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EV購入計画 Episode3 世界のMEV

 私のこれまでの自動車所有歴につづいて、実際のEV購入に進む前に、何回かに分けて世界のMEV(超小型電気自動車 Micro Electric Vehicleの略)を紹介しておこうと思います。

 シトロエン AMI

 まずは私が見て興奮が止まらなかったムービーを見てください。

 最初に登場するのはフランスのシトロエンからこの春に登場するAMI(ともだちという意味)です。タイトル画像は昨年のモーターショウで発表されたものであり、すでに販売するための実物は動画にもあるようにこんな感じのようです。

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 カラーリングもいかにもシトロエンらしいシルバーグレーでおしゃれすぎますね。AMIという車名はもともと60年代から70年代にかけて小型の大衆車に使われていたものを流用したらしいですが、時代の変化に伴ってその要請を先取りして商品を打ち出してくる野心が素晴らしい。

 さて、実際どんな車なのかというと、気になる性能としては220Vで3時間の充電により70km走行可能。最高速度は45km/hとなっています。都市部での通勤やちょっとした外出などには十分対応可能な性能だと考えられます。ボディサイズは全長2410mm、全幅1390mm、全高1520mm。車両重量は485kgに抑えられており、軽自動車よりもさらに一回り以上小さいのです。

 ちなみに内装はこんな感じです。

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 二人乗りで乗車雰囲気はこんな感じのようです。

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 モデルもおしゃれですが、ここからは大人二人が十分に乗車できることがわかりますね。

 すでに3月30日にはフランスで販売が開始されており、納車は6月ごろに始まるとのこと。購入方法はいくつかあるようですが、価格のほうは約6000ユーロ(70万円強)だそうですから、機能から見てバーゲン価格だと思います。その後、スペイン、イタリア、ベルギー、ポルトガル、ドイツなどに販売を拡大する予定だそうです。残念ながら日本導入の予定はありません。

 なんと運転免許は不要!

 これはAMIだけが適応されているわけではありませんが、ヨーロッパではこの規格の車の運転には免許は必要ありません。フランスでは14歳以上(国によっては16歳以上)で運転が可能だそうです。日本では事故が起きたらという懸念が先に立ってなかなか無免許というのは難しいかもしれませんが、衝突を回避したり衝撃を緩和したりする技術があればリスクは減ります。日本の自動車運転の免許制度そのものもこうしたテクノロジーの要請によって変わっていかなければならなくなるでしょう。

 でも、結局は都市型モビリティ、、、

 でも、ととても残念なことにいくら調べても、結局はこうした商品のコンセプトは都市型に特化したものになりがちです。もちろん消費者が多いエリアで売ったりサービスを展開した方が儲かるのはわかるんですが、私はむしろ地方のほうがこうしたモビリティの必要性が高いと感じています。その理由は他で書くことにして、もしもAMIが地方の高齢者の足になることができたら、免許返納後も安心して暮らすことができることは間違いありません。そのことに日本の自動車メーカーも早く気づいて動き出してほしいものですね。
 どこかの会社が私に能登島で一緒にやろうと言ってくれないかな~(笑)

 次回はメルセデス傘下のスマート『EQフォーツー』(Smart EQ fortwo)をご紹介しようと思います。おしりの画像をちょっとだけ。

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 これからも、「地方にこそMEVは必要だ!」という思いで自分のEVを購入するまで楽しく書いていきます。読んでいただきありがとうございました。
 また次回をお楽しみに~

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