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ユニット650&750クラッチオペレーター

トライアンフのクラッチは難しい。

ココはクラッチそのものでは無いが、左手のクラッチレバーを握る事で作動が始まる言わばクラッチの起点となるパーツだ。

キッカーカバーの中に組み込まれていて、ケーブルからの入力をプッシュロッドへ伝える役割をしている。

別体期はアーム形状で弓なり運動をしますがユニット期になり垂直にリフトする方式へアップグレードしました。

アップグレードしたとは言え金属同士が直接擦れ合う過酷な状況下で頑張っている事に変わりはない。

想像してみてください。

クラッチレバーを握るとクラッチスプリングが押し潰されてプレッシャープレートがリフトします。

クラッチスプリングはユニットで3個、別体は4個ある。

このスプリングを押し潰すだけのチカラを直径5㎜程の面積で受けるんだぜ?

しかも、プッシュロッドはミッションのメインシャフト内部に収まるのでメインシャフトに回され続ける。

つまり、高速で回転しながら金属同士が強く押し付けられている状態だ。

原始人の火おこしみたいなイメージ。

ヤバいのである。

This is triumph。

消耗品と考えるべし。

あと、これも重要なんだが軽んじられている印象があるからこれを機に皆の意識に叩き込んでおいて欲しい。

クラッチケーブルがエンジン側で切れるのを繰り返す個体あるでしょ?
やたらクラッチケーブル切れる原因の一つがこのパーツにある。

クラッチオペレーター
棒が生えてるタイプのありますね。あっちのASSYって仕入れ先に売って無いんだよね。。
コレが今回取り外したオペレーター
ね?過酷でしょ??めちゃくしゃ減ってる。

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