2020.9 サバキZ解説
はじめに
こんにちは、紅蓮です。
今回は、告知から1ヶ月ほどお待たせしてしまっていたサバキZの解説記事第2弾です。
昨年公開しました記事(https://note.com/grnnote/n/ne8133824a952)は皆さんから沢山のお褒めのお言葉を頂きました、この場をもってお礼を申し上げます。
ありがとうございました。
今回は新たな要素として解説付き対戦動画を導入しております。
動画に関しましてはTwitter等でも御要望の声が多数御座いましたので、編集について右も左も分からない状態ではありましたが自分なりに工夫して作成致しました。
決して完成度の高いものでは御座いませんが、参考になれば非常に幸いです。
内容についてですが、今回の記事は現環境での構築基準やプレイ選択といった応用的なものとなっておりますので、
「まず基礎を身につけたい!」という方は昨年度の記事(https://note.com/grnnote/n/ne8133824a952)をお読みください。
基礎の部分は執筆から1年経った現在でも通用する部分ですので、まだ読まれていない方には非常にオススメです。
昨年は有料にしておりましたが、現在では無料で公開しておりますので是非お読みください。
それでは本題に触れていきます。
現環境におけるサバキZの立ち位置
現環境のサバキZの立ち位置はかなり良く、環境で大多数を占めるデッキタイプに基本的に優位に立ち回れます(画像参照)
対面毎に先手後手での相性差や、細かい採用カードの違い等もあるので、ここで示した勝率はおおよそのものとなっています。
また、こちら側が対面に対して構築段階で寄せることも出来るので、寄せた場合はサンプルの勝率から更にブレが発生します。
デッキ構築について
現環境では2通りのデッキ構築があると僕は考えています。
この2タイプです。
1つ目のリストについて
とてもオーソドックスな型です。
このデッキタイプの目標地点である達閃サッヴァークを軸に、それを補強する為のナンバーナイン、見たか?を4枚採るといった自分の動きに重点を置いて組まれているタイプです。
【利点】
バーンメアやドラグナーといった元々デッキタイプ的に有利な対面に対して、取りこぼしの無いようにより強く出られる構成
【欠点】
バイクや不死鳥NEXTといったメタ外の対面に対しての詰めがどうしても甘くなる
2つ目のリスト
1つ目のリストから見たか?とナインを1枚ずつ切り、ロージアとサッヴァーク†を採用しています。
ロージア&サッヴァーク†のパッケージによって、より様々な対面に対して幅広い選択肢を取れるようになっています。
【利点】
幅広い対面に対して対応することができる。
【欠点】
本来採用してあった見たか?やナインで出来ていた動きが取りづらい、もしくは取れないので1手ミスをするとドミノ倒し状にミスが続き、ゲームプランが崩壊する。
初手セットの段階からサッヴァーク†等の見切りを付けなければならないので、非常に判断力を要する。
こんな感じの違いがあります。
まとめると、
1つ目は動きが単純で扱いやすいが抜け道が多い
2つ目は複雑だが抜けにくい
といった感じです。
長所短所を踏まえての採用候補
ここまで、2つのリストを挙げて説明をしてきましたが、やはり環境の読み方によって構築は左右するものです。
そこで、僕が普段不利な対面に対して、どんなカードを採用しているかを画像でまとめましたので参考にしてみてください。
※元々有利な対面には基本的に寄せなくても勝てるので掲載していません
その他の不利対面は大概、
”無理に対策をすると構築が歪んで何にも勝てなくなる”
対面なので、対策はかえって逆効果になります。
また、このデッキタイプがどうしようもないカードの代表例として
伝説の禁断 ドキンダムX が挙げられますが、最近出たとあるカードで簡単に対策が出来ます。
これです。
似たような対策カードにダンテ&ロージア(前年度記事参照)がありますが、こちらは単体で使いやすく、従来の2枚分のスペースを圧縮でき、構築が歪まないといった利点があります。
他の対面にも応用して使えますのでなかなかおすすめです。
各対面への立ち回り
ここからは各対面への立ち回り解説です。
最初に掲載した【現環境における立ち位置】に記載してあるものである8タイプを記載しています。
また、バーンメア、ドラグナー、ギャラクシールドに対しての立ち回りについては、解説を付属させた対戦動画をこの記事内限定で公開しますので、よろしければそちらも見てください。
撮影にはigrek(@DM_igig)さんに御協力して頂きました!
