Dと言う名の兄さん
もしかすると、人によってはバカバカしい事かも知れないけど、ボクにとっては真剣な話を記事にするからヒマな人だけ、読んで行ってよ。
ボクの店にはDって先輩が居るんだ。
居るつっても別に従業員じゃないし、毎日居る訳じゃない。
毎日では無いが、頻繁には居る。
ボクらココ界隈の人間にとっては特別なニイサンなので、ボクらは全員漏れなくDの事が好きなんだ。
でもな、Dってさ、バイクの事はイマイッチョ分かっていない。
が、乗る。アホか?って距離を乗る。
コロナの騒ぎが拡大化する直前には、さいたまシティからお伊勢さんまでの過酷なロンツーをメイクしてみたりする。
しかも、そのお伊勢さんでパッカーンと開いたらしく、その辺のエピソードについては壮大過ぎてボクの口から語るコトは出来ねぇけど、人生が変わったと、本人談。
ボクんチに来てDに聞いてみ?
オモロい話を聞かせてくれっぞ。
1発やってみ?
ボクらと同じ気持ちになっから。
そーゆー人なんだわ。Dってのは化学とか常識のモノサシで測るモンと違いますからね。
かく言うボクも、出会ってから数年間は『この人は何を言ってんだろうか?正気なんか?良く分かんないなぁ。うん。なんか怖いなぁ。』って皆と同じ感覚あったもん。
不思議発言多数。摩訶不思議。
もしかして宇宙人?
いや、本人的には○○○系の血が流れていると言っていたな。実に不思議ちゃん。
ちなみに、見た目は武闘派若頭って感じでパンチ効いてんの。
不思議の国の若頭って感じで可愛いっしょ。
Dは元々750乗っててさ、そん時は見た目が若頭なのに走りが全然アマちゃんだったから、良く追いかけ回したり置き去りにしては、ハグれたDを探したり、DはDでボクを探すからハグれまくってまともに走れた記憶が無い。
で750は後に売りに出して、今は別体のbathtubに乗ってる。
乗ってる。つーか、ノッてる。
マジでノリノリだ。
バキッとエンジンをオーバーホールしたり、ミッションを5速仕様に改造したりとDの為のモディファイを考えて施してある。
友人だし、先輩だし目上の存在だがバイクに関してはボクに全幅の信頼を置いてくれてるから、ボクはボクでDがノリノリにバイクを楽しめる様に今日も寝ずに考えているんだよ。
そんなノリノリのbathtub birdは近い将来『collection cut the TRIUMPH』で紹介しますので、どうぞお楽しみに。
Dと同じ年のお客さんでTってのが居て、DとTはどちらもボクらのカリスマでTはオイル漏れを一滴たりとも許さないし、キックがたまに飛び蹴りだったりしてこれまたボクの目を点にさせる素敵なニイサンなんだ。
Tの眩ゆいユニットボニーも紹介したい。(本人と共に。)
DもTも良く来るから、いつの間にか、その辺のおかしなヒト達は勝手に仲良くやってたりするのがボクにはたまらなく嬉しい。
そんな感じで、ボクはボクんチに集まるアタマのおかしな人々の為に存在してんだと思う。
少し大袈裟な話だけど、ボクの仕事なんて世の中に『必ず』必要な職業では無いのだから、せめてボクを頼ってくれたり、喜んでくれる人たちには精一杯を提供したいと思っているし、価値ある店とボクであり続けないと潰れてしまうんだよ。
誰かの命を助けたり、世の中を便利する事も出来ませんが、ボクはこの「あまり役に立たない事」に今後も人生を費やすのでしょう。
それがボクの役割りなのでそれで良いのです。
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