アワセル”UNROCK”の話3
今回は僕がどういう風にギターをダビングしてるかってところを曲ごとに書いてみようかと思う。
まぁ曲順にいってみましょうかね。
まずは”PHANTOM"から。
この曲は8月下旬になって依頼が来てね、K2R曲だしEDMだしどうギター入れようなってちょっと考えたんだけど、K2R氏だしカッティングかなって。彼はシックのナイルロジャースが好きみたいだよね。僕も好きですよ。僕はデュランデュランで弾いてるナイルロジャースが好きなんですよ。DuranDuranのアルバム"Notorious"ってアルバムは結構お手本ですね。ナイルロジャースがプロデュースし全編に渡りカッティングはナイルロジャース。そしてリードギターはウォーレンククルロ。DuranDuranはこのアルバムしか知らないんだけど、80年代当時日本のスタジオミュージシャンたちはウォーレンククルロをかなりお手本にしてたと思います。でも全然真似できない。ナイルロジャースなんて尚更ですよ。カッティングの神の1人ですからね。でもちょっとだけ意識しつつもアワセルになるように考えました。
僕がアワセル曲をやるとき音色について考えるんだけど、今回からデジタルのマルチエフェクターを導入したので、最新のモデリングサウンドを使いました。おかげで選択肢が増えたので、音色の選択として、まずはモダンorヴィンテージ?ってところを考えます。この曲が求めているギターサウンドがモダンなのかヴィンテージなサウンドなのか。アワセルは古い音楽にも多大な影響を受けているし、アレンジのパーツによってもクラシックなポップスやロックにも新しいロック、ポップス、EDMなどにも影響受けてますよね。だから一曲の中でも変化がある。もちろんそこで自分の音色を押し通す選択もある。でも僕は曲が求めている音色、作曲編曲者が表現したい世界にあった音色を選択したい人なので音色は結構変えてます。
この”PHANTOM"はEDMなんだけど求められるサウンドはヴィンテージだと感じました。なのでモデリングでテレキャスター→ダイナコンプ→フェンダーツインという感じにしました。70’sのディスコとかの感じ。テレキャスターは持ってないんでこれもモデリングです。あと間奏のユニゾン部分はプログレ的ですよね。ここもヴィンテージですね。ここは、YESのスティーブハウやクリムゾンのロバートフリップのようなイメージあったので、ギブソンのフルアコースティック→ファズ→メサブギーコンボでやってみました。うーんマニアックだな。ここは結構ハマッたような気がしてます。
そういえば頼まれてないのにカッティング弾きましたww。そう聞いてみてなんか物足りなかったんですよね。あと間奏だけギターが出てくるっていうのは違和感が僕にはあって勝手に弾きました。まぁ使う使わないはアワセル次第なんで弾いておいても問題ないんでね。アルバム聞いたらK2R氏はギターを左右にパンしたりして遊んでますね。
今日はそんなとこで。しかし内容マニアックだなぁーw
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