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夢解きのホロスコープの繋がり その7

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夢とホロスコープの繋がりは、古くはウィリアム・リリーが夢の意味を星から考えるやり方をこちらの本に書いています。

占星術家が申し込みを受けた瞬間やコンサルテーションの時間でホロスコープを立てて夢の意味を考えていきます。コンサルテーションチャートとも言いますね。リリーの時代は、夢を吉凶で考えていたようです。

さて夢チャートセラピーはユング心理学を考慮にいれたものですから、リリーのように吉凶では考えません。夢は良いも悪いもなく無意識からの今あなたに必要なメッセージだからですね。

ただ1回だけの夢解きと、コンサルテーションチャートとしてのホロスコープの繋がりを考える時、占星術家としては、全部ホロスコープと夢象徴を繋ぎ合わせたいところですが、夢の内容をあまり占星術象徴と繋ぎ合わせすぎると、無意識のエネルギーを削いでしまう感じがあります。せっかくの夢のわけのわからないエネルギーをそこで合理的に今までの知識を使って断定してしまうことが、もったいないと思うようになりました。

私は1回の夢解きであれば、コンサルテーションチャートからのあまり情報は使いません。参考程度でいいかなと感じます。

ただ。夢解きが長い時間になってくると、トランジットとネイタルの関わりも出てくると経験から思いましたので、そのあたりを自分の振り返りとしてまとめます。

私の場合、占星術の出生図でいうなら3年の夢分析はどこがテーマだったのかというと、ポイント大きく二つあります。10ハウス乙女座冥王星の意味と3ハウス水瓶座火星です。冥王星も火星も死と再生を表す蠍座のルーラです。蠍座は死と変容の意味がありますね。

過去の家系の中での見えていなかった物語や、一体化していた感情のドラマを理解したことによってこの二つの惑星のテーマが書き変わったように感じます。
そして無意識に外部に投影していたエネルギーの方向が内側に向かったのも大きな書き変えです。相手や環境に投影していると、内界にあるはずのものが外側にあると感じてしまいます。環境や相手が攻撃してくると思ってしまったり、怒りをぶつけたり、あるいは怖い相手に飲み込まれそうになって負けてしまったり・・という感覚に陥ってしまいます。それを心の底から変容させるのが夢解きでもあります。

夢解きと占星術をあわせたセッションをzoom、対面でしています。


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