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"インパクトと余韻"論

めずらしく2日連続でnoteの投稿を。
昨日、奈良市にある北条工務店が企画、運営されている
HJギャラリーの新拠点である場所での庭づくりが完成した。
ここではマルシェやスクールやワークショップや雑貨や食、衣服の販売などなど
いろんなことが催され、たくさんの人が訪れそして交わる場所になるかと思います。

庭をplanするときはいろんなイメージをするのだけど
こんな風に人が訪れる場所なのかプライベートな場所なのかということも
考える上では重要なことです。

庭の見せ方としてはパッと見た目の「インパクト」と
なんとなく頭の片隅に残像が残るような「余韻」の2方向があるのかなと考えてみた。

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「インパクト」は驚き
「余韻」は美しさ
とも言えるのかもしれない。

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といっても単純に一方向だけではなく
ここはインパクトを強めのイメージでとか
この一角だけは楚々とした空間にしたいなとか
少しニュアンスを変えることでそのへんのイメージは変えることができます。(プロですので)

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また通り過ぎる場所なのか
それとも扉をあけるとか曲がるとかで立ち止まる場所なのか
などでも。
インパクトを残して通り過ぎて欲しいのか
ほのかな香りを残すくらいで通り過ぎて欲しいのか
同じ通り過ぎるでもいろんなことを考えることができます。

それは場所性や建築やインテリアや間取りなどでももちろん変わっていくものです。

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ボクはどちらかというと庭全体の流れみたいなものをひとつの物語としてイメージすることが多いです。
それぞれのシークエンスをどんなふうに関係させていくことでどんな物語をつくっていくかみたいな。
そしてそれぞれのシークエンスをインパクトと余韻を考えながら。

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もとに戻りますが
HJギャラリーは表庭、裏庭、窓からみた庭と
いろんな見え方があって
インパクトと余韻を考えながら物語つくりました。
ここはオープンされたらどなたでもみれるスペースとなると思います。
どんな風な物語を想像してつくったのかってとこもよかったら楽しんでいただけるとうれしいです。

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