BAR ground line

バー グラウンドライン/東京都千代田区神田神保町1-48-1 興生堂ビル102/200…

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バー グラウンドライン/東京都千代田区神田神保町1-48-1 興生堂ビル102/2002年開店/営業時間 17:00〜24:00 日祝休/席料無料 全席禁煙/皆様のお越しを心よりお待ちしております。店主 吉田 健吾 http://www.bar-groundline.com

記事一覧

王道を外すな

最近20年ぶりに「自家製チョコレート」のレシピを変更した。 今度のものは、いわゆる BAR の王道の「生チョコレート」タイプです。 (いつの頃からか、BAR の定番に収…

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ピカピカの・・・。

新年度が始まりましたね。 新社会人の方々、早く新しい環境に馴染んでいけるといいですね。 といいつつ、 新生人に限らず、我々ロートルも、何か新しい事を始めるのに良…

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3週間前
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素振り

寒くなったり、 暑くなったり、 お天気安定しませんね。 この季節は、毎年のデータを見ても、やっぱりお客さんの入り、 思わしくありません。 (この時期に限ったこと…

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1か月前
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失恋カメラマン

3日は東京マラソンでした。 昨年同様、写真を撮りに行こうと思ったのですが、 昼頃起きたらもう終わってました(笑。 ところで、 この「note」を含め、他の SNS でも…

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1か月前
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風呂上がりの BAR

もう「春一番」が吹いて、随分と暖かくなってきましたね。 そろそろ表へ出掛けたくなる頃。 皆様外食されてますか?? かくいう僕の場合、 自分自身が感染してはいけな…

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2か月前
89

年末に干し芋をかじっていたら、奥歯の詰め物がとれてしまった。 仕方ないので、歯医者さんへ駆け込んだ。 実はこの歯医者さん、旧友のやっているクリニックで、随分昔の…

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2か月前
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どこへ脱出するというのか

正月早々、下世話な話で申し訳ない。 毎年、年始のお休みには、当店「トイレの床」を塗り替える。 正確にいうと、同じ色(これがなんと銀色!!)で上塗りするのだが、 …

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3か月前
46

マンネリを極める

新年早々、必ずやる作業がある。 新しい手帳を広げて、 前年のスケジュールをそっくりそのままトレースする。 何月何日に、何をやって、どうしていたのか。 ・果物を使…

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3か月前
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僕の BAR としての原風景(2)

それにしても、 毎回「砂糖水」ではどうにも限界がある(当たり前だって(笑。) 意を決して、 親に抗議をしてみる健吾君。 さすがに不憫に思ったのか、 とある夏の終…

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4か月前
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僕の BAR としての原風景(1)

前回の投稿で、お店をやりたいというきっかけになった出来事をお話ししたので、 ついで、と言っては何だが、 僕の場合の「 BAR の原風景」のようなものを書いておこうと…

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4か月前
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シュポン!!

シュポン!! ようやく11月らしくはなってきたが、 先週までのあの気候は何だったのだろう。 昼間はまるで真夏の様な暑さでしたね。 お陰で、お店のよく冷えた炭酸水…

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5か月前
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被る店

長年やっていると、 お客さんの行っている店が、「被る」ことがある。 つまり、 「あの店に行っているお客さんは、この店にも行っている。」 てな具合に。 趣味趣向的…

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5か月前
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けっきょく「電話」世代

10月1日より「適格請求書等保存方式」(いわゆるインボイス制度)が開始された。 諸々検討した結果、当店この方式を選択することにした。 今後も賛否両論ある制度だと…

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6か月前
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御縁 BAR 誤嚥 BAR

中秋の名月でしたね。 「月や花などを愛でるようになったらもういい歳だ。」なんて言われますが、 綺麗なものは綺麗なのだから仕方ない。 しかしながら、 実際、22年…

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6か月前
49

信用の対価

どうにも横着なもので、 本来、開店前に済ませておかなければならない作業を、 お店を開けた後にやる習性が、 なかなか直らないでいる。 特に「表を履く」「植物に水を…

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7か月前
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2日、2週間、2ヶ月、2年・・・、??

