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一枚の自分史:満蒙開拓平和記念館に行ってきました。

2021年6月24日
やっと、長野県阿智村にある満蒙開拓平和記念館に行くことができました。
4月に伺う予定が、緊急事態のために伸びていました。

父の物語「永遠のハルマヘラ~還ってきてくれてありがとう」
ずっと書けませんでした。

17〜19歳の満洲時代が謎のままだったのです。
やっと繋がりました。
満蒙開拓がどういうものだったのか?
何故、義勇隊にはいったのか?
あの時代のことを理解せずには分からないことばかりでした。

記念館にあった大切な記録の中で
子犬を抱いている18歳の父の写真がありました。
6匹の仔犬の親犬も写っていました。
そのシェパード犬の名はモリということまで分かりました。

満蒙義勇隊18歳子犬を抱いて

生きていたら100歳の人が18歳の頃のことです。
満蒙という遠い地のお話なのですが・・・
記録を残してくださった方がいたから
こうして繋がったのです。

移民政策の悲惨で暗い過去の
狭間の日常のなかで
そんな一コマの写真から
優しい風が吹いていました。

第1期青年義勇隊の記録を
しっかりと受け取ることができました。

記録と記録、記憶がつながって実相がだんだん見えてきます。
戦争をした前の世代との確執や葛藤・・・。
私たち団塊の世代が
平和を希求したエネルギーを
これからは次の世代への継承に
つなげていければと思います。

帰阪する新幹線の車中で記念館から届いたメール
平和という言葉の貴さに涙が出ました。

記念館に残された古びた写真には
まだあどけない顔をした少年たちが笑っていました。
見たことのない満洲の曠原に沈む夕陽が胸に迫って
泣けてしかたありませんでした。

電車が空いていてよかったです。
変なおばさんになってます。😅

来週から、7月いっぱいは学生支援のお仕事に集中します。
8月以降になりますが
この一枚の写真から、「父の一枚の自分史」をしっかりと書きたいと思います。

本当は早く書きたくて仕方ありません。

いつでも、必要な人が必要な時に
受け取ってもらえるように。
書いて繋ぎたいと思います。

そして、いつか孫を連れて行こうと思います。
ひいじいちゃんやあの時代の人たちから
もらった命を想いを受け取ってもらうために。

「繋ぐこと」
それが私たちシニアの役目だと思います。

記念館の方たちには
大切な記憶を、記録を守ってくださっていることに、心より感謝しかありません。

ありがとうございます。

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