2人共結構頑張ったんで労いのコメント等を頂けるととても嬉しいです。
また、今回の動画では記事下部に掲載している龍星杯3位のデッキリストを使用しています。
入賞時の戦績・構築
2020.8.7 はっちCS/1位
当時はバーンメアが多く、それに次いで不死鳥NEXT、バイク等のナインじゃ対処しにくいアグロが存在していたのでロージアカリバーを採用しています。
2020.8.23 龍星杯 /3位
ロージアカリバーは続投で、優勝した時のリストからはバツトラが抜け、ルーベライノが入っています。
1ターンでも早くロージアカリバーを揃えたいので積みました。
2020.9.3 スキップCS/2位
打って変わってナインが入っています。
以前のリストからは、
ロージア、カリバー、ルーベライノが抜け、
見たか?、ナイン、ショッカーダンダルが入りました。
メインデッキの変更は増えつつあったカリヤドネを重く見て。
ショッカーダンダルは以前からちょこちょこ採用しており、見たか?を4枚採る際にGRでフィニッシュに貢献できるカードが欲しかった結果となっています。
今回の記事はこれにて終了です。
前回の記事のように後日に追加する流れは現状未定ですが、沢山質問が来たり、結果を追加で残したりすると更新することになると思います。
今回もご購読ありがとうございました。
Twitter等で感想を頂ければ嬉しいです。
それでは失礼致します。
追記
(9月21日)
幻龍×凶襲 ゲンムエンペラー!!!が発売されましたね。
発売初日である昨日のCS結果でも、新弾のカードを採用したリストを見かけました。
その中でも特にこのカードに目を引かれました。
こいつ、丁度サッヴァークを破壊できるんですよね。
初日からこのカードが入ったムゲンクライムの入賞報告を見かけちゃったので、パスオクタンの採用がより強固なものになったのではないかと思います。
まあ元から入ってますけどね。
(9月24日)
9月21日はっちCS ベスト8
ドラグナーの増加を実感した日でした。
今後のドラグナーの流行度次第ではサッヴァーク†や、やりすぎな気がしますが龍終の採用も検討しています。
10月10日 玉出CS 4位
カリヤドネのZEROハンドに対して、次ターン以降に対抗出来る2種呪文軽減GRを採用。
ZEROハンドにはテュラーでも対抗出来ますが、ネイチャーヴァイカーやドラグナーとの兼ね合いも込で今回はマジカルイッサを採用しています。
11月29日 心斎橋CS 優勝
ドギラゴンを中心にヤドネ、ギャラクシールド、サバキZを多く見かけたので、ミラーマッチやその他対面に対して強いナンバーナインを2枚採用しました。
また、以前はランジェスだった枠をパスオクタンに変えることによって、サイバーエクスからゼンノーを守ることをメインに、その他の細かい動きも補完しています。
パスオクタンは本当に自由枠だと思うので、ランジェスやバツトラ等との変更も全然検討できます。
サッヴァークの返し方
最近、ギャラクシールドをはじめ、サッヴァークが採用されてるデッキタイプをチラホラ見かけます。
そういえば紹介してなかったので、今回はサッヴァークが互いに並んだ際の簡単な返し方を紹介します。
それは
・表が合計1枚の時にサッヴァークで相打ちを取る
です。
画像のように自分のクリーチャーをぶつけて剥がすのも良いですし、こちらの盾に表のカードが多い場合はある程度回収してから相打ちを取るのも良い手です。
また、表のカードを1箇所にまとめておいて、転生で回収、そこからサバキZを使い魂穿ツ煌世ノ正裁Zを使うことによって相手に表のカードを消費させることが出来ます。
やや複雑ですが、覚えておいて損は無いテクニックなので是非覚えてみてください!
殿堂施行後の環境を考えてみる
こんにちは、紅蓮です。
先日新殿堂が発表されましたね。
「次の環境悪くなさそうだな」と思いながら、今まで次環境のリサーチ&構築案を思考していました。
そこで、ある程度形としてまとまりましたので、僕の考えていた内容を可視化して皆さんに共有したいと思います。
まずこちらがざっくりとした殿堂施行前の環境と、殿堂施行によって弱体化したデッキタイプをある程度の範囲でまとめてみました。
ネバーループやダムド等がありませんが、そこまで含めていたらキリがないと考えたので今回は省略しました。
とりあえず、新環境においてはここで被害がなかったデッキ+殿堂施行日に発売される十王篇第4弾のカードを使ったデッキで構成されていくと建前を立てて考えていきました。
そこで、前環境で残ったデッキに対して、おおよそ【堅珠ノ正裁Z】が有効であると考えました。
新弾のカードを使ったデッキに関しては何とも言えませんが、それを踏まえてもなかなか悪くないカードチョイスなのではないかと思います。
堅珠を採用したサンプルリストを置いておきます、良ければ参考にしてみてください。
今回の追記は以上になります。
僕自身、このデッキタイプを理解しているつもりではありますが、自分の動きを通しに行くデッキではない以上、環境の変わり目では構築やプレイの指標がブレやすいといった特徴があるので、何か気になることがありましたら僕のtwitterアカウントのDMでお気軽に相談してみてください!
