見出し画像

【モデリングに慣れ始めた方に出来るワンポイントアクセント】

初めましての方は初めまして!
この度は、Live2D Advent Calendar 2023に初参加で
12月07日の枠を頂いて、モデリングに慣れ始めた方向けとして
このnoteを書かさせて頂いてます!
何かしらの上達のきっかけになってくれればと思います。

今回は以下の目次で解説していこうと思います!


自己紹介

改めまして、Live2Dクリエイターの彩。(さいまる)と言います!
3DCG専門卒後Live2Dに興味を持ち、フリーのクリエイターとして
YouTubeやIRIAMのモデリング中心に活動させて頂いてます。

すぐに使えるアクセントの種類について

簡単に導入する事の出来る物として、以下の物が挙げられます。
・瞳の立体感を出す
・ワープデフォーマの扱い方
・後追いの工夫

説明自体は、簡単な物ですが三番目の後追いの工夫に関しては
モデリングのみならず、アニメーションにも応用する事が
出来る物になっているので、特に三番目が個人的重要部と思います。

早速、本題に移りますね

瞳の立体感について

視線誘導や、奥行きが出て平面のイラストをより立体に魅せる
効果を持つアクセントになります。
瞳がなんだか焦点が合わないという悩みを持つ方向けになります。

瞳は、本来球体で凸の状態になっています。
ですが、こちらの記事を見て頂くと分かる通り
今回取り入れるのは、凹の状態で視線を追いかけてくる効果を
利用しています。

不思議ですよね、これ。
これを、Live2Dでも導入する方法をお伝えします。

まずは、メッシュですがこの様になっています。
瞳孔が中央にある場合は、手打ちやメッシュを円形に並べて、複製する方法
が使えますが、今回の様に瞳孔が中央から少しズレているモデルの場合は
ストロークメッシュを使ったやり方が慣れ始めの方には、簡単かもしれません。

瞳の商店部分となる所に中心メッシュを置いて
中心をずらして操作し、変形出来る様にしています。
目玉XYそれぞれに、メッシュ状態の瞳パーツをパラメータに紐付けます。

通常通りXYを作っていくのですが、瞳の中心をずらして
焦点となる変形を行っていきます。

瞳を方向によって変形させていく


コツとしては
・凹レンズをイメージする
これを注意するだけで簡単に作る事が出来ます。
上下についても、向いた方向に対して中央をずらす作業を行いましょう。

瞳を動かすと…

何だかそれっぽくマウスカーソル追いかけれてる!!
良い感じですね。トリックアートからの応用として導入出来る
小技でした。


ワープデフォーマーの扱い方について

ワープデフォーマについて理解をしていきましょう!

良くお世話になっているワープデフォーマです。
Live2Dをやっていく上で、必要なワープデフォーマですが
ちゃんとこの部分使ってますか?
ここです。ここ。
ここは前後の奥行きがある部分では、実力を発揮出来る部分に
なっていまして、一度ここをちゃんと使って操作しているかを
思い出して頂きたいです。

実は、ここをメインに取り扱うと立体感を孫文に表現する事が出来ます。
今回は一つの例として目を使ってどういう事なのかを
説明していこうと思います。

これは、目全体をまとめたワープデフォーマです。
顔の流れに沿って、デフォーマを操作すると立体感は案外
簡単に出す事が出来ます。

今回の場合だと、この様な流れが顔面には出来ています。

横から顔を見た際に、どの部分が一番前に出てるかを意識しながらすると
まつ毛、下まつ毛、眼球と言った流れを作る必要があります。

その流れのガイドとして、ワープデフォーマーの先端は応用する事が出来る訳ですね。


後追いの工夫について

この世には、アニメーションの掟と言う物に後追いの工夫
と言うものがありまして
身体が動作する際に、一気に止まったり一気に進んだりする事は無い
と言った内容になってます。
こちらからアニメーションの極意を見る事が出来ます。

CGを学んでいた際にも、こちらの意識が働いていたなと感じています

まず、前提の話として
①人間は進んだ方向に対して急停止する事は出来ない
②移動開始部分についても動きの溜めがある

以上の人体のルールがあります。
こちらのルールを取り入れた結果として

こちらの二枚の様に、制動部分のパーツを作る事にしました。
こちらデフォーマを作る事によって、動いたり止まったりする時に
身体の揺れを表現して、より自然体に魅せる効果を持たせる事が出来ます。
デフォーマの階層はこの様になっています。

人間はピタッと止まる事は出来ません
進んだ方向に重心が動いて切り返す時に傾きます。
それを再現する為の物になります・
結果はこんな感じ

止まって切り返す際に、少し止まった位置から動いてるのが見れますね。
鏡の前で、一度頭を揺らしてみるとこれと同じ状態になると思います。

これを応用するともしかしたら、物理演算の事について
考えが深まるかもしれませんね。
私も、この効果についてはいろいろな場所に取り入れています。
身体のみならず、物体にも使う事が出来るので
物体を取り扱うLive2Dアニメーションだったり、3DCGのアニメーションなんかにも使えます。

最後に

今回は、モデリングに慣れ始めた方々向けに簡単に導入出来る
ワンポイントアクセントとして、解説をしていきました。

困った事があったら聞く事が一番です。
私も、Live2Dは他の方に監視されつつ、ここがおかしい
等と意見を頂きながら、基礎を身に付けた過去があります。

もし、困った際にはDMも開放していますので、どうすれば…とQを
飛ばして頂ければと思っています。
https://twitter.com/greenshieru_01

そして、今回企画に参加させて頂きありがとうございました。
アドカレ基Live2D Advent Calendar 2023はまだまだ折り返しくらい
です。どんどん他の方々から知識を吸収できるイベントも、本当に貴重
なのでぜひぜひ他の方々の記事もご覧いただければと思います!


ありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?