのに全然嬉しくなんかない 肩が濡れてるから ねえ ぎゅっと掴まえてって もうとやかく言われることはないから 小さな傘持って歩こう 自分勝手で問題なくて 雨にずぶ濡れで問題なくて なんでこんなに寂しいんだろ
苗字が変わって別の街にいます 訳は後で話すね聞いてくれるなら 君はもっと背が伸びたのかな もう行こうって ずんずん歩く君の後ろにくっついて ちょっと待ってって言っても聞いてくれなくて シャツの腰のあたりを掴んで 背中見つめバス停まで歩いた学校帰り 嫌そうな顔を作ってるのバレバレだったよ 前向いてる時ニコニコだったの知ってるから 髪型変わって別の私がいます 訳は後で話すね聞いてくれるなら 君の人見知りはそのままかな 宿題やろうって ざあざあ降りの中行った図書館の片隅