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エネルギー自給率100%の市町村が全国の1割を超えました - 永続地帯研究の最新版レポートを公開

かれこれ研究に携わって15年目、今年も永続地帯研究のレポート発行の時期がやってきました。4月7日付けで、千葉大学からプレスリリースも発出しています。

「永続地帯」とは、ある地域におけるエネルギーと食料需要を、地域内の生産物で100%賄える地域のことです。需要側と供給側の様々なデータを組み合わせて整理しており、電気・熱の供給から需要まで全国の市町村を網羅する膨大なデータベースになっています。

市町村単位で分析することで、日本全体ではエネルギーや食料の自給率が低くても、地域別で見れば自給率が100%以上という場所を見つけることが出来、結果としてその地域の価値が高まるということを狙っています。

2007年から毎年レポートを公表し始めて14年目、都道府県や市町村の政策担当者から「自分の地域のデータを知りたい」という問い合わせを受けることも増え、学術研究によるデータベースとして一定の評価をいただくまでになりました。

今回のプレスリリースも、ITmediaスマートジャパンなど各種メディアでリリース内容を取り上げていただいています。

今年度の主なトピックとしては、FIT制度による再生可能エネルギー発電の急速な拡大で、市町村単位で電力自給率100%を達成する地域がついに全体の1割を超えたことなどがあります。

報告書本文ではより詳細な分析や政策提言、毎年の話題を扱ったデータを取りそろえていますので、是非ご覧ください

永続地帯研究会のWebサイトはこちらから


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