「SNOBBISM」紹介

こんにちは。陽炎です。12月14日の記事担当は私です。本日は、私の初回記事同様、曲紹介をしていこうと思います。

今回紹介するのは、NeruさんのSNOBBISMという曲です。

(https://www.nicovideo.jp/watch/sm32921516)

この曲は、2018年3月21日にニコニコ動画、youtubeで投稿された曲で、Neruさんの出したCD「CYNICISM」に収録されています。Neruさんの曲で好きな曲はたくさんありますが、今回この曲を紹介することにした理由は、この曲が12月3日にニコニコ動画で100万回再生を達成したからです!おめでとうございます!というわけで、詳しく紹介していこうと思います。

この曲は、Neruさんの曲に割と多い、現代社会を鏡音リン・鏡音レンが歌った曲です。明るい曲調なので、カラオケで歌ってもとても盛り上がるし、普段聴いてもテンションが上がる曲です。タイトルのSNOBBISMとは、知識人・教養人を気取った俗物的な態度を意味しており、歌詞中の主人公をそのまま表した言葉といえるでしょう。この曲は物語を表しているというわけではないため、今回はこの曲の歌詞の好きな部分を語っていこうと思います。

まず、最初の部分で出てくる「異様なモラリティー」という言葉が、的確に現代の社会のゆがみを表現していて、素晴らしい言葉だと思いました。Neruさんの言葉選びの上手さは、ボカロ界の中でも随一だと思います。また、「人一人の命がエンタメのように さも折り込みチラシみたいに 消しカスとなって浪費コンテンツの犠牲となる」という歌詞がとても好きです。飛び込み自殺や飛び降り自殺の映像がSNSで投稿されてしまうような今日、まさに人一人の命が浪費コンテンツになってしまっていて、的を射ています。こんなにもぴったりな言葉ですが、普通じゃ絶対思いつかない言葉だと思うので、やはりNeruさんの語彙力と頭の良さがうかがえます。また、この曲の中で一番好きな歌詞が、二番の「バグまみれの人類のデバッグはいつ終わる」という部分です。この言葉を初めて聴いたとき、こんな言葉をなぜ思いつくのかと感動しました。人は成長するとかそういったことを言っているのではなく、かつての人類が失敗してきたことを繰り返してしまう、まさに喉元過ぎれば熱さを忘れるという言葉がぴったりな人類に向けた言葉として、完璧な言葉選びだと思いました。

上記では3か所の歌詞を紹介しましたが、この曲はどこを見ても完璧な言葉選びで、聴いていてすごく共感できます。聴いたことがない人は、ぜひ一度聴いてみてください。また、この曲はキーを下げたりして歌ってもかっこよくなるので、カラオケなどで歌うのもおすすめです。

今回は少し短いですが、終わろうと思います。ぜひこの曲の歌詞についてコメントで語ったり、他にも歌詞のいい曲を教えてください。また、Neruさんはほかにもたくさん歌詞のいい曲を作っているので、ぜひいろいろな曲を聴いてみてください。ここまでお読みいただき、ありがとうございました。