保育園の種類③ 認証・事業所・企業・院内

認可外保育園は、認可されていないからこそ職業特価した保育園を運営することができます。

他にも、行政が施行する基準をクリアしているが認可保育園ではなく認証という名前で運営している、など細分化していくと色々な種類があることをご存知でしょうか。

今回は認可外保育園で代表的な「認証・事業所内・企業内・院内」を紹介していきます。


認可外保育園の特徴

以前紹介しましたが、認可外保育園は国の基準をクリアしていない、またはクリアをしているが届け出をしていない保育園を指すことを紹介しました。

保育園と保護者が直接やり取りをし、入園希望をすれば家庭状況問わず入ることが可能な事も理解していただけていたかと思います。

しかし、「事業所内・企業内・院内」は入園できる家庭が限定されています。

なので、この記事を見る方は元々自社や病院で情報が入りやすい人に限定されてくるかと思いますので、ざっくりとした説明のみで解説していきたいと思います。




事業所内保育・企業内保育・院内保育


まず初めに言います。


ここを見るより、会社の総務・人事・管轄部署に聞きましょう


保活ブログとして身も蓋もないですが、会社や病院の働き方に即し融通が利くので、直接説明を聞いた方が明確です。

しかし、せっかく訪問していただいたのに解説しないのも申し訳ないので、基本構造だけでも紹介していきますね。


○事業所内保育園

 ・基本従業員の子どもを預かる

定員内で数名地域から受け入れをし、補助金をもらいながら運営をする保育園

※事業所内保育園は企業の子どもが優先です。認可としての役割を求める方は入れないと思っておきましょう。


○企業内保育園

 ・企業従業員の子どもを預かる保育園

 ・企業が母体で運営し保育士を雇っている場合もあるが、保育企業に委託し運営をしている場合が多い

 ※企業職員の子どものみ入園可能

 

○院内保育園

 ・病院の中にある保育園

 ・医師、看護師の子どもを24時間運営で預けることができる

 ・主に保育企業に委託し、運営をしている





メリット・デメリット


私の友だちが企業内保育園に預けているのですが、一番のメリットは「保育園のお迎えなので帰ります!」と退散できること、と言っていました。

抱えている保育園があるからなのか、保育園に理解がある方が他企業より多くいるようです。中には部署イベントに家族で参加可能で、交友関係が深まり「おむかえいってらしゃーい」と送り出してくれるようです。

また、縛られない保育園だからこそイベントが少なく、保育士と子どもは行事に追われることなく安定した日常生活を送れるところもポイントが高いですね。

デメリット

・自宅から職場まで子どもを連れて行かなければならない

・運営母体が良い保育をしていない

でしょうか。デメリット以上にメリットがあるので勤め先に保育園があれば、ぜひそちらをおすすめします。





認証保育園


最後に、認証保育園を解説していきましょう。

認証保育園はあり様が少し特殊です。

しかし、ポイントを押さえてしまえば普通の認可外と何ら変わりはありません。

あまり難しく考えなくて大丈夫です。


・認証保育園

土地が確保できない大都市向けに作られた基準をクリアし、認証を受けた保育園

認可基準ではないので、認可外保育園にあたる。

※大都市とは、東京都を指す


・簡単に緑茶解説をしていきますと…

東京都はそもそも小規模保育園や認可保育園を建てることが不可能な土地、場所が多いんですよね。そのため、そういう地域は必然的に待機児童が多くなってしまいます。

ですが、基準を満たさないから保育園が建てられない、といういたちごっこを解消するために東京都独自の基準を作りました。

国の認可基準を緩和し、土地が狭い大都市向けに作られた基準をクリアした保育施設を「認証保育園」と言います。


・保育対象年齢

 A型:0歳~5歳(就学前)

 B型:0歳~2歳

・保育時間

 約13時間開所

認証保育園については“東京都保健福祉局”の認証保育園を参照ください。

図解付きで、とても分かりやすく解説してくれいています。

“http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/index.html”





まとめ


事業所・企業・院内・認証保育園の違いを理解していただけましたでしょうか。

「事業所・企業・院内」を考えている人はここのブログを読むより所属する会社に問い合わせれば間違いないです。今すぐしましょう。

認証保育園は悪くはないのですが、個人的には、最後の手段として考えておいてもよいかと思います。

以上で保育園の基本「基本のキ」編は終了です。

次からは、もっと具体的に「保活の知識」を掘り下げていきたいと思います。