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保育園の開園時間と預ける時間・延長保育

保育園の種類を押さえたところで、次は保育時間について紹介していきましょう。

仕事や家庭状況により子どもを預かる時間は違ってきますよね。

基本、認可保育園開園の時間に大きな誤差はありません。しかし、15分前後園により違う場合があります。

どれが適しているのか考えるだけでややこしい!という方向けに、今まで見てきた事例を挙げながら自身にあっているか置き換えてみてください。

今回は「保育園の開園時間と保育時間・延長保育」のポイントを押さえていきましょう。




保育時間


保育園に預けられる時間のことを指します。

「保育標準時間」と「保育短時間」があり、どちらに当てはまるかで、最長保育時間が変わります。

保育標準時間:フルタイム就業(1日6時間以上の就労)=最長11時間

保育短時間 :パートタイム就労(1日6時間未満の就労)=最長8時間

※実際の細かな保育時間については、通勤時間や置かれている状況により決まります。





認可保育園の開所時間


7:15~18:30(~20:30)前後が開園時間になります。

開園時間が7:30~だったり、閉園時間が~19:00だったりするためよく要綱を確認してください。


「保育標準時間」は開園時間の中で最長11時間

「短時間保育」は開園時間の中で最長8時間

預けることができます。


以下例を挙げます。

例:保育標準時間

フルタイム①(通勤1H 8:30~17:00勤務)

7:30(登園)~18:00(迎え)


フルタイム②(通勤30 9:00~17:30勤務)

8:15(登園)~18:15(迎え)


例:保育短時間

パートタイム①(通勤30 9:30~16:00勤務)

8:45(登園)~16:30(迎え)


パートタイム②(通勤15 10:00~16:30勤務)

9:30(登園)~17:00(お迎え)


コアタイム(集まり、お散歩へ行く時間)が決まっている保育園があります。「朝9:30までには登園してください」など、子どもの生活を考え設定されているので、詳しくは説明会などで確認してみてください。※多くの保育園は~9:30登園が多いです。





延長保育(預かり保育)

保育時間以上の時間を預かってもらうことを指します。

残業でお迎えができない、パートナーのお迎えが見込めない、電車に乗り遅れてしまった(遅延等不可抗力のものは該当しない場合もあります)など、お迎え時間を越えてしまう場合、基本保育料とは別料金を支払うことで預かってもらうことができます。


・預かり時間による内容(例)

 1h以内のお迎え:捕食提供(夕食前の簡単なおやつ)

 1hを超えるお迎え:夕飯提供


・料金

 料金は各自治体によって決められており、それ以上の徴収はありません。

 ※一回ずつの申し込みと月ごとの申し込み次第でも価格が変わる

 ※自治体ごと、私立保育園事に料金が違う場合あり





使用の際、気を付けること


 ・保育料とは別途でかかる

 ・申し込み形態により、料金が変わる

 ・何歳児から預かり保育が可能か確認をする(園によっては0歳児×な事も)

 ・子どもの心的負担



保育士経験上、子どもたちの姿を目の当たりにしているため私情が混ざりやすくてすみません。以下、読んでもらえると嬉しいです。


開園~閉園まで預かるお子さんをたくさん見てきました。

皆、素敵な子ばかりでしたが時折寂しそうな表情を見せます。友だちが徐々に帰っていく様子を見て泣き出す子もいます。

仕事と育児の両立がつらい、残業が続く…そういう時はぜひ保育園の預かり保育を頼りましょう。

しかし、「楽だから」という理由で常習化しないようにだけは、心にとめておいてほしいなと常に思っています。





まとめ


保育園の開園時間は基本同じですが、15分前後の差異があることが分かったかと思います。延長保育も各園や地域によって様々なのでぜひ確認してみてくださいね。

最後のお願いで「延長保育」に罪悪感を覚えてしまった方がいるかもしれません。ですが、保育園は子ども、親、全ての家庭に寄り添うことを大事にしています。

師事した園長先生がよく言っていました。

「私たちは、子どもたち一人ひとりの両親にはなれないけれど、同じように愛情をたくさん注いで、子どもをはぐくみましょう。」

預けることは悪いことではありません。子どもの発達に必要な環境が整っているのでこれほど良いことはないでしょう。

どうぞ、安心して預けてください。