スロット好きの質問に回答してみる~どうして最近A+ARTの台って少ないの?~

皆様どうも、ぐるんです😀

プライベートでスロットの質問をいただいたので、その回答をせっかくだしnoteにしてみようと思います。

質問はタイトルのまんまね。
最近A+ART(アシストリプレイタイム)の台が少なすぎる問題。

A+ARTの台は5号機時代の花形だよね!
代表的な機種を挙げると、初期では

マジカルハロウィン1.2
忍魂
エウレカセブン
新鬼武者
緑ドン

5.5号機では

まどマギ2
コードギアス2
マジハロ5

5.9号機では

ディスクアップ
 






うん、5.9号機はディスクぐらいしかみんな知ってそうな機種なかったわw
花人とかロックマンアビリティとか出してもリアクションなさそうだもんw

と、まぁね!
20代後半以降の方々なら割と知ってそうな機種が勢揃いな訳ですよ。
ちなみに番長3もA+ARTだからな!超番長ボーナスはリアルボーナスだぞ😌

そんな5号機を彩ったA+ART。
なぜ激減したのかをお答えします。

簡単にいうと






6号機になって出玉率試験の基準が変わったから





です。

なんだよ、そのまんまじゃん!

って思った人いっぱいいると思うのね?

いや、それだけじゃないのよ。
この話の肝はARTのR、リプレイがとんでもないのよ。

なので、ちょっと型式試験というめんどくさい話も踏まえて説明するね。

まず型式試験ってのは、パチンコ、パチスロが市場に出していいかどうかを判断する試験です。その中に出玉率試験というものがあります。

出玉率と機械割の違いは…まぁまた気が向いたら書こうw
とりあえず出玉率はみんなが知ってる

払い出された枚数(out枚数)÷使った枚数(in枚数)×100

この数字ね。
基本的に設定がいいほどこれが大きくなって、理論上はメダルが増えるシステム。

この出玉率試験、出すぎてもダメだし吸い込み過ぎてもダメ。今回は短期出玉率試験をピックアップします。

5号機と6号機では全部の出玉率試験、特に今回ピックアップした短期出玉率の基準が違います。短期出玉率試験の上限基準は

5号機
400Gで出玉率300%

6号機
400Gで出玉率220%

驚きの80%カットです。

でもまぁ、400Gの220%を差枚数で計算すると

400(ゲーム数)×3(ベット枚数)×2.2(220%)-1200(in枚数)=1440枚

あ、ちなみにこのin枚数とout枚数はボーナス中も含みます。

400Gで1440枚!?
5号機でも滅多にそんな出ないよ🤣

って思うでしょ?このin枚数とout枚数に罠があるのね。

型式試験だと、なぜかリプレイは

in枚数0枚
out枚数0枚

で計算されちゃうの。
んで、スロットの規則的な話でいうと、リプレイ確率が1/7.3より低い台は作れないのね。これも気が向いたら書くかもしれないけど、とりあえずこれ以上リプレイの確率を低く設定できないってことを把握してもらえばOK😌

んじゃ、このリプレイが成立する下限値、1/7.3で短期出玉率試験の数字を再計算してみましょう。

3枚掛けで400G回して、1/7.3でリプレイが成立した時のin 枚数とout枚数は

1200÷7.3=164…

なんと、だいたい164枚ぐらいin枚数もout枚数も減るのだ!

そうすると、短期で出玉率試験で上限になる差枚数は

(1200-164 )×2.2-(1200-164)=1243.2

型式試験における短期出玉率でいうと、差枚数はここが限界ね。リプレイによって上限枚数が197枚ぐらい減ります。

さて、ここまでで型式試験の出玉率の計算方法は分かったかな?

この計算方法で、リプレイの確率があがるART、RT方式の台を作ると…

リプレイ確率を上げて出玉を維持する、出玉を増やす機種はしんどくなるよね。出玉率を計算する式の分母も分子も均等に減っていくんだから。

割と有りそうな例をあげてみましょう。5.9号機のディスクアップで、座って一瞬でボーナスを引きました。うまくダンスタイムとDJタイムが絡んで、400G内にビッグを4回引きました。

400Gのうち、280Gぐらいはリプレイ確率が1/2.6で成立するARTです。純増は0.5枚、ボーナス4回で貰える1004枚と合わせて差枚数で1100枚出たとしましょう。

(ディスクアップのBB 消化は28G、4回引くと112Gだから座って8Gで当たったことにしようw)

これぐらいは結構経験したことある人いるでしょ?w

この時の型式試験におけるin枚数、out枚数はざっくりとART中のリプレイだけ考慮しても

in枚数
1200-(280×3÷2.6)=876…

out枚数
1200+1100-(300×3÷2.6)=1977…

出玉率は

1977÷876×100=225.6…

お見事、225%です!6号機の型式試験では残念ながらアウトです!

これがA+ART、リプレイ確率が上がる台が減った理由です。だから最近はA+AT、リプレイ確率はできるだけ上げずにベルなどの通常小役で純増枚数をアップさせる方法が主流となっています。

イニシャルD
ディスクアップ2
コードギアス3

なんかがそうだね!パッと出てきた機種がサミー祭りでした。

さて、こんな感じのスロットのお話。
なんにせよ、型式試験ってのが厄介なのよ。これをクリアするために色んな方法が生まれたの、リプパン方式とかゼロボ方式とかw

まぁ、また気が向いたら書いてみます。読んでいただいてありがとうございました😀


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