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有利区間は本当に有利だったんだから!③

というわけで有利区間のお話も最終章へ突入、ぐるんです😀
6号機になったんだけど、有利区間上限1500Gと獲得枚数2400枚がネックになったってお話ね。
まずはゲーム数の上限から。

有利区間が1500Gってことは、天井までのG数カウントが始まってから天井に到達して、ATが終わるまでを1500Gで完結しなさいってことなのね。

6号機第1弾、鏡で具体的に考えると
最大天井が950G、そこからATとして走れるのは残り550ゲーム。
鏡、純増自体は5枚ぐらいあったんだけど、ドライブゾーンっていう減算区間であるCZを挟みながら進んでいくゲーム性だったから、実質の純増枚数はもっと下がっちゃうの。
均すと3枚切ってたんじゃないかな…。
計算しやすいから3枚だとすると、

残りの有利区間550G×3枚=1650枚

で、獲得枚数の上限より有利区間の上限が先にきちゃうのだ。ギリギリ設置が残ってそうな機種だと、バジリスク絆2なんか典型だね。
仮に0スルーで800G天井に到達しても、

残りの有利区間700G×3枚=2100枚

途中でBCを引いていたら残りの有利区間はさらに減るし、天井に到達してから出せる枚数の限界があったんだ。

純増7枚超えでストレートに走り切るATなんかも出たけど、それをするためにはどうしてもほぼ絶対に当たらない区間を作らないといけないし、敢えて有利区間を引き継ぐことで次回のATまでを短縮したりなんて工夫もあったんだけど…正直、1500Gだと限界があったんだろうね。

そして獲得枚数2400枚、これもこれでネック。
天井に到達してからでも2400枚取り入れる純増スピードだとしても、天井に到達するまでに吸い込むメダルは発生しちゃうの。
当時の6号機、だいたい通常ベースが50G/50枚だったから、1G消化するために1枚ってことだね。
天井が1000Gの台だと、頭から打って天井到に達して取りきったとしても、差枚数では1400枚しか増えないのだ。
おかげでエナはとんでもなく捗ったんだけどね…w

そんなこともあり、この1500Gと2400枚ってのがなかなかの壁だったの。もうちょい掘り深めると出玉率試験のお話もしたいんだけど、その辺は


過去のこの記事を読んでもらえたら、なんとなくの概要は掴めるかな?高純増の機種にほぼ絶対当たらない区間が存在する理由は、まさにこれ。

そんな形で、1500Gと2400枚、2つの壁と戦ってきたのが6号機の初期。ここでもメーカーさんの色んな工夫があったのよ。
有利区間が切れた後にCZを持ってきて2400枚をループできるようにしたり、ATの純増枚数を可変式にしてATの後半で出玉をブーストできるようにしたり。
この2つなんかは、今のスマスロでも利用されている方法だよね。

とまぁ、そんな形で6号機になっても様々な工夫が産まれたワケだけど、6.2号機では有利区間の上限が3000Gに延長。これによって、純増が遅い台でもきっちり2400枚を取り切ることが可能に。更に、有利区間を切ったり引き継いだりで、ゲーム性も幅広くなったのだ。

そして6.5号機、有利区間が4000Gに更に延長になり、2400枚の解釈が獲得枚数ではなく差枚数へ。
1200枚吸い込んでいる状態からなら

1200+2400=3600枚

を一撃で吐き出すことが可能になり、出玉性能と射幸性が大幅なあがったのだ。

更に更に、スマスロでは有利区間のゲーム数が無制限。これを言い換えると、

同一有利区間で差枚数が2400枚を超えない限りは有利区間を切らなくていい

ってことなのね。
有利区間を切らなくていいから有利区間を切るためのハードルをあげて、切った時に強めの特化ゾーンや上位ATを持ってきてるって形が今のスマスロの主流。

こう考えると、6号機が始まってからでもとんでもない進化をし続けてるんだよね、パチスロってw

さて、これで有利区間の話はおしまい😀
①の冒頭で触れたメダル機の有利区間が4000Gから6000Gになることによってどんな変化があるかだけど…正直今のところ思いつかないんだよね🤔

スマスロみたいに、有利区間を切るためのハードルをあげて切った先を強くはできると思うけど…裏を返せば8時間近く同じ有利区間に閉じ込めることもできるし…こればっかりは実際にどんな台が出てくるのか、見てのお楽しみかな?

というわけで、長々とお付き合いありがとうございました😀



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