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Modified RDL

GS Performanceの運動指導において、RDLの存在は非常に大きいです。
この運動で鍛えられる、ハムストリングの柔軟性と筋発揮能力、そして上背部から腰にかけた安定性は、人体の健康維持に非常に重要な要素だからです。

ただ、少なくない人数の方が、このRDLを適切なフォームで行えない現状があります。そしてそれらの原因のほとんどが、上背部やハムストリング各部位の柔軟性の問題です。特に上背部の前傾(猫背)は改善に数年の期間が必要になるため、その身体特性を持つ方々に適切なフォームでのRDLを要求することは非常に難しく、当人たちも”物質的に不可能”な要求を受けても困惑するだけでしょう。だからこそ、多くの方に可能な限り理解のしやすい指導をするためにも、GS Performanceの運動指導の中では様々な工夫をしています。

今回紹介するModified RDLはその工夫の一つでありつつ、実はRDL導入のためのツールという非常に大きな役目以外にも、下記のような目的にも利用できる、便利な運動です。
👉 モビリティがあるのに安定性のない上背部の筋力向上
👉 腰部筋力不足が原因でBSQで高重量を扱えない方の弱点克服
👉 他運動のフォーム習得レベルが不安定な方の背部筋力向上
よってこの文章の中では、Modified RDLのフォーム解説と並べて、上記の3点についても解説します。

とはいえ、やはりこのModified RDLはRDLあってこその運動なので、この運動の多くを知るためにも、やはりRDLを熟知していただく必要があります。
ですので、まだRDLの習得に至ってない方は、まずはこちらをご参照いただき、RDLの習得に努めてください。


Modified RDLの動作はこのビデオにてご確認ください。

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