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『サンプリング編』 "庭づくりにおける3つの「テーマ・主題」と5つの「キーワード・手がかり」"論 

年明けから自分にとっての「庭」とか「庭づくり」とはみたいなことを
改めて考えてて、いろいろ浮かんだことをでたらめにメモに書いてまだバラバラなんだけど(春になってしまいました)
考える→メモをとるからの→noteに書くことで一度じぶんのなかでまとめてみたいなと。

バラバラの断片のなかから
3つの「テーマ・主題」みたいなものと
5つの「キーワード・手がかり」みたいなものが浮かんできました。

「3つのテーマ」
・サンプリング
・見立て
・ブリコラージュ

「5つのキーワード」
・アフォーダンス
・インプロビゼーション
・エントロピー増大の法則
・レイヤード、MIX
・わび

「テーマ」「キーワード」という言葉の使い方が難しいのですが
「テーマ」の3つは庭を考える上(机上)で、コンセプトみたいなものをつくる核にしたい部分。
「キーワード」の5つは庭をつくる上(現場)で大切にしたい部分。
どれももいい庭をつくりたい、いい庭とはなんなのか
こんな庭をつくりたいから、ででてきた言葉です。

まずは「サンプリング」から
よく音楽でつかわれる言葉で
過去の曲や音源の一部を流用し再構築して新たな楽曲を
制作する表現技法。

また僕らの世代では
藤原ヒロシさんや裏原宿の文化
日本語ヒップホップの黎明期のzeebraやライムスター
さまざまなサンプリング、その手法に影響を受けてきました。

似た考え方で日本独特の技法の「写し」という手法もありますが
なにかのルールに従って全体の中から一部を取り出すということというイメージなので今回は「写し」は置いておいて。

「サンプリング」とこのあとの「見立て」は
もってくるものともってくるとこの距離感、バランスが
とても重要である程度の距離感があればあるほどおもしろい。

どちらかといえば庭全体というよりも庭の一部分でつかうことも多く
おもしろい「サンプリング」は
どれだけ自分がいろんなものに興味をもっているか
アンテナを張ってるか勉強しているかによると思います。
つまり今まで努力ともってくるセンスです。

ちなみにトップの写真は
安多化粧合板の庭でつくらせてもらったものですが
元ネタはロッテルダム市内のイフトゥスホフ(ichtushof)の庭園です。
https://architecturephoto.net/95708/
https://erickvanegeraat.com/archives/project/ichthushof

サンプリングは
ネタ元を明かすか明かさないか
わかりやすいものもあるし、そうじゃないものもありますが
よく言われれることですが
ネタ元へのリスペクトが大切だし
それがなかったらつまらないものになってしまいますね。

もっとうまくサンプリングという手法を庭にとりこめるようになりたいです。

次回は「見立て」のことを。

よい週末を!



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