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2019.10 サバキZ解説


この記事は僕が愛用している"サバキZ"というデッキタイプについての解説記事です。

初心者の方は①から、
ある程度分かっている中級者の方は⑤から、
お読みいただけると、より効率良くお読みいただけると思います。


1.まずサバキZって?

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サバキZとは一般的に、絶十サッヴァークや絶十ハイオリーダとも呼ばれており、光文明をメインカラーとしているデッキです。

僕は呼びやすいので、この記事では"サバキZ"と呼んでいます。


サバキZを他のデッキと比べた時の大きな特徴は、

・裁きの紋章というタイプのカードを使う
・お互いのシールドゾーンを駆使して戦う

主にこの2つです。


2.どんな動きをするの?

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主に、この絶十を軸にして相手に対して有効な大型クリーチャーを投げていきます。

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また、固有能力である"サバキZ"によって相手ターンでも手札からカードをプレイ出来るので、並の攻撃はカウンター出来ちゃいます。

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実際の動きはこんな感じです。


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また、誤解されやすい動きとしてトライガードと絶十が絡んだ時のものが挙げられます。

処理順は画像のものが正しいので、覚えておいて損は無いですよ。

3.環境においての有利・不利は?


僕が普段行っている調整メンツとの結果と、CSでの戦績を元におおよその割合を出しました。

ネクスト…9割
アナダムド・ハンデスダムド…7割
青魔導具…7割
赤青覇道…6〜7割
ロマノフ…6割
赤白サンマックス…6割
シータミッツァイル…6割
ジョルネード入ジョラゴン…5割
青白スコーラー…5割
Jミサイル…4割

割合を見ても、勝率は全く悪くないですね。


4.ならなぜ母数が居ないのか?


その原因は確実にプレイングの難しさだと思います。

各対面に対する立ち回りは勿論ですが、自分の動きに対する理解度も大きく影響してきます。

そもそもちゃんとしたプレイが無いと何に対しても勝てないのがこのデッキです。


次以降、このデッキのリスト、採用理由、テクニック、各対面に対する立ち回り等説明していきます。

宜しければご購読お願いします。


5.デッキリスト

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現環境におけるリストは2つあると僕は考えます。

1つ目のリストは殴ってこないデッキタイプが多い環境で強く、

2つ目のリストは殴ってくるデッキタイプが多い環境で強いものになっています。


わかりやすく説明をすると、

1つ目のリストはアナダムド、ロマノフ、青白スコーラーに寄せていて、

2つ目のリストは覇道、NEXT、赤白に寄せています。


ですが、1つ目のリストでも2つ目で紹介しているデッキタイプにも勝てますし、逆も同じことが言えます。


6.採用理由

【4枚】

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初動だけでなく、軽減のスタート要因、軽減の中継ぎ要因といった2コストならではの役割を多く持っています。

比較対象に堅珠がありますが、こちらは腐るタイミングが滅多に無いのでこちらを優先して採用しています。


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破面と同じく初動の役割を持ちながら、ボトム固定によるLOの抑止、集結と違い山札をあまり減らさずにサーチできる、という風に山札から余計なカードを回収しない為の役割も多く持ち合わせています。


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絶十を踏み倒す役割を持ちながら、転生2枚を使い回すことによって他のカードも一緒に使いまわせるリソース源です。

また、集結を1アクション中に複数回使用しリソースを確保したり、ミラダンテの着地にも使用するコンボパーツなのでこの枚数です。


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書いてある事は非常に単純で、1:2交換のように見えますが、盾回収をした際に手札に戻ってくるので実は1:3交換になっているといった恐ろしいリソースカードです。

サバキZで打った際にも2:3交換を行ってくれるので、このデッキタイプのリソースが尽きない理由になっています。


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4t目の盾回収カードであり、集結を1ターンで何度も繰り返し使用出来る原因であり、盾0の状態からリカバリーできる原因であり、なおかつ次ターンに使えるマナを増やせるスーパーカードです。

有れば有るほど勝ちに近付き、ピンチの盤面を返せるほぼ唯一のカードなのでこの枚数です。


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軸となるカードです。

裁きの紋章ではないですし、手札も増えないのでリソース面では他と見劣りしますが、それでも尚他を圧倒するカードパワーを持っており、ゲームに絡むか絡まないかで勝敗が変わるカードなので4枚採用しています。


