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“今じゃ雑誌のカヴァー”論

4/1発売の庭NIWA最新号の特集「造園×建築」の一組に
ニンキペンさんとの庭づくりが掲載されております。
そしてなんとなんと
表紙の写真にも選んでもらっております。

スクリーンショット 2020-04-03 21.21.51

ってことはSNSで書いたのですが
ニンキペン今津さんとの対談やplanなどのデータは
掲載されているのですが
雑誌庭さんから「作庭家の解説原稿」の依頼もあったのですが
うまく噛み合ってなかったみたいで掲載されませんでした。。。
ってわけではなく、ボクだけではなく対談との内容が重複するところもあるということもあり掲載はなくなったとのことです。
まぁでもせっかく書いたので貧乏性のボクはここにひっそりと掲載することに(汗)

一緒に仕事させていただいてる建築家さんや工務店さんなどの自邸の庭のご依頼をいただくことが年に数度あります。自邸を依頼いただくなんてとても光栄なことだとも思うし、それと同時にそんな素振りは見せないようにしてるのだが最もプレッシャーのかかる仕事のひとつでもある。
自邸をご依頼いただく場合の多くは最低限の希望だけ伝えていただいてあとはまかせるよというスタンスの方が多い、自分が逆の場合もそうなのだがプロ同士だからこの条件でまかせてみたらどんな化学変化が起こるのかみたいなところもあるだろう。今回、施主でもあられるニンキペンの今津さんからもそんな感じのご依頼でした。今津さんとはそれまで何度か仕事させてもらってきたこともあるし、仕事をさせていただく前から雑誌などで作品をお見かけし同年代ということもあり一緒に仕事をさせてもらいたいなぁって思ってる方でした。
最初に現地に打ち合わせに行ったときに、もともとあったであろう建物は解体されて更地の状態だったのですが南側の庭だけそのままの形で残されて、この残した庭を手がかりに建築の設計を進めていったとの話を聞いた。何年か手入れされてないその庭はそこそこ荒れてはいたが前のオーナーは植物がお好きで大切にされていたんだろうなということが読み取れるものだった。更地の土地にそこそこの年月を過ごしたであろう庭だけがあるという、このとてもおもしろくむつかしい今まで経験したことのない状況からのスタートでした。
模型をみせていただきこの庭を中心に建物全体を緑で囲うようなイメージを共有し、新旧の庭が時間の経過とともにだんだんと一体になっていくような植栽のPlanを考えました。そしてもともとの庭は手入れはするけどほぼなにも足さずそのまま生かそうということになった。新たにつくった庭にはできるだけたくさんの種類の植物をつかい今津さんも足してくださっているが150種の草花が楽しめる庭が出来上がった。
いろんなおもしろいお施主様と仕事させていただくことが多いのだけど、施主の力(僕らは施主力と呼んでるのだが)で自然と庭が浮かび上がってくるようなことがあって今回も今津さんの施主力を感じずにはいられない庭づくりでした。


タイトルは冗談です。
Zeebraです。
GratefulDaysです。
”だか時は経ち。。。”と
どうしても一回言ってみたかったのです。
日々精進です。

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