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Push-up

腕立て伏せという運動をやったことがない人は少ないと思っています。特に運動部での部活動経験のある人ならば、どこかのタイミングでやったことがあるでしょう。この普及率は腹筋運動と並び世界共通で非常に高いでしょうし、つまりはそれは、それだけお手軽に実施できる運動である証拠でしょう。


さて、ここからが本題です。

この腕立て伏せはどこを鍛える運動でしょうか?

運動指導を生業にしている人は当然のこと、少しでも筋トレをかじったことのある人であるならば、まず胸筋を鍛える運動ということはわかって実施してるはずです。胸部以外でこの運動に関わる筋群を認知度の高い順(推定)に挙げていくと、上腕三頭筋、肩水平内転筋群、腹筋群、臀部屈曲筋群、膝伸展筋群、手首屈曲筋群、足首背屈筋群、でしょうか。

もしかしたら、「この運動は上腕三頭筋のための運動だ!!!」という強い思いを持って実施している人もいるかもしれませんが、まずこの運動は胸部もしくは胸部と上腕三頭筋の運動、という位置づけにあると認識しています。


そして今回のこの運動紹介文ですが、同じ認識を持つ皆さんに疑問を投げかけることから始めようと思います。

「腕立て伏せを『胸部を鍛えることを主な目的とした運動』として実施させてるみたいだけど、本当にその目的に沿った動きを指導できてます?」

私もここ最近この疑問を自らに投げかけ、思案の末に引き出してきた回答が、今回紹介するPush-upのフォームです。


GS PerformanceのS&C塾修了生継続グループにこのフォームを指導したところ、全員がまず一度困惑し、そして実際にそのフォームを習得した後は、「確かにそうだ…」と驚愕し納得していました。


運動指導を生業としている方々、是非この運動紹介文をお読みいただき、再度腕立て伏せについて考えてみてください。そして納得して自ら出来るようになったら、是非指導に活かしてみて下さい。

👉👉今回の運動紹介文では、筋力不足で起こるエラーの説明は致しません。それらに関してはここで詳細にわたり説明しているので、お時間のある時に確認してください。


今回紹介するのは、Push-upを「胸部を鍛える運動」と、それこそ”胸を張って”言い張るためのテクニックです。

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