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サバキZを持ちながら盤面からクリーチャーを退かせる唯一のカードです。

バイクが多かったり、そもそも殴ってこないデッキが多い環境だと1枚削るのも候補になる枠ですが、現環境は殴ってくるデッキも多く、青白スコーラーやシータミッツァイル等貯めるデッキでも盤面に触れることで大きな痛手を負わすことができる為、この枚数になっています。


【3枚】

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非常に強力なドローソースとしての一面や、1ターンで呪文を連発出来るようになるコスト軽減、殴るデッキに対してのブロッカー…と非常に多い役割を持てるカードです。

ですが、ハンデスがあまり環境に居ない上に、ダムドには出すタイミングが非常にシビアなカードであり、その上使いたいタイミングは序盤じゃなくて中盤以降になってくる環境なので他のカードに1枠割くことになりました。


【1〜2枚】

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青魔導具を見るなら必ず2枚は欲しいカードです。

能力は書いてある通り、非常に強力な除去耐性を自クリーチャーに与えるものですが、自分の盾を削ることも多い為、過信しすぎるとリソース不足で負けてしまいます。

見た目以上に使い勝手が難しいカードです。


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主に覇道、ついでに不利対面である墓地ソース等様々な殴ってくる対面に対して強いカードです。

2つのリストの内1つ目は殴ってくる対面を意識しないので0。

2つ目は殴ってくる対面を意識しているので2、と見る対面によって採用、不採用が分かれるカードです。


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現環境においてはアナダムド、シータミッツァイル、Jミサイル、ロマノフ、NEXT、ジョラゴン、等幅広い対面に強く出れるカードです。

絶十無しでも4→6のプランが取れる上に、それでも十分に強い為3枚目の投入も考慮出来ます。


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現環境において、青白スコーラー、ロマノフ、覇道、それに次いで青魔導具に対するフィニッシャーです。

上記の4対面は全体的に見ると少母数である為、多くても2枚、他に枠を譲って1枚でも良く、ロックする際くらいしか使わないカードです。


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手軽なフィニッシャーであり、盾0からの復帰もこなせる器用なカードです。

ですが、現環境の殴ってくるデッキタイプは基本的に速度が早く、4t絶十スタートで間に合うか間に合わないかといった所で、そうなるとGR召喚による展開もあまり期待できません。

そうなると、後出しで返せるサッヴァーク†を優先する事になるので2つのデッキレシピのような違いになります。

なので、コントロール系統に対するこのカード、ビート系統に対するこのカードという風に使い分ける必要が出てきますね。


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超次元ゾーンの8択の中から、その場に応じたカードを選べる、このデッキにおいて間違いなく1番強いカードです。

超次元ゾーンのプレイ基準は後述します。

また、盤面を広げながら光文明でデッキが纏まっているのでシールドセイバーの利便性が他のロージアを採用しているデッキの倍以上向上しています。

自身のシールドセイバー付与効果も込みで本当に強すぎるカードです。


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ダンテナインのロックを決めて殴り勝つのがこのデッキの主要プランであり、片方で詰むデッキが多いので1枚採用しています。

クリーチャーのロックは基本的に達閃でもある程度代用出来るので最低枚数の採用になっていますが、環境によっては2枚採用するのもありだと思います。


【GRゾーン】

まとめて説明します。

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受け札枠です。

ランジェスはリリアングを破壊しないパワー、

ティツィはグッドルッキンを打ち取れ、

バツトラは殴れつつ、ルーギリンを止めれて逆瀧をケアできます。

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パスオクタンは除去回避。

ポクタマたまはダムドを始め、ロマノフ、オーラ、墓地ソース等コアなデッキタイプに強く出れます。

ルーベライノの枠は好みですが、僕はダンテナインというゴールがある都合上、1ターンでも早く達成出来るためにルーベライノにしています。


【超次元ゾーン】

よく使う順に上から

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主にフォートレス面のレオサイユで使用します。

ダムドを始め、覇道、ジョラゴン、等盤面を取ったりコントロールを得意とするデッキタイプに対して異常な程の耐性を発揮します。

除去耐性だけならサッヴァークでも変わりないように感じるかもしれませんが、こちらは除去耐性+リソース回収+サバキZでのカウンターといった到底他のカードでは出来ないことが出来ます。

