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オーエンズをはじめた理由〜前編

オーエンズをはじめた理由を書いてみたいと思います。

オーエンズ https://ohenz.com 

2017年にβ版をリリースし、
2018年にデザインリニューアル
2019年に機能改修・寄付機能導入しました。

社員を1人迎え入れたとき、「自社事業としてECプラットフォームをつくりたい」という思いを決意し、自分が熱意をもって、ずっと向き合っていくことができるテーマを!と、考えたときに思いついたアイデアがベースになっています。

エンタメ+EC=新しいオーエンの形

贈り物でヒトをつなぐ
オーエンズ
https://www.ohenz.com

オーエンズは、ファンが共同でタレントに差し入れを贈る共同購入ECサイトです。10月初めに、タレントを応援したい気持ちを集めて、楽屋花やお菓子を贈ると同時に、商品代金の10%を社会貢献団体に寄付することができるようになりました。

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きっかけは「米花輪」

この機能を取り入れたいと思ったのはソウルのミュージカル会場で、アーティスト×ファンが一緒に恵まれない孤児にお米を送る「米花(米花輪)」という文化に出会ったこと。

米花輪(米花/こめはなわ)とは、韓国語では「쌀 화환(サル・ファファン)」2007年夏頃から韓国ではK-POPアーティストのコンサートで見られる様になった、ファンがタレント一緒に行う社会貢献サポートの形です。

お祝いの花輪と共に、米を贈り、イベント終了後に、米を恵まれない人や福祉団体などへ寄付する仕組みです。韓国では韓国産米の需要が年々減ってきており、その需要回復と販路拡大にも貢献しています(韓国最大手はドリーミーさんhttp://www.dreame.co.kr/)。

人気の高いアーティストだと、年間10tもの米を寄付することもあります。

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この米花輪に出会ったことで、「大好きなライブエンタメ×20年携わってきたEC・物販」で、社会課題を伝えたり、少しお手伝いできる可能性を見つけました。

この仕組みを日本でも定着させたい。

この想いがオーエンズの機能として実装されるまでに3年かかりました。

税制のこと、寄付のこと、興行における様々なルールなど、解決すべき壁が多かったです。

リリースまでに解決した3つのこと

なぜ、3年もかかってしまったのだろう?
今思い返すと、2つ。

・知識&情報が足りていなかったこと
・決める覚悟が足りていなかったこと

今となっては「ひとりで考えた」ことが敗因なのですが、わからないことをわからないままに踏み出す勇気は到底なく、右往左往しながら、情報をかき集めて、1つずつ決めて行きました。

利益を出す仕組み

事業化するということは、利益を出す仕組みにする必要があります(少なくとも私はそう思ってます)。利益を出すからこそ、続けていけるはず。

最初に考えたのは、「みんなで贈る=共同購入」「在庫を持たない仕組み」でした。これは問題なく解決!知識も覚悟も不要。これまでに多くのサイトが実現していたので、真似すればよかった。

次が苦戦するポイント「届けたい贈り物は何か?+届けたい日にどうやってお届けするか? 」  

これを実現するために、贈り物を届ける仕組みを一緒に考えてくれる花屋さん・お菓子屋さんと協業すること。

正直、今も試行錯誤中。考えるべきは2つ。


①贈り物のクオリティ
②商品以外でのやりとり

①②ともに「送ってみてからわかる」方が多く、初めてお届けする際はヒヤヒヤしています。「商品のクオリティは譲れない。料金以上のクオリティでお届けしたい」ですが、実際は商品内容よりも、前後でのやりとりの方が重要だと感じるようになりました。

オーエンズでは、商品販売以外にも4つのタスクがあります。

・発送情報の伝達
・商品代金の支払い
・商品に付属してもらいたいパネルの入稿&確認
・商品お届け画像の返送

これらのタスクを大切にすることで、オーエンズ に注文する理由が見えてくるはず。

2:税制・寄付ルール            寄付機能を検討しはじめた当初、今の日本において、法人が行う金品寄付はハードルが高いことを初めて知りました。

●寄附金の損金算入ルール=資本金の少ない中小企業は寄付が難しい   〔資本金等の額 ×12分の当期の月数×1000分の2.5+所得の金額×100分の2.5〕×4分の1=〔損金算入限度額〕
●現物寄付には4つのルールがあり、評価額の算出が難しい       1. 使用型の現物寄付
2. 支援物資型の現物寄付
3. 保存型の現物寄付
4. 換金型の現物寄付(換金主体が寄付者orNPO法人)

オーエンズは私が准認定ファンドレイザー(認定番号AC01452)を取得できたことで実現できる方法を見出せたこと、多くのNPO・財団の事務局長の皆様に意見をお伺いしながら仕組みをつくりました。

3:興行におけるルール           最後のハードルは、オーエンズのお届け先でもある「イベント会場」での置き場所でした。

・消防法:会場の大きさによって、通路幅、出入り口の数、避難経路の整備が厳密に決まっており、それを妨げる大きさはNG

現在オーエンズでは、502会場へのお届けができるようになっていますが、お届けするフラスタサイズ指定があったり、長期間公演の場合は中日にメンテナンスへお伺いするなど、会場・公演ごとに対応しています。  

最後に〜それでもEC事業がやりたい

ECは手がかかる・手離れが悪い事業と言われますが、本当にその通りです。

小売は多くの人の手を介して、1購入が生まれる事業モデル。       事業者どうしの信頼が形となって、お届けできる喜びは格別です。

オーエンズ機能開発については後編で!

#オーエンズ」というハッシュタグをつけてくださったnoteの投稿は、 一つ一つ大切に、すべて目を通していきます。わたしたち一人一人が「(あなたの)成長エンジン」であり、「(あなたを)応援する人たち」になりたいと思っています。


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