無理な話

そこをなんとか
いやいや
無理です
はい
私は走ること葉出来ます
が
跳ぶことは出来ません
なぜなら飛行機の運転免許もってないから
はい
車の免許ならありますもっています
はい　確かに
今日もささやかにろうそくに火をともし
私は日課の顔色伺い
良かった大丈夫そう
なに？
なに(｡)ﾎﾖ?

ちょっとちょっとちょっと
誰が覗いてるかと思えば
お隣の山下さんがぴよこっっと
頭をのぞかせた
いや顔だった
こんちゃ！！
彼女はとてもお茶目なのか
ずうずうしいのかのギリギリのところ
こちらの気分なんて関係なしにもりもり
盛り込んでくる
よくいる会社の同僚みたいなやつ
だけど
その山下さん
なんかいいんだ
そう
こちらの
対応が悪かろうが良かろうがいっつも
おんなじスタンスで接してくれるから
だから気を遣わなくてよくて
わたしはお隣さんがこの人でよかったな
ってそうおもっているんだ

わたしは山下さんを軽んじている
ぜったいそうだ
軽んじている
でも
私が軽んじようが重んじようが
山下さんは同じ態度でくる
きっとそうだ。

そう思ったら
アタシの中で山下さんが
重んじるひとに　変わってしまった
あんな人になりたいそうおもうようになっていた
そう　
健二のようにわたしはなりたい