ロージアの強みの半分以上はこのカードです。

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達閃の横にロージアを一緒に立たせたい時にも使いますが、青魔導具対面では最速で投げると先手ではそもそも呪文を1度しか打てず、後手でも達閃をカージグリで返しながらガリュミーズと他のセットを持っていないといけないといった要求値が高すぎる盤面を作れます。

龍解すると超絶ラッシュもケアできます。

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基本的に裏面のエバーラストを使用します。

青魔導具に対してエバーラスト+ナンバーナインの盤面を作ることで、それ以降超絶ラッシュが打てなくなります。

エバーラストはシャッフやギャプドゥ等をケア出来ないので注意が必要です。

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よく採用理由を聞かれる1枚ですが、これじゃないと勝てない盤面は存在します。

それは、禁断とボルドギがセットで採用されているデッキです。

いくらダンテナインでロックしてもボルドギは出てきます。

そんな時はこのカードで3回殴って最大18枚の山回復を行い、それ以降は相手の山が切れるまでずっとターンを返します。

ホントにこれしかないです。

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ほぼ使わない4枚です。

CSで使ったタイミングを紹介すると、

エンドレスヘブン…ハイオリーダ+GRブロッカーで半無限ブロック

シエル…ロージアのマナ武装が無い状態で赤単に投げました

レッドゥル…制限時間が来た際に殴る為に使いました

ホワイティ…盾0の状態でガリュザークを止めました

基本的に他のカードの方が強いですが、ごく稀に使用タイミングがあるイメージで大丈夫です。


【採用候補カード】

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現環境なら主に覇道対面でのみ欲しくなるカードです。

他の対面にはあまり刺さらない為、今回は不採用です。

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3t目に打つのも強いですし、後半ついでに打っても強いカードです。

ですが、スペースの都合と高速環境での即効性の無さを考慮して不採用です。


GRと超次元は今のリストで足りているというのが現状です。


7.覚えてて損しないテクニック編


・こちらの盾にカードを置く場合

相手が殴ってこない対面なら

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殴ってくる対面なら

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重ねずに広げておくと、この場合だと3点目以降必ず裁きの紋章を割ることになり、煌世を繰り返し使える可能性が上がります。

ただし、青魔導具に限っては例外で、重ねておくとウキドゥで一気にリソースを失うので、分けて置くプレイが必要になってきます。


・相手の盾にカードを置く場合

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基本的に、殴る時の事を考えて、1つの盾に寄せていきます。

しかし、このプレイにも例外があり、例えば


・青魔導具のウキドゥ、Hセンボン
・ダムドのギャブル、ウォズレック
・Jミサイルのハナコ
・赤白のリリアング

等、裏目が存在する対面がそこそこあります。

そういった対面に当たった際には、1箇所に纏めずにバラけさせたほうがいいですね。


・山札が2枚しか無いけど、サッヴァークで攻撃したい場合

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この場合は自分のシールドを0にして、ブレイク時に表で追加を2回宣言することによって、山札を減らさずに攻撃が出来ます。

サッヴァーク†も同じ処理で攻撃ができますよ。


・革命0を発動しながらミラダンテを軽減して出したい場合

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文章じゃ非常に分かりづらいので画像を参照してください。

この方法でダンテを出すには、盾を取るカードは別として、

盾の枚数-1=転生の必要枚数

が必要になってきます。


・ロージアとサッヴァーク†で受けるプラン

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ロージアでサッヴァーク†にシールドセイバーを与え、サッヴァーク†の"置換効果ではない"耐性能力でシールドセイバーをしても盤面に残り続け、盾を割られない盤面を作る、といったプレイです。


・レオザワルドとサッヴァーク†で敗北を回避する

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レオザワルドの敗北置換能力でサッヴァーク†を指定します。

