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Re:天才シャドバプレイヤーなら全カード語れる説第八百七十三回「殺竜の悲劇」

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Re:873回「更地!!!殺竜の悲劇」

RSL-ゴールド
9コストドラゴン・スペル
相手の場のカードすべてを消滅させる。

狩人は水竜の心臓を奪い取り、高々と掲げた。それが全ての始まりであり、全ての終わりだった。―『砂漠の歴史』、第二項

殺竜の悲劇はリサージェント・レジェンズアディショナルにて登場したドラゴンスペル。竜殺しの代償のリサージェントであり、リサ前の雑さを引き継ぐかわいいカード。

コストは9。能力は相手の場のカード全消滅。シャドバ末期に出たとは思えない激烈簡単テキスト。

効果自体は当然強いが、9コストという激オモのカードでそれしかできない札としてはかなり微妙と言わざるを得ない。これ自体が勝ちに繋がるわけでないのにコストがバカだから、試合を1ターン遅らせるだけになる。おしり。

ただこのカードには最高の相棒がいる。それがヴァニティードラゴンだ。こちら10/6/8守護で出た時手札のフォロワー1枚とスペル1枚のコストをターン終了まで0に出来る。こいつで任意のフォロワー+殺竜の悲劇を同時に使うことで6/8守護とデカブツを建てつつ、相手の面を全処理できるのだ。

そしてこのヴァニティードラゴンが入るデッキというのがRSLから成立した新生ランプドラゴンである。

こちら山上を捲ってコスト7以上のドラゴンフォロワーだったらプレイできるアブソーブドラゴンや手札の7コスト以上のドラゴンフォロワー全てのコストを半減する最果ての竜神を使って戦うコスト激オモカード大量搭載デッキ。ランプしてデカブツ投げるの極致みたいなデッキであり、ドラゴンファンボーイの人がニコニコしてた。ちゃんと強い。

ただアブソーブや最果てがドラゴンフォロワーを指定しているのでスペルは基本的に採用しづらい。最果ては半減できないだけなのでまだしも、アブソーブから捲ったら疾走投げて終わりのカスの人になってしまう。つまりスペルの採用はこのデメリットを容認してでもヴァニティーから打ちたいという強い意志が必要となる。

しかし、悲劇はそういうカードでは無かった。確かに悲劇は除去としては最高峰のテキスト。ただこの除去という分野はドラズエルや飢餓竜、バイルドラゴンなどフォロワーで十分行えた。スペルを後付けしてまでしたい行為では無いのだ。終わり。

敢えてこのカードを採用するなら除去カードとしてではなく、メタカードとしての運用になるだろう。除去形式が消滅であることやアミュ対応であることが特定の対面に対してかなり有効なのだ。例えばラスワネクロをダクアリの結晶ごと全部滅ぼせたり、盟約の熾天使を横のアミュごと滅ぼせたりする。これらのデッキ群にはちゃめちゃな殺意があるなら採用してもいいのかもしれない。お好きにどうぞ。

テキストが完全にライブラエンハンス10。でも竜殺しの代償のリサージェント。レアリティがゴールドである以上、元からゴールドのカードのリサージェントにしなきゃいけないから仕方なくはあるけど、それにしてもライブラすぎる。挑戦の代価とレアリティ交換してください。

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