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アベンジャーズを越えるもの。

長らく、わたしの中で見続けている映画がある。

アベンジャーズ、エンドゲームである。

アベンジャーズシリーズはもちろん、MCU関連の映画をほぼ見ているわたしの中で、今なお王座に君臨している絶対君主である(なんなら、X-MENもほぼ全部見ている)

アベンジャーズに関して語り出すととてもじゃないが、ここでは書ききれないので早々に本題に入ろう。

そんな絶対君主の地位が、つい最近覆った。
というか、絶対君主に並ぶ存在が出来たのだ。

シンエヴァンゲリオンである。

エヴァシリーズももちろん、アニメから旧劇まですべて見ている。映画館で見たのは今回の終劇だけだが。

どちらも非常に良くできている映画である。
なので、両者を比較するのはなんだか気が引ける。
でも、面白そうだから書いてみる、そんな心境。

議題としては

シンエヴァの何がそんなにもわたしを惹き付けたのか。

きっと、ラストだろう。

シリーズの完結として両者は存在しているが、エンドゲームのラストが終ることへの切なさなら、シンエヴァは終ることで始まる希望だと思う。

説明すると、、

エンドゲームのラストはお疲れ様、今までよく頑張った、引退するから後は頼む、という愁漂いつつもどこか清々しいラストなのに対して 、、

シンエヴァのラストは自分のリアルな世界をちゃんと生きてみろ、そこには色んなものがあるが、希望もちゃんとある。

と、諭してくれるラストなのだ。

要するに見終わったあと、わたしも頑張るか。
と思えるラストなのだ。

これは、シリーズを通して見ていないとわからないと思うのだが、エヴァンゲリオンの中でそのメッセージ性を全面に出したのは終劇が最初で最後だと思う。

今まで作れなかったものを庵野監督は見事に作り上げたわけだ。

最後にして最高傑作である。

では、エンドゲームは映画のラストと同じようにわたしの中でも引退したのか?

答えはノーである。

なぜなら、昨日見たいなぁと思ったし(だから、これを書いている)なんなら数ヶ月に1回は見たいな~がいまだにやってくるのだ。もはや、DVDを買うべきだと自覚している。

シンエヴァはエンドゲームを超えてきたが、その先のわたしのカテゴリー内で色褪せない存在になるのか。

そこからがエンドゲームとシンエヴァの本当の戦いなのかもしれない。


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