サッヴァーク†は場を離れないので、これが繰り返され、山札が0枚でもゲームを続行出来ます。

山札を0にすることによって、ドキンダム等が禁断解放し、封印を付けることになっても、付けられる封印がないので盤面は全く変わりません。


8.各対面に対する立ち回り


vsNEXT

煌世またはサッヴァーク†をキープすると、まず負けない対面です。

ミラダンテがゴール地点となるので、そこを目指してプレイすることにより、プレイ基準も定まっていきます。

キーカード:煌世、サッヴァーク†、ミラダンテ


vsアナダムド

序盤はトライガードと集結を駆使して自分のリソースを整えます。

最速で絶十からサッヴァークを投げても、ヴェルデダムドで返されるだけなのでやめましょう。

中盤以降、相手の盤面が何も無い状態だと達閃を出すだけで勝ちに一気に近づくので、こまめに盤面を返して行きましょう。

また、盤面にコマンドが数体いても、転生、煌世絶十、トライガード煌世、達閃といった感じで盤面を返しながら達閃を出せるので、出来たらまあ勝ちです。

最終的な目標地点はサッヴァークと達閃を盤面に残すくらいなので、要求値は非常に低い対面になっています。

そして、この対面ではダイヤモン将が1ターン場に残るだけで大きく試合が傾く事になります。
ですが、出すタイミングを誤ると、盤面にダムドが残ってしまい、負けに直行してしまいます。

ダイヤモン将を出す、ある程度の基準は


・相手のマナにヴェルデかダムドのどちらかしか無い
・こちらが先行で、なおかつ相手の初動が無い場合
・相手が手札を使い切った場合
・ダイヤモン将を出した後に何かしらのアクションが出来る場合

このような場合です。

キーカード:トライガード、集結、ダイヤモン将、達閃


vsハンデスダムド

主な立ち回りはアナダムドと同じです。

1つ違う点は、ダイヤモン将がまず盤面に残るという点です。

ダイヤモン将を出しても裏目が少ないので、積極的に出していって良い対面です。

キーカード:ダイヤモン将


vs青魔導具

まず、この対面で意識することはウキドゥのケアです。

それ以降は新世壊をサッヴァークで飛ばしつつ、こちらの盤面を展開していきます。

また、ナンバーナインがあまり有効に働かない対面に見えますが、超絶ラッシュを腐らせるのは非常に効果的でありサッヴァーク着地後に出したいクリーチャーです。

最終的な理想盤面は、
サッヴァーク、ナイン、達閃、ロージア、エバーラスト
です。

キーカード:サッヴァーク


vs赤青覇道

サッヴァーク†の採用数によって勝率に大きなブレが発生します。

サッヴァーク†を採用していない場合、ナンバーナインを複数枚採用していると思うので、4tナインを目指すのがベストです。

また、絶十が無い際のトライガードチャージャーは回収効果を使わずに埋めるだけにすることにより、EXターンを絡められても受けきれる事があります。

キーカード:サッヴァーク†、ナンバーナイン


vsロマノフ

基本的にウォズレックの審問を気にしながらプレイすることになる対面です。

ですが、ハイオリーダからのポクタマたま、達閃、ナンバーナインといった複数のカードがゲームエンドクラスの刺さり方をする対面なので、絶十と盾を取るカードをキープするだけで勝てます。

キーカード:達閃、ナンバーナイン


vs赤白サンマックス

出来るだけ先手を取りたい対面です。

ですが、後手になった場合でも相手の手札はこちらより1枚少ない為、銀河からの大量展開は起こりにくいです。

禁断と、特徴のある超次元を置かれたら基本的にこの対面なので、煌世と絶十を絶対にキープしてください。

また、ダイヤモン将やハイオリーダでも割と試合がこちらに傾きます。

盾を割り切られても、トライガードチャージャーから復帰できるので、復帰する際にはトライガードが欲しいですが、あまり意識しすぎると基本のプレイが出来なくなる為、ある程度で択として切らないといけません。


vsシータミッツァイル

最速絶十からの達閃を狙いたい対面です。

それ以降、パーフェクトウォーターが非常に重い対面になってきますが、パーフェクトウォーターのテキストが、ドロー、GR、バウンスの順なのでwaveウェイブからでも結局GR召喚は1度しか出来ません。