コロナ騒動がひと段落して、 夜の街に人が戻って来たかというと、 他の街のことはよく分からないが、 こと神保町の錦華通りに関していえば、 まったくそんな様子はない…

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7か月前
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王道を外すな

最近20年ぶりに「自家製チョコレート」のレシピを変更した。 今度のものは、いわゆる BAR の王道の「生チョコレート」タイプです。 (いつの頃からか、BAR の定番に収まった感がある「生チョコ」であるが、ご存知の通り、熱処理をしていないという意味の「生ビール」や「生ハム」などと違い、「生クリームとチョコを合わせた」という語意だ。) 元々のうちの「自家製チョコレート」は、喫茶タイムをやっていた頃の名残で、「珈琲に合わせる」という趣旨で作ったもので、エスプレッソにビスコッテ

ピカピカの・・・。

新年度が始まりましたね。 新社会人の方々、早く新しい環境に馴染んでいけるといいですね。 といいつつ、 新生人に限らず、我々ロートルも、何か新しい事を始めるのに良い機会かと思う。 かくいう僕も、この「note」を隔週でやるようになってから、丁度2年あまり。 (元々コロナの緊急事態宣言下で始めたもので、その頃は平日毎日投稿をしておりました。あの頃はもっと大変だった・・・。) 「ようやく慣れた??」 なんてことは一切なく、 いまだに書いている時は、嫌で嫌で仕方なくて、

素振り

寒くなったり、 暑くなったり、 お天気安定しませんね。 この季節は、毎年のデータを見ても、やっぱりお客さんの入り、 思わしくありません。 (この時期に限ったことではないのですが・・・。) よく、 「暇なら暇で、やる事あるだろう。掃除とか、新規メニューの開発とか。」 なんて仰られる方もいますが、 確かに、ごく真っ当なご意見ではありますが、 人間そんなに立派に作られてはおりません(笑。 特に僕の場合は(笑。 掃除といっても、やることに限りはあるし、新規メニュ

失恋カメラマン

3日は東京マラソンでした。 昨年同様、写真を撮りに行こうと思ったのですが、 昼頃起きたらもう終わってました(笑。 ところで、 この「note」を含め、他の SNS でも、散々自分で写真を撮ってアップしているので、ちょっとお好きな方ならお分かりになられると思うが、僕は基本的に、 「写真の腕がちっともあがっていない」(笑。 建築を少しかじった経験のある者ならば、もう少し「拘り」のようなものがあっても良さそうなものだが、我ながら呆れるくらいそういうものがない。 おそら

風呂上がりの BAR

もう「春一番」が吹いて、随分と暖かくなってきましたね。 そろそろ表へ出掛けたくなる頃。 皆様外食されてますか?? かくいう僕の場合、 自分自身が感染してはいけないという思いから、 極力外食は避けていたところがある。 でも、陽気が良くなってきたからと言うわけではないが、 「もうそろそろ解禁してもいいかな」 なんていう思いも少しづつ芽生えている。 とはいうものの、もうすっかり「西側の店」(お客さんがひっきりなしの店、恵比寿や中目黒などのいわゆるお洒落エリアにある

年末に干し芋をかじっていたら、奥歯の詰め物がとれてしまった。 仕方ないので、歯医者さんへ駆け込んだ。 実はこの歯医者さん、旧友のやっているクリニックで、随分昔のことになるが、以前改装のお手伝いをさせて頂いたことがある。 久しぶりの来訪となったが(飲み屋ではないので(笑 )、 つたない設計のうえに、お店をやりながらの作業だったので、全く要領を得ず、 誠にもってご迷惑をおかけしたにも関わらず、 今でも大変綺麗に使ってもらっていて、 光栄の至りである。 ところで、

どこへ脱出するというのか

正月早々、下世話な話で申し訳ない。 毎年、年始のお休みには、当店「トイレの床」を塗り替える。 正確にいうと、同じ色(これがなんと銀色!!)で上塗りするのだが、 そんな手間のかかることを毎年する店なんて、あまりないと思う。 普通はタイルなりクッションフロアなりを貼って、はい終わり。 毎年メンテの必要な「塗装」などというのを、よりによってトイレに施すなんて、 よほどの馬鹿でもない限りやらないし、また、やっちゃいかん行為だと思う。 しかしながら、どういう経緯か、うちの

マンネリを極める

新年早々、必ずやる作業がある。 新しい手帳を広げて、 前年のスケジュールをそっくりそのままトレースする。 何月何日に、何をやって、どうしていたのか。 ・果物を使ったカクテルの開始日 ・煮込み料理の入れ替え ・桜の季節のロゼワインの発注 ・大掃除の準備 ・税金の支払日(涙 などなど それこそ、もう来年の年賀状の入稿日、年始のお屠蘇の作成日まで記入する。 忘れっぽい自分を見越しての、せめてもの防衛策だと思ってやってきたが、 だんだんそれがちょっとした「趣味」になっ

僕の BAR としての原風景(2)

