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火報屋の使うビス



写真に番号を降っていますので合わせてご参照下さい。



①コーススレッドビス
主に木用ですが、軽量下地にも使えるので普段使いに使用されます。感知器の取付に最適です。
軽天下地に強く締め付けようとすると穴が馬鹿になってしまうので、重量のある物を取り付ける際はオススメしません。

②ボディビス、ボックスビス
プルボックス等既にメねじが切ってあるビス穴に使うビスです。ビス穴が腐食したり無理に締め付けない限り何度でも利用できるのが特徴です。
通常M4が使用されます。

③タッピングビス
鉄板用。下穴を開けることで鉄にビスを効かせられます。
通常M4が使用され、3mmの下穴を開けてねじ込みます。
軽天下地にもしっかりと効くので総合盤の裏ボックスを軽量下地に確実に留める事ができます。
又、カールプラグという物を使用してコンクリートやALCに使用する事も可能です。
推奨はしませんが駄目になったボックスのビス穴に使う事も出来ます。

④テックス、ピアス、一発ビス
タッピングの先端がドリルになっていて、下穴を開けず鉄板に留められるビスです。用途は③のタッピングビスと同じです。
下穴を開ける必要がない分高い施工性を有しますが、ドリル分ビスが飛び出てしまうので、打ち込んだ先にゆとりがなければいけません。

⑤コンクリートビス、ノーカールビス、青ビス
コンクリートに下穴を開けて使用します。
ネジ山が揃っていないのが特徴。
通常はM4を使用し、下穴は3.4か3.5mmを開けます。下穴は使用するビスの長さやコンクリートの状況によるので、先ずは3.4mmで試し打ちした方が良いです。
昔は青く塗られていたので青ビスと呼ばれ、今でもその呼び方が残っています。

〜ビス頭の種類〜
ビス頭は様々で用途によって使い分けます、代表的な3つを紹介します。

⑥皿
見たまんまの呼び方です。
上面が平らになっているので石膏ボードや木に打ち込んだ時、仕上げ面より深く打ち込む事が出来ます。ドリルビットとの食いつきがいいので強い力をかけることが出来、多少斜め気味に打ち込んでも締まります。材料に対して斜めに力が加わるので締付けるとき材料がずれやすいデメリットがあります。

⑦鍋
これも見たままですね。
打ち込み面が平らになっているので締付け時材料が動きにくくなります。平ワッシャーを使用する際はこの鍋ビスを使用します。

⑧トラス
鍋より薄く、頭が大きくなっています。
薄さにより見た目がスッキリする為、仕上がり面に使用します。改修工事で器具が新しくなるとき、既存器具より新品の方が小さくなっている事が多いです。
そういった場合何らかのパネルで既存開口を塞ぐ事になると思います。そのパネルを固定する際トラスビスを使用すると仕上がりが綺麗になります。

あと材質についてですが屋内で湿気のたまらない所は鉄、屋外や湿気の溜まるところではステンレス製を使用すると良いです。

以上簡単ですがビスの説明をさせていただきました!新人教育に役立てば幸いです。

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