そこでマリゴルドが絡むと基本的に負け、ダチッコでギリギリ、それ以外だと勝ちです。

正直、どれだけ頑張っても、相手が2コストブーストを引いてきていた場合は運ゲーになるので、運で負けたら諦めましょう。

逆に、2コストブーストが無かった場合はこちらが非常に有利になるので喜んでいいと思います。


vsジョルネード入りジョラゴン

基本、煌世を最低1枚キープしておきたい対面です。

中盤以降は盤面のコストが10を超えないように意識して除去と、絶十を絡めて達閃を投げていきます。

達閃はソーナンデスによって返されるんでそこは割り切ってプレイします。

ダムドと同じく、達閃サッヴァークを揃えると勝てる対面です。

この対面には毎ターン盤面のコストを気にするようにしてください。


vs青白スコーラー

相手のファイナルストップの採用数によって勝率がブレてきます。

この対面ではナンバーナインを投げるのがゴール、達閃でスコーラーをケアするのが次点で強い動きになります。

先行を取るとトライガード達閃だけで動きを止めれるので絶対に先行を取りたい対面です。

また、ウェイボールとカエルは盤面に残ったら大変なことになるので、少し無理して転生煌世で返す価値は大いにあります。


vsJミサイル

最速達閃を目指します。

基本的に相手の最速は4t、こちらも4tなのでほんとに先手後手の差になってきます。

そもそもの母数は少なくなっていますが、当たらないことも無いので、後手を撮ってしまったら祈るしかないです。

3t目の転生煌世で妨害することによって、たまに数ターン取れたりするので後手でも諦めずにプレイしましょう。



9.GP9thで使用した構築について

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僕が使った構築と戦績です。

戦績は9-2、byeを除くと8-2といった感じでベスト32で終わりました。


・構築に関して意識したこと

今回のGPにおいて、僕が意識したことは

"広く様々な対面に対する勝ち筋を作る"

という点です。

GPに向けてスペシャルデッキが出てくるのは目に見えていましたし、それを踏まえても何かに対して尖らせるべきでは無いと判断していました。

その為、記事で紹介した2つの構築を足して2で割った様な構築になっており、1枚のみ採用しているカードが5種類存在する異様なリストになっています。


・何故このカードがこの枚数なのか

・音奏ハイオリーダ(1)

主にジョーカーズ、赤単、赤白、ロマノフに対して重宝するカードです。

ですが、最大母数として読んでいたシータミッツァイルに対してはほぼ無力である上、多色なのでこちらの取捨選択の際にかなり邪魔になってきます。

以上の理由で2枚積むようなカードではないと判断し1枚です。


・無双の縛り 達閃(2)

最大母数と読んでいたシータミッツァイル、事前に存在を知っていた各種ネイチャー系統、母数がそこそこ居そうなジョーカーズに対して強く出れるカードです。

最後までサッヴァークの2枚目をこれの3枚目にするか悩んでいました。

サッヴァークを2枚採りたい故の2枚です。

GP後の環境なら3枚採用しても悪くないと思っています。


・煌龍 サッヴァーク(2)

1番の目的は青魔導具に対しての対抗手段であり、次点でシータミッツァイルやダムドに対して達閃と合わせてロックする為のカードでした。

結果的には1度も当たりませんでしたが、予選中1度は青魔導具に当たる読みをした上で、確実に勝ちたいのでこの枚数になりました。


・ヘブンズロージア(1)

これに関しては積むか積まないかの選択肢の内、積むを選んだ故の枚数です。

記事で記載した通りの役割です。

実際に様々な対面に強く出られるカードとして非常に重宝しました。


・時の革命ミラダンテ(1)

今回の結果だけ見ると1回戦のNEXT以外、必須でと言える対面はありませんでした。

しかし、コンセプトは"広く様々な対面に対する勝ち筋を作る"なので採用になっています。

ほんとに結果だけ見ると達閃でもいい枠ですね。


・偽りの王ナンバーナイン(ツインパクト)(1)

"これがないと勝てない"という対面は今回特に存在していませんでしたが、有効になる対面は覇道やネイチャー等結構な数存在したのでコンセプト通り1です。

今後1〜2で悩み続ける枠でもあります。


・煌世主サッヴァーク†(1)

