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モノやコトのクローズ化からオープン化


2021年に入り、

今感じている違和感とこれから起こるであろうワクワク感があります。


大企業が複業を推奨し始めた意味。
今までは、会社という壁の内側で抑えていたんです。
他に情報が流れないように、また、他の会社がいいな♪

ってなって辞めないように。

ただ、もはやそれに限界が近づいていると、気づき始めたんだと思います。

進撃の巨人のストーリーも似たようなところがあるかなと。
壁の外の存在と他にも国があると分かった瞬間のワクワク感。

僕は2020年の12月に「てんがらもん」という映画を見ましたが、時代背景は日本が鎖国していた時代で、外国の情報を入らないように抑えていた江戸幕府と、開国して海外の情報を沢山取りれ、古い日本の体質を変えようとしていた維新派の人たちの話です。

開国して経済を発展する側に回るか、鎖国を続けて武士の地位を守るか、
という国を掛けた争いですが、いろんな犠牲もありつつ、結果、開国し、
維新派が新しい日本の仕組みを作っていく流れではありますが。

何故、鎖国か開国か?という2つの論争が生まれてしまったか?
そのきっかけの1つが黒船の来航ですよね。
その船1隻で日本と海外の技術力の差がめちゃめちゃあると皆気づいてしまった訳です。

だからこそ、国を鎖国(クローズ化)するより開国(オープン化)することで、
海外技術を取り入れ、より生産的に、より効率的にしようと、そうしないとこれからの時代に乗り遅れると。

そして今度は、それが、企業間、コミュニティ間でその考え方が起こり始めている。
戦後は企業や組織が力を持った時代。
だからこそ、今まで企業の鎖国(クローズ化)、終身雇用というやり方で個人を守ってきたと。しかし、それがもはや無理になって来ている。

理由として個人的には経済の低迷は、今の流れの大きな要因ではないと思っています。
それよりも、個人が企業よりも力を持つきっかけができたことだと思っています。

明治維新のきっかけが黒船だとすれば、令和維新(勝手に作りました。w)
のきっかけはSNSの普及だと思います。
特に、ユーチューブの影響が一番大きいと感じています。

今までは資本を持った企業のみがCMや広告媒体のマスメディアを利用して、多額の資金を捻出し、情報を発信していたのが、個人が無料で気軽に発信できるようになった訳です。
それにより、企業やテレビ局が流さないような情報が気軽に個人ベースで手に入るようになりました。

いろんなモノやコトの情報がオープンソース化され、誰もが知りたい情報を気軽に検索し、調べることができるようになることで、今まで知りえることがなかった裏の情報や、会社内でしか知り得ない情報も、知ることができるようになってしまった。

これはいいことばかりではなく、悪いことも明るみになり、
嘘が付けない世の中にもなっている。
ぼったくりバーや、テキ屋の暴露系動画とか、まさしくそうですよね。

そして、企業は自社のみでやるよりも、お互いの技術力を交換し合った方が、
一から開発するよりか、効率的だとなってきている。
ソフトバンクがLINEと組んだり、トヨタがソフトバンクとKDDIと組んだり、
トヨタは水素電池の技術を他の自動車メーカーに情報開示したり、その流れが来ている。

それが個人にも働き方改革の一部として、副業の推奨という流れが来ていると。
なぜか?それは、明治維新の際に開国することで、日本は海外との貿易で繁栄することができた。
それと同じように、今度は、企業間の貿易(情報共有)で繁栄していくことができると、企業も感じ始めている。


だからこそ、これから2つに別れて行くのではないかと思っています。
そのままクローズで行くのか?、オープンにしていくのか?

これからクローズを歩む企業や組織は、国でいうところの北朝鮮みたいな感じかなと。オープンにできない何かしらの理由があれば、クローズした仕組みにするしかないと。

人は分からないもの、知らないもの、不透明なものに対して恐怖や拒否反応がでる。黒船来航と海外の技術を取り入れようとしたように。

今でも同じことが起こっている。

だからこそ、分からないモノを、分かるようにオープンにしていくか。
分からないモノを分からないモノのままにするか。

この選択が、これから大事になって来るなと感じています。

オープン化を目指すなら、今までの古い価値観や仕組みは捨てなければなりません。モノとコトの本質と付加価値の提供が大事となってきます。

PS.

今の奥さんではありますが、当時付き合っていた時、「何考えてるか分からない!」と言って、2回ほどフラれたことを思い出しました。

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