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NONFICTION ディスカバリーセット

近頃、めっきり香水の事を書いていないので、たまには書こうと思う。

先日、ずっと試したかったNONFICTIONという韓国ブランドのポップアップに行ってきた。

体調が優れなかった事もあり、お目当てのディスカバリーセットを購入して、早々に退散してしまったのが悔やまれるが、このディスカバリーセットは全6種すべての香りが入っているので、とりあえず香りをお試ししたい方にはとてもおすすめ。(伊勢丹のオンラインで購入可能です)

この6種の中で気に入った香りはSANTAL CREAMという香りとGAIAC FLOWERという香りだ。

SANTAL CREAMは香り自体はウッディ調の香りで、その名の通りサンダルウッドを強く感じる。サンダルウッドと一緒に力強く香るのはフィグで、そこにベチバーとカルダモンが上手く溶け込んでいる。

わたしの肌上ではフィグが強く出るので、わたしの中ではフィグ香水の分類で、理想のフィグ香水に限りなく近い。

フィグメインの香水は、ディプティックのフィロシコスを始め、幾つか存在しているがあくまでメインはフィグとフィグリーフやグリーンなので、もう少しウッディ寄りの香りだったらな~と常々思っていたのだ。

SANTAL CREAMはサンダルウッドのえぐみをフィグの甘さでカバーしているので、サンダルウッドが苦手な筆者にとっては、そこもありがたい。(そのえぐみがサンダルウッドの良さだと思うのだけれど、世の中にある香水はそこを生かしきれていない物が多いように感じる) 

GAIAC FLOWERはなんとなく既視感のある香りなのだが、6種の中で一番作り込まれているような気がする。完成度が高い、と言った方がいいだろうか?
香調はオリエンタルフローラルで、ガイアックウッドのスモーキーな渋さの中にローズがふんわりと広がり、アンバーとムスクがほんのり甘さをプラスしている。

わたしはウッディ好きの割にサンダルウッドやガイアックウッド辺りが苦手なので、こちらもガイアックがメインだから、苦手な分類ではあるのだが、フローラルが苦手な部分を上手くカバーしている。

それでいて、ちゃんとガイアックも感じるのだ。
SANTAL CREAMにも言えるが、ちゃんとそれぞれメインのウッディを感じながらもそれぞれの尖った部分を上手く丸め込んでいる点は素晴らしいと思う。

これで、ちゃんとウッディを感じなかったらまた印象は違っていたと思う。こういうところに香水の面白さをとても感じる。

NONFICTIONは全体的に穏やかなグリーンやウッディ、フローラルで構成されており、明らかに日本人をターゲットにしている、という印象を受けた。逆に言えば、日本人が好みそうな強すぎない香りばかりなので使いやすいかと思う。(今後の動向が気になるところだなぁ)

現品購入はディスカバリーを使いきってから考えるつもりだが、両方涼しくなってきた時に香ったら素敵だろうな~と思うので、欲しいには欲しいかな。(オールシーズン使える香りだけれど、秋冬が本領発揮かなと思う)

定番で使う香水が決まっているので、前ほど意欲的に香水を試す事はなくなったが、それでも試したい香水は割とあるので、マイペースに試していきたい。

何事もマイペースが一番。



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