今回のグランプリでそこそこの母数が居ると思った覇道、赤単、墓地ソースに対しての対抗策です。

有ると無いとでそれらの対面に対しての勝率が大きく変わってくるカードであり、良い意味で今回のコンセプトを担っているカードです。


以上の理由でこの枚数配分になりました。

この枚数で不便は無かったですし、環境読みもあまり間違っていなかったので上手くいったかなと思っています。


10.今後の環境で使うにあたって


GPを終えて、

・シータミッツァイルのチェンジザ型が登場
・ジョーカーズミッツァイルの現象
・サッヴァークを積まないといけない原因であった青魔導具の減少

等、環境は明らかにサバキZが立ち回りやすいものになっていますし、

近日発売のマスターパックでも強化が確定していたり、非常に期待が持てるようになっています。


僕が今後の環境で使う際には

・煌龍サッヴァークの採用理由を見直し

・達閃の採用枚数の増加

・ミラーマッチの増加(以前は見なくてよかった対面)を見越して


この3つを意識してこのデッキタイプを使用しようかなと思っています。


11.今後の追加カードについて

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マスターパック収録のこのカード、賛否両論あるみたいです。

僕はこのデッキタイプに入るかと言われるとNOです。

リソース性能はダイヤモン将に劣り、軽減も出来ず、紋章でもありません。

なのでこのデッキタイプにおいてはダイヤモン将を優先したいのが現状です。


しかし、サバキZでは駄目でもアミダナスカとならしっかりしたコンボを組めるので、今までとは違ったデッキタイプが組めそうです。


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今までに無かったタイプの受け札ですが、個人的にはあまり枚数を採るカードではないと思っています。

採るとしたら2〜3枚になると思います。

基本的には穿つの方が優先したいですが、ソーナンジョラゴンや、赤単の展開を止められる等、ハンドキープ出来れば痒いところに手が届く存在ですね。


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個人的にかなり評価しています。

ハイオリーダ無しでの盤面展開や、今までに無かったSTでのカウンター手段等非常に期待が出来ます。

ですが、龍断との噛み合いがあまり良くないのでその点は工夫が必要ですね。


11.追記


2019.10.19 竜のしっぽCS(2ブロ) ベスト16

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※GRは記事の12枚
※全能ゼンノーが売ってなかったので入ってません、ランジェスと交換するのが良さげです


2019.10.19 殿堂構築案

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2019.10.20 殿堂CSを終えて

・赤青ミッツァイルの台頭により、かなりの向かい風を受けました(暫定対策不能)

・龍断の感触があまり良くなく、正義を見たか?の感触は良かったです

・高速化により、ダンテとナインが本当に刺さらなくなってきているので交換も視野


2019.10.22 殿堂&2ブロCS

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赤青ミッツァイルに対する絶望的に不利な相性を覆す為にタスリクを採用。
GRはティツィをマーチスに替えてました。

戦績は1-2ドロップ。

寄せすぎてデッキパワーが皆無でした。

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かなり感触が良かったです。

結果的に予選落ちでしたが、2ブロはこの型でいいと思います。


2019.10.27 びわ湖CS

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覇道は粗相が目立ち、赤白は紋章を踏めない&轟轟轟で負けました。

見たか?の強さを再認識した日でした。
次回使用予定のリストには4枚入っています。


2019.11.3 トイコンプCS 準優勝

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ドロマーハンデスには勝てません。


これ以降の更新は予定しておりません。

ありがとうございました。



今回の記事はこれで以上です。

お読み頂きありがとうございました。

極力分かりやすくするように心掛けて執筆致しましたが、分かりにくい部分もあると思います。

そういった際はお気軽に僕(@nyarukosannw)にダイレクトメッセージでご質問ください。

また、構築の相談等も随時受け付けていますので、お気軽にどうぞ。

この度はありがとうございました。



おまけ

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白緑ネイチャー
バーンメア
墓地ソース
覇道
不死鳥NEXT

この5タイプを重点的に見た構築をCSで使用しました。

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いまいちですね。

周りを見渡しても墓地ソース、覇道などの殴ってくるデッキタイプはあまり見なかった為、サッヴァーク†は不要と感じました。

おまけはここで終わりです。

ありがとうございました。

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