2020.12.20 心斎橋CS 優勝
以前紹介した堅珠の採用を見送り、この記事で紹介している2つめの構築をベースに使用しました。
【堅珠不採用の理由】
・環境がある程度固まると特定の対面に対して強いカードではありますが、そこまで環境が固まっていないと感じたので
ですので、今回は広く浅くをコンセプトにした構築を使う運びになりました。
1つ反省点を挙げると、GRのポクタマを使い回すために、ポクタマ1枚をダンダルダに変えても良いのではないかと感じました。
オリジナルフォーマットでのプレイスタイル
お久しぶりです、紅蓮です。
年が明けて新たにオリジナルフォーマットが開始されましたね。
本来、ある程度の情報を収集してから記事に追記をするつもりでしたが、世界情勢による影響で情報を収集する前にCSが激減してしまい、結果的に遅れた形での更新となってしまいました。
とはいえ、新しいデッキタイプというのも特には見当たりませんでしたので、今までに調整した経験を踏まえての環境考察となります。
それでは紹介していきます。
構築はこんな感じです。
アドバンス構築から次元・GR関連である見たか?とロージア、ロージアと合わせて採用していたサッヴァーク†を不採用にし、その枠をダイヤモン将と既存のカードに変更しました。
ダイヤモン将の採用理由
採用理由はこんな感じです。
端的にまとめると、
絶十に依存せずにプランを組めるカードを採用することで、より勝ち筋を太いものにする
といった感じです。
また、絶十に依存しないと説明しましたが、
・絶十での展開プラン
・ダイヤモン将でのリソース確保プラン
共に、お互いのプランを嚙み合わせることがとても容易であるので、どのプランを採っても、安定したフィニッシュを目指せます。
採用候補カード
現状の採用候補カードです。
どれもそこまで見かけるカードではないので、使う側も使われる側も覚えておくと良いかもしれません。
簡単な立ち回り解説
VSダムド
現在無料で公開している2019年度版の解説記事でも掲載した通り、4t目の絶十着地ではなく、トライガードを使用しリソースの確保を目指します。
ある程度のリソース(例:1tで絶十+大型クリーチャー複数を展開できる手札とマナ)を確保できらなら、そのまま1tでロックを仕掛けます。
VS朱雀
基本的にダイヤモン将を探しに行きます。
サッヴァーク、もしくは達閃が両方とも有効な対面なので4t目に【絶十+それら+手札に次ターン以降のリソース札】が揃っていればそのままプレイする選択肢もありですね。
VS5C
サッヴァーク+ナインを目指します。
ただ、ドキンダムアポカリプスで抜けられたり、そもそもニコルボーラスが重かったりするので、この対面を意識するなら構築段階でミラダンテ等を採用し、それらを引いた際もハンデスされないようにトラガで隠すといったプレイが必要になってきます。
質問箱でリクエストいただいた5Cと朱雀、そこにダムドの解説を付け加えました。
その他に関しましては数が多すぎるので、掲載のリクエストがあり次第追加しようと考えています。
今回のオリジナル考察は以上になります。
リアルでのCSはありませんが、リモートでのCSはありますので、これからも頑張っていきましょう!
皆様からの良い報告を心待ちにしております!
2020 2/7リモートCS 使用リスト
リモートCSに数回出て思ったことは、
・回を重ねるにつれてダムドが減り、閃系統が増えているような気がする
でした。
本来今回はダムド+その他に比較的有利、閃系統に先手後手で勝率がブレる、ゼロルピアジョー星を使うつもりでした。
ですが、先述した通り閃系統の増加を感じていたので、今回は閃に有利が取れる構築のサバキZを使用しました。
【簡易解説】
この構築の特徴であるDNAスパークですが、使い勝手は見たか?に似たものになっています。
その上で、踏めばほぼ確実に1ターン帰ってくる&赤黒系の大王ジャオウガに対して龍断以外の回答として採用しました。
見たか?と違って手打ちはそこまで強くないですが、踏んだ時にはそれを超える強さを発揮できるので、閃系統をメインとして考えるのであればとても強力なカードだと思います。
2020.8/23 サンプルリスト追加
王来篇拡張パック第3弾より、絶十<九極.Star>が公開されました。
絶十というワードに脊髄反射で反応したものの、
能力としては鬼羅.Starを初めとしたデッキタイプにおけるフィニッシャーといったイメージを抱きました。
しかし、
・穿ツ、龍断と並ぶGストライクでの受け性能
・比較的緩い進化元(光生物orレクスターズ)
・ダークネスをはじめとした特殊なカードへの対応
・種族
等、サバキZにおいても検討の余地があるカードなのではないかとも考えました。
(1枚目:アドバンス 2枚目:オリジナル)
認識としては早期着地しても役割を持てるダンテって感じで採用しました。
アドバンスでは絶十+達閃orナインの盤面を優先したいと感じ、無理をしない範囲での採用を意識して1枚。
オリジナルではボルシャックを多く見かけるのと、赤単に対して受け札として使えるフィニッシャーとして、アドバンス環境より優先度は高いと感じ2枚を採用しました。
今まで採用候補にあったカードとはまた一風変わった能力を持っているので、今後の環境によってはかなり強力なカードとして運用していけるのではないかと思います。
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