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こんなときだからこそ。【誠意を示そう】

そこそこ長く生きてきた。人生思うようにはいかない、は、これまでの経験から承知済みだったはずなのに。。。
医療の研究も技術も進歩した現代に、人知で太刀打ちできない新型のウイルスが出現して猛威をふるい、世界中をあたふたさせ、多くの人を死に至らしめているという事実。

追い討ちをかけるように、無理やり作り上げた「美しいニッポン」に亀裂が生じ、嘘で固めた隠蔽工作が出現。こちらも嵐が吹き荒れ先行きが見えない状況になってきた。
腐敗した政治と、エリートたちの「貌」のない発言。ああもうウンザリ。

当然ながら、オリンピック開催にも暗雲が立ち込め、「予定通りに」「完全な形で開催」などの声は、単なる呟きのように宙に浮いている。

コロナ騒動を戦争に例える人もいるけれど、わたしには世の中の「ウミ」が排出されているようにもみえ、考えさせられる。

グローバル経済。縦割りニッポン。一度決めたことを覆せない社会体質。休みを取りにくい業務システム。効率と安さの追求。外的評価を気にする国民性。インバウンド依存と利己主義。弱者切りの構造。エリートに見る人間性と教育の崩壊。予防接種と免疫力。長寿社会、、、。

報道を見ながら思うのは、困難な時期にいちばん求められるもの、勇気づけてくれるものは、「誠意のやりとり」なんじゃないかということ。
わたし自身も忙しさにかまけ、ないがしろにしていたと認めざるを得ない。

外出禁止になった外国の街で、オペラ歌手が自宅バルコニーで熱唱したり、夜8時になるとアパートの住民たちが医療従事者への感謝を込めて拍手を送るなどとの行為も、誠意(愛ともいえる)に基づいたものだから感動を与えるのだと思う。

こんな時だからこそ、誠意のある言動を心がけよう。
2020年、春分の日の誓い。

追記:ああそれにしても安倍政権の誠意のなさに日本が嫌いになりそう。それに対してドイツのメルケル首相の今朝の演説はよかった。誠意(思いやりにも正直にも通じる)が感じられるスピーチだった。

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