それにしても、 毎回「砂糖水」ではどうにも限界がある(当たり前だって(笑。) 意を決して、 親に抗議をしてみる健吾君。 さすがに不憫に思ったのか、 とある夏の終わりの秋口に、 母親が自ら葡萄を絞って、それを瓶に入れて用意してくれました。 こっちは本物の「自家製ジュース」です。 やった。 これでなんとか格好がつく。 早速、当時よく遊んでもらっていた、ご近所の一年歳上の「シロカワ君(仮名)」を呼び出し、 (ちなみにこのシロカワ君。体力一本やりの僕と違って、頭

僕の BAR としての原風景(1)

前回の投稿で、お店をやりたいというきっかけになった出来事をお話ししたので、 ついで、と言っては何だが、 僕の場合の「 BAR の原風景」のようなものを書いておこうと思う。 前述の通り、うちの家庭は親がコーラとかファンタのような子供が一番喜びそうな 所謂市販のジュース類を全く買ってくれない家だったので、 たまに友達が遊びに来てくれても、振る舞う飲み物がない。 よその家では、それなりにそういった物を何かしら用意してありそうなものだが、 うちの家では、それが一切ない。

シュポン!!

シュポン!! ようやく11月らしくはなってきたが、 先週までのあの気候は何だったのだろう。 昼間はまるで真夏の様な暑さでしたね。 お陰で、お店のよく冷えた炭酸水に、ついつい手が伸びる。 乾燥も相まって、喉に沁み渡る。 ぐびぐび。 話変わって、 先日「瀬戸内しまなみ海道(広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ全長約60kmの自動車専用道路)」へ行ってきたという知人から、お土産を頂いた。 「すまき」や「母恵夢」などの懐かしい品々。 以前、ここにも書いたと思うが、僕の

被る店

長年やっていると、 お客さんの行っている店が、「被る」ことがある。 つまり、 「あの店に行っているお客さんは、この店にも行っている。」 てな具合に。 趣味趣向的なものが、 似たり寄ったりするのかもしれない。 うちの場合だと、 和食屋さんの「菊水」さんや、 おばんざい料理の「やまじょう」さん、 珈琲舎「蔵」さん、 などがそれに当たるかもしれない。 大変光栄であると同時に、 僭越ながらも、 なんとなく「分かる」気がするのも事実である。   ◆ うち

けっきょく「電話」世代

10月1日より「適格請求書等保存方式」(いわゆるインボイス制度)が開始された。 諸々検討した結果、当店この方式を選択することにした。 今後も賛否両論ある制度だとは思うが、 何卒宜しくお願い申し上げます。 それはさておき、 当方、こういった制度・登録に際する申請手続きが至極「苦手」である。 特にそれが、最近主流の「ネットからの申請」だったりすると、 輪をかけて苦手意識が強まる。 「別にそんなの誰だって嫌いだよ。」 と、言われるかもしれないが、 そういったレベ

御縁 BAR 誤嚥 BAR

中秋の名月でしたね。 「月や花などを愛でるようになったらもういい歳だ。」なんて言われますが、 綺麗なものは綺麗なのだから仕方ない。 しかしながら、 実際、22年もお店をやっていると 当然のことながら 店主の年齢も上がってくるわけで、 そうすると 必然的に お客さんの年齢層も上がってくる。 自然の摂理だ。 するというと、 どんな現象が起こるかというと、 まあ、これも仕方のないことなのだが、 ・「目がすっかり見えなくなって、メニューが読めない」 ・「体

信用の対価

どうにも横着なもので、 本来、開店前に済ませておかなければならない作業を、 お店を開けた後にやる習性が、 なかなか直らないでいる。 特に「表を履く」「植物に水をやる」「打ち水をする」 といった、 直接営業に関わりがないものは、常に後回しで 「店始まってからでいいか。どうせ開店直後なんて暇だし。」 なんて、たかをくくっていて 常習化しているところさえある。 よろしくない。 そんななまくら店主を叱咤するように、 たまに、5時ぴったりの来店があったりすること

2日、2週間、2ヶ月、2年・・・、??

コロナ騒動がひと段落して、 夜の街に人が戻って来たかというと、 他の街のことはよく分からないが、 こと神保町の錦華通りに関していえば、 まったくそんな様子はない。 一瞬、賑わったと思っても、 またすぐに静かな街に舞い戻る。 一進一退。 そうすぐには「元の世界」には戻ってはくれないようだ。 ところで、 これは、コロナがあったから、どうこう言うわけではないのだが、 この街で店をやるにあたって、長年かけて身に付いた習慣というか、 「暇になっても落ち込まない術