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EdTechの時代だからこそ問われるヒューマンのチカラ

NeGLLa(Next Generation Learning Laboratory)の第二回目の投稿は、前回のリモートラーニングの時代における学びの話でした。教育分野のテクノロジーの進展は飛躍的な変化を遂げており、それをいかに活用して学ぶかということは単に成績を上げることにとどまらず、将来の働き方に影響してくるという内容です。

テクノロジーの進展による変化とは異なり、教育における普遍的な要素としてそれに携わる人間の力が常に重要です。子どもたちに対する教育に関しては子どもたちの未来に責任を持つことや、教育を受けることが困難な人を減らす努力をすることなど様々な徳が求められることなどはこれまでもこれからも変わらないでしょう。今回はそんなヒューマンのチカラが発揮されている活動を紹介したいと思います。

昨今は教育の格差について様々なところで論じられるようになりました。貧困や地域間格差、不登校や発達障害など教育が行き届きにくいところで困難を抱えている人は少なくないものの、その格差を埋めるための支援や制度においてこの国の取り組みやそれに割かれる予算は十分とは言えません。こうした分野でこそテクノロジーだけでは解決できないヒューマンのチカラが問われているのではないでしょうか。未成熟な公的サービスを埋めるべく多くの人たちが努力しているのですが、私はとくにその分野で頑張る若い人たちを見ると胸が熱くなるし、微力でも応援したくなります。

今日はそんな若いチカラの一つである、金沢市の一般社団法人LYHTY(リュフト)さんをご紹介したいと思います。

彼らの掲げる理念の一部を以下に紹介したい。
 すべての子どもたちが、
 上質な紙のようなおとなやかんきょうに
 柔らかく包まれながら、
 自分の内なる可能性を輝かせ
 生きていくことのできる社会の実現。
 そんな未来を創造することが、
 私たちの目的です。

代表の佐々木健治氏は教員を辞し、この法人を立ち上げて子どもたちの居場所を創り守るために奮闘している。彼の目には強い意志と決して小さくはない焦燥感が漂っている。その焦燥感は社会に対する怒りや未来への不安から来ているのかもしれないが、しかし同志として集う青年たちとともに新時代を切り開こうとする姿に、教育の可能性を感じずにはいられない。

私も今はまだ、彼らの活動スペースを提供することでしか協力できないが、支援の輪を七尾でも広げて、不安を抱える子どもたちやその保護者の支えとなろうと思います。

3月28日にはIRORIの出張スクールが七尾で開催される。今回は私も参加させてもらおうと思っているので、関心のある人は温かい目で見に来て欲しいです。
最後に出張フリースクールの申し込みフォームを添付しておくのでご覧になってください。




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