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思考力向上委員会 フェルミ推定④-2

こちらの続き。バス会社の収益を求めていきます。

バス会社のB向けの事業の売上も想定したい。

これはいくつかアプローチ方法がありそう。
1つ目は法人企業側からの算出である。
2つ目はバス会社起点での算出である。

せっかくなので、両者アプローチしていく。

【法人企業側からの算出】
こちらはマーケットサイズをある程度把握出来るアプローチである。
大枠のアプローチは下記の通りだろうか。

B事業におけるバス会社の収益=日本の法人数×法人研修・懇親旅行実施率×年間実施回数×貸切バス利用率×バス会社のシェア率×1回あたりの開催単価

日本の法人数は、およそ100万〜300万とされているが、組織として機能しているのは30万程度と想定されている。なので、今回は30万企業とする。

法人研修・懇親旅行実施率は、30万のうち、どこも一定やっている可能性が高い。とはいえ地方のSMBなど、事業者によっては研修がないところも想定できるので、5割とする。

年間実施回数は、多くても2回程度か。なので平均を1とする。

貸切バス利用率、ここが鬼門である。その中でどの程度貸切バスを利用するのか。研修で想定すると、自社開催・旅館や施設などでの開催、特定のその他施設での開催、となるだろうが、今ほとんどは自社や研修に向いた会場を借りて日帰りするケースが多いのではないだろうか。
とすると、多くても1割程度と見積もるのが妥当だろう。10社に1社が、バスを使った研修や旅行をやっている、としても少し違和感があるので、20社に1社程度と見立てる。

バス会社のシェア率、これは本当に決めの問題だか、地方分散型の市場なので、どんなに多くても1割程度だろう。また、バスツアー的なものは都会のバス会社の方が多いだろうから、多めにみて0.5割とする。

1回あたりの開催単価、1人あたり1万円として、大体30人が参加するものとする(50人で一気にやることはほとんど体感的になさそうである。)なので300,000円

上記を踏まえ一気に計算すると、
300,000×0.5×1×0.05×0.5×300,000=約11億円。妥当な感じじゃないか?

【バス会社側からのアプローチ】
こちらは企業が受けられるキャパシティを特定出来るアプローチ。

バス会社の保有バス台数×シャトルや旅行用の割合×年間稼働数×1回あたりの売上

バス会社の保有バス台数、これはバス会社の規模にもよるが、仮に100台とする。

シャトルや旅行用の割合、これは多くても2割くらいと想定。

年間稼働数、忙しくても8割程度の稼働と思われるので、低めに5割とする。365×0.5=約180日

1回あたりの売上は、30万円程度と想定する。

100×0.2×180×300,000=約10億程度か。

下記、gptの回答である。個人的にはそんな多くなさそうじゃない?と思うが、バス会社の規模によりそう。また、アプローチの複数方法も検討できた良い回だった。

それでは、また。

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バス会社がB向けの事業(例えば、企業向けのシャトルバスサービスや貸切バスなど)で年間の売上をフェルミ推定するためには、以下のような仮定とステップが必要です。

### 仮定
1. **バスの台数**:B向けのサービスに提供しているバスの数。例えば、50台と仮定します。
2. **1台あたりの1日の運行回数**:1台のバスが1日に何回運行するか。例えば、1日5回運行すると仮定します。
3. **1回の運行の売上**:1回の運行で得られる売上額。例えば、1回の運行で10万円と仮定します。
4. **年間営業日数**:バスが運行する年間の日数。例えば、300日と仮定します。

### 計算
1. **1台のバスの年間売上**
  - 1台のバスの1日の売上 = 1回の運行の売上 × 1日の運行回数
  - 1台のバスの年間売上 = 1台のバスの1日の売上 × 年間営業日数
2. **会社全体の年間売上**
  - 会社全体の年間売上 = 1台のバスの年間売上 × バスの台数

### 具体的な計算
1. 1台のバスの1日の売上 = 10万円 × 5回 = 50万円
2. 1台のバスの年間売上 = 50万円 × 300日 = 1億5000万円
3. 会社全体の年間売上 = 1億5000万円 × 50台 = 75億円

したがって、仮定に基づくとバス会社のB向け事業の年間売上は約75億円と推定されます。仮定を変更することで、結果も変わるため、具体的なデータに基づいた詳細な分析が必要です。

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