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和牛が好きだから、自分たちがいつになっても楽しむためにできることを

コロナ禍でも家でも人気焼肉店のお肉が楽しめるサービス「おうちで和牛」を立ち上げた、焼肉を、そして和牛を、愛して止まない男たちのその立ち上げの背景に迫りました。

発起人

小池克臣さんhttps://www.instagram.com/bms12_nmnl/
横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。幼少の頃から朝昼晩「魚」で育ち、19歳で初めて自分のお金で食べた鉄板焼きのお肉に衝撃を受け、焼肉に惚れ込む。現在は、週5で焼肉。週2で家族サービスをしながら焼肉を食べ歩く。
旦弘希さんhttps://www.instagram.com/tokyo_wagyu_report/
都内のとある有名店で、大学生のときに食べた焼肉に感動。和牛の、何度食べても飽きない美味しさにハマっていった。同じ種類の牛でも、育った環境や、部位によって味が全く異なることも魅力のひとつと語る。個人経営の焼肉店の魅力も発信すべく、知られていないお店も積極的に新規開拓している。
ヤキニクフリークさんhttps://www.instagram.com/yakinikufreak/
新潟の海沿いの酒屋に生まれ、幼少期は海の幸、山の幸に囲まれて育つ。「大人になったら焼肉屋で牛肉を好きなだけ食べる」が子供の頃の夢。仕事関係で来日する海外のお客様をおすすめの焼肉店に案内すると、必ず交渉がうまくいく。和牛にはビジネスを円滑に進める力があると実感している。

お肉が好きな自分に、何かできないのか

コロナ禍で、”焼肉店はお客さんが来なくて困った。精肉店も焼肉店からの注文が減ってしまって困った。生産者も競りで値段がつかなくて困った。”という悪循環が生じていました。このままでは日本の文化である和牛を支える全ての方々が大変な状況に陥ってしまう。和牛業界が盛り上がって、最終的には80歳90歳になっても美味しいお肉が食べるためにも、たとえ微力であったとしても、その業界に何かできないのかと考えました。

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これなら和牛業界にかかわる人すべてがウインウィンになると思った

コロナ禍で苦しむ和牛業界に対し、何かできないかと考え、和牛にかかわる業界の方を招き、「和牛サミット」というZOOM会議を実施しました。ニュースなどでは聞いていたけれど、実際関係者からの生の声を聞いて、ここまで大変なんだと実感しました。何かできないかと日々考え、信頼できる精肉店や飲食店、生産者の方々にも相談した結果、“焼肉を食べたくても食べに行けないのであれば、大好きな焼肉屋さんの味付け、切り方をそのまま再現して家で食べることはできないか。本来焼肉店では難しい衛生面のケアや成分表示など複雑なルールをサポートし、負荷が大きい商品加工や配送業務などを委託できれば、生産者、精肉店、焼肉店、消費者がウインウインになるのではないか”と思いました。

コロナ明けでも続けられる支援が必要だった

「検討時には緊急事態宣言中でしたが、緊急事態宣言が解除された後やコロナが収束した後、焼肉店が通常営業をしている時にも無理なく継続できるように、どうしたらお店への負荷が少なく「おうちで和牛」を実現させることができるのか?」アフターコロナで売り上げがコロナ以前に戻っても、コロナ禍で発生した赤字は取り戻せないため、少しでも焼肉店の売り上げを支援し続ける仕組みが必要です。家でも焼肉店の味を楽しめる文化を根付かせることができれば、アフターコロナでも続けられる支援の形ができると考えていました。

「おうちで和牛」の焼肉セットは全国配送を行っています。都道府県をまたいだ移動も自由にできない中で、東京の人気店の味がどこでも食べられるというのは画期的だと思います。「おうちで和牛」を通じてその味を知ってもらい、「コロナが落ち着いたら直接お店にも行ってみよう。」と思っていただければ、それも間接的に焼肉店の支援になります。嬉しいのは「おうちで和牛」はリピーターがすごく多いということ。実はタレの量も多めにお送りしていて、余ったタレを買い足したスーパーのお肉と合わせても美味しく食べることができます。

買ってくれた方が、SNSで食べた感想などをアップしたり、焼肉店や生産者さんをフォローして直接応援する現象も発生しています。「おうちで和牛」の商品の購入を通じて、和牛業界のステークホルダーを繋いでいく、新しいコミュニケーションが生まれました。これは新しいトレーサビリティの形なのではないかと感じています。

今回ご紹介いただいた「焼肉しみず」さん

全国の焼肉を食べ歩く焼肉好きからも美味しいと評判の「焼肉しみず」さんですが、その美味しさの秘密のひとつはとにかくお肉のクオリティが高いことです。お店では地域の名前を冠した「○○牛」という銘柄牛ではなく”生産者の田村さん”が育てた「田村牛」をメインに厳選された和牛を提供しています。(小池さんが)19歳の時に食べて感動したあの時のお肉がまさに「田村牛」。口に入れた時に、脂っぽくなく、しつこくない、コクも味もあるお肉。今回の「おうちで和牛」の企画をしみずさんに相談した際に印象的だったのは「うちの焼肉は、田村さんの牛に合うように作ったタレで提供しています。田村さんのお肉以外では提供できません。」という一言。仕入れの都合もあったものの、精肉店もこの言葉で今回の企画に協力を決めてくださったとのことでした。とにかくしみずさんのタレと田村さんのお肉のマリアージューを楽しんでもらいたいです。

田村牛への誠意が生み出したタレ

しみず社長:
緊急事態宣言時は、お店の営業をお休みし、テイクアウトだけに切り替えました。今回の企画に賛同したのは、コロナ禍で競りでの値段が下がってしまっていても、一番美味しい状態に成熟した牛は出荷しなくてはいけない、という生産者の力になりたいと考えたからです。だからこそ田村さんのお肉でなら協力したいとお願いしました。こだわりはお肉の味を一番に考え、化学調味料を使わないタレ。田村さんの本当に美味しいお肉を食べ、牧場にお邪魔した際に愛情を込めて牛のお世話をされている姿を見て、田村牛に惚れ込んでいるからこそ、お肉の味を楽しめるタレとしてこだわりました。

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しみずさんの焼肉を堪能する方法を教えてもらいました

手元に届く黒光りしたお肉ケースにワクワクが止まりません。

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開封すると、お肉と一緒にタレが二つ。下ごしらえとしてつける「もみだれ」と食べる直前につける「つけだれ」が入っています。

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ボリューミーなお肉に心が躍ります!

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フライパンでもバッチリ美味しくなります!

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おうちでしみずのステーキをおいしく焼くコツについては、おうちで和牛公式サイトや商品に同梱される説明書でチェックしてみてください。最初は強火で焼いた後、弱火にしてじっくり焼き、火を消して少し”肉を寝かせる”のがポイントです!

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お肉がフライパンに乗る度に心がときめきます、、!(焼く度に、こまめにフライパンを拭き取るのがコツとのこと)

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しみずさん、小池さん、旦さん、ヤキニクフリークさん、ありがとうございました。
ご紹介した「焼肉しみず」さんの焼肉セットは「おうちで和牛」のサイトから9月22日までの期間限定、数量限定でお買い求めいただけます。いつも販売開始すると人気で売り切れてしまうようですのでお早めに!(9月18日 20:29から販売開始)

公式サイト:おうちで和牛
https://ouchidewagyu.stores.jp/

Grill・Gunosy・サニーサイドアップの3社合同プロジェクト#コロナアクションチャンネルは、この企画を応援しています。

取材・文:Grill
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