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”医療マンガ大賞受賞作品決定記念アフタートークイベント”まとめメモ

先日、12月の”13日の金曜日”の夜になりますが、表題のイベントへ行ってきました。以前にもご紹介した SNS医療のカタチさんと横浜市医療局さんとがコラボした医療マンガ大賞。その受賞作品が決まったことを受けてのイベントでした。以下サイトにて、医療マンガ大賞の目的や今回の受賞作品が紹介されております

でも、でもですよ、実はこういうイベントに対してはすぐ SNS などで感想がアップされる時代なんです。わたしが延々と冗長のある文章を書くよりも、いまはそうした他の方々のレポや感想を読んでいただいた方がよほど役に立ちます。というのを言い訳に、今回は、他の方々の感想やイベントレポを中心にご紹介をしていきたいと思います

ただそれでは他のまとめサイトと同じになってしまうので、最後に二つだけ、自分の感想を書きます。また、これから開かれるこうした医療発信系イベントについてももご紹介をしようと思います。


ということで早速ですが、当日は軽妙で深遠な司会をされたヤンデルさんのレポートです。全3回と予告をされています

続いては、ご自身も理療マンガを応募された せやろかさんのマンガレポートより。せやろかさんが最後までレポートして下さるように、ぜひみなさんからの応援をお願いします。せやろかさんの描かれる絵、何気にスキです。。

こちらは日頃から色々お世話になっている、ライターのでらいらにゃあさんの連続ツィートです。当日のご報告の中で、最初から最後まで網羅されているのは私の知る限りでは、こちらのツィートだけだと思います。分かり易くまとめていただき、本当にありがとうございます

またこちらのちゃんびんさんという方のツィートや・・・

そしたこちらの柳澤優子さんのツィートも併せてご紹介させていただきます

あと、第二部のゲストで登壇された幡野広志さんは会場での発言に関連して。そして上記の柳澤さんのツィートへのリツィートとして、こんなことを呟かれていました

また note ではこちらの感想もお見かけしました。筆者のかいだこさんはツィッターでもイベントについて呟かれています

こう見ていくと、当日は本当にいろんな方が会場にいらしていて。それぞれの方々がそれぞれの立場や感性で。紹介された医療マンガや登壇された方々の話を聞き。感じるもののあったことが、伝わってきますよね


一方、わたしが会場で感じたことを二つだけご紹介します。いずれも自分のツィートからの引用です

このような発言はおそらく、会場では、どなたも言っていなかったと思います。でもどなたかの発言を聞いていて、ふと、頭に浮かんだのを書き留めました

もちろん、コミュケーションや寄り添い。また一期一会を大切にされている医療者の方だっていると思いますよ。そうした方々には本当に、頭が下がるばかりです

でもおそらく、多くの医療に関わる方々にとって目の前の患者さんは一瞬の存在であり。その多くは記憶にも残らず。振返られることのない存在なのですよね…

実際対人支援に関わるわたしだって、そうです。自分が関わった相手を全員きちんと覚えているなんてことはありません(ふとした瞬間に、思い出すことはありますが)

でも患者さんやそのご家族から観たら、目の前の医療者は唯一の、そして絶対的な存在なのですよね。その向き合う場面が命に関われば関わるほど、その存在の大きさや重さは、強くなるのが当たり前なんです

でもその関係の非対称性にまでには、目が向けられることは無いんだと思うのですのですよ。そのアンバランスさが、医療者から観た患者サイドへの不満や不平や愚痴となり。患者サイドから観たら恨みやつらみ、文句や苦言になるんだと思います

と同時に、この非対称性はおそらく家庭医さんとの長期に渡る関わりでも作れない限りは絶対に変わらないんだと思います。そのことは、やはり、医療者も患者側も常に感じていなきゃダメだよねぇ…

とイベントを振り返りながら思っています。そうしてもう一点は、こちらになります

こちらはまた話が飛んじゃうんですが、第二部で大塚先生vs幡野さんのトークの中で頭に浮かんだことです。幡野さんが、医療ドラマや医療に関する情報発信、特に患者さんがブログを書くことについて語られていた時だと思います

実は翌日参加した入江杏さんのイベントでも「怒り」のお話を作家の平野啓一郎さんがされていて、ほぼ同じことをおっしゃっていたのですが

怒りが共感される範囲って実はすごく狭くて。かつすぐ消費されてしまうんですよ。そしてすぐ、次の怒りに目が奪われてしまう。だからその怒りは本当に届けたいひとには届かず。それ故に問題や課題の解決には繋がらないんですよね

だから患者さんのブログは同じ患者さんからの共感は得られるけど、その範囲でしか共感を得られない。だから医療患者マンガやドラマって作られないしウケない、みたいな話がこのアウタートークイベントの中でも話されていました

その点、幡野さんは患者さんも、医療者も、そうでない人の想いを受け止めてかつそれを自分の言葉で発信をされていて。まさに幡野さんがネットワークそのものだよね、と司会のヤンデル先生(ほぼ呟きに近かったヤンデル先生の司会がマジ絶妙でした。でらいらにゃあさんのツィートの写真の方ですね)とおっしゃっていて。これはとても上手い表現だよなぁとわたしも思いました

ということで、簡単にといいながら長くなってしまったわたしのコメントは以上です。でもこの二つだけでも、わたしはお腹いっぱいです

と同時に、わたしはもう、こうしたイベントに自分は行かなくてもいいよなぁ…という思いが湧きました。なんだろう、なんて言うか、自分が楽しむのは終わりにして、こんな楽しいイベントをもっと多くの方に知ってもらって。そして参加してもらって。医療に対する感度をアップしてもらったことに繋げた方がよほどいいよね、とふと思ったのです


ということで、最後に三つほどそうしたオモシロ医療情報発信系イベントをご紹介して終わりにしたいと思います。もうすでに申し込みが終わっているものも二つほどありますが、来年に向けてこうしたイベントはどんどん開催されていくと思います

この人の話をききたい。医療や病気のことにもっと知りたい。医療情報の発信や受信ってどうしてこんなに難しいだろう…という想いのある方がいましたら、ぜひ参加されてみて下さい。必ず発見があると思いますよ

まず12/20(金)開催のこちらのイベント。ツィッターでもおなじみの先生方や BuzzFeed の岩永直子さんが登壇されます。でももう、定員です

続いては、12/22(日)のイベント。申し訳ない言い方ですが、上記のイベントより登壇者が豪華です。チケットも瞬間で無くなったそうです

そしてこちらはまだ申込み可能な1月11日開催のイベントです。#SNS医療のカタチのメンバーのお一人でもある外科医けいゆうさん&ズコーや『泣くな研修医』でお馴染みの中山祐二郎さんが登壇される、けいゆうさんのご著書の発刊記念イベントです。医者と病院のかかり方についてお二人が正面から語って下さいます

今後はこうしたイベント情報を積極的にお知らせ出来たらと思っています。こうしたイベントや発信を通じて、医療を上手く使い。お医者さまは医療者の方々と良いコミュニケーションを取れるようにみながなれたら良いのんになぁ…

と思っておりマス。。

デス・カフェ@東京主催。ヒトやペットの区別をしない、死別・喪失のサポート、グリーフケアのお話をしています