”Bダッシュ”論

　人生はたまにずっと停滞してたものごとがBダッシュで進むような時がある。Bダッシュと言うのは加速度的に進むと言うことである。言わずもがなスーパーマリオです。
その時はじぶんでは実力とかセンスでうまくいってると調子に乗って思っていたが、今振り返ってみるとそれって運や偶然が大きく左右左右してるんだなっていうことに最近改めて気づいた。

じぶんのことでいうと2016年の春にH_Beauty&youth※の仕事をさせてもらって
翌春にラフォーレ原宿※をさせてもらったタイミングだ。
体感ではその1年くらいの間に今まで体験したことないような達成感もあったし、まわりからの反響もあったし天才じゃないのかなともちょっと思った。まさしくBダッシュの一年だった。
でも正直、ずっとBダッシュの日々が続くわけでもなく、それ以上それ以上と知らず知らずに欲がでてしまい、その後の一年くらいは仕事はたくさん入ってくるがどんな仕事も同じ気持ち、テンションでやろうとじぶんをコントロールするのが難しいなと思うこともあった。
ただ人生で調子に乗ったり天才だと思ってしまった経験はなかなかできないので今はよかったなと思ってます。

今回はそんなことが言いたいわけではなく
そのタイミングの話です。
Facebookを2012年くらいからやってて
少し後からInstagramをしてて
どちらかというと同業者ではそれらのSNSを使うのは早く
2016年より少し前は今のSNSの状況よりも探してもらいやすい状況にあった。

またじぶんの年齢が39歳から40歳を迎える年齢で
ある程度の技術や経験も積んできて
それでいて業界ではまだまだ若手という
依頼する側からしたらちょうどいいくらいの年齢だった。

このFacebook、InstagramのSNSの感じと
年齢とが合わさったこれ以上にないタイミングで
そのBダッシュは起こっている。
そのときに20代でもダメだし
50代でもダメだろう。
まだホームページやブログやmixiでもこんな話はなかったかもだし
雑誌などのメディアでもなかったのかもしれない。

こういうタイミングや運が合わさることで
Bダッシュみたいなことが起こるんだなとってことを
今になってやっと少しわかったってことです。

べつにBダッシュをこれからの人生で求めてるわけじゃないけど
またそんなときが来るかもという希望も捨てる必要もなく
日々好奇心の赴くままに
勉強しチャレンジし続けることは大切。

安諸親方とvisvimの中村ヒロキさんとのここ最近の仕事をみていると
ほんとそういうことを感じてしまう。※

そのときそのときで
常にじぶんがどんなものをおもしろいと感じているが
どんなことが価値があると思っているか
そのときは少しの違いでも
たった5年10年で大きく方向性、立ち位置は変わっていくってことを
この年齢になったら少しだけ振り返ることもできるので
わかってくることもたくさんあります。
だから今を大切にしたいなって思うし
どうやったらセンスを磨けるのかとも。

20代30代でなかなか結果がでないけど努力してる方
いつかBダッシュが起こるって信じて挑戦し続けてください。
そしてダッシュすればするほどの後の苦しみも体験してみてください。
僕も40代50代60代でまた新たな経験をさせていただきます（笑）