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俯瞰してみる自分

初めて自分を客観的にみた時の話です。自分というものを、自分から切り離して俯瞰してみたときに感じたことを書いていきたいと思います。

今までの僕は自分に厳しく、もっと自分が変わらなければいけないと思いこんいました。やる気に満ちている時はそれでもよかったのですが、ぽっかりと空いた穴に気持ちが落ちてしまった時、僕は何もやる気が起きなくなっていました。特に仕事に関しては、全くと言っていいほど気持ちがついて行っていないのが自分でわかっていました。なんとかこの今の気持ちから抜け出したいという気持ちでいっぱいになりました。

それから心の勉強をするために、いろんな本を読んだり、動画で自分の今の気分から脱出できないかと色々な情報に触れていました。

いろんな情報に触れていると、自分の可能性や感謝することの大切さ、そして自分に対してありがとうを言う事、または感謝を伝えることなど、どれも生きる上で大切なことを勉強することができました。

しかし仕事に関してだけは、どうしても気持ちがついていきません。
そんななか、瞑想について調べていたら、自分のことを客観的にみる瞑想法があることを知りました。正直自分を客観的に見ることにあまり興味はなかったのですが、音声もついていて、音楽がキレイだったので、音楽を聞くつもりで瞑想をしてみました。

音声に合わせて、自分に語りかけていくのですが、自分の姿形をイメージして、質問をして、その答えを自分が聞いてあげると言う感じの瞑想です。
音楽に耳を澄ませて音声に沿ってイメージしていきます。自分は何を思って行動しているのか、今までどんな思いで生きていたのかを俯瞰してみていると、心に熱いものが湧き上がるのを感じました。

一生懸命に生きている自分の姿や、自分と言う人間をわかってほしいという思いを、俯瞰していた僕に語りかけてくる。
そのとき僕は思いました。
そうか、今まで僕は自分自身のことを全く認めていなかったんだなと。
語りかけてくる僕の言葉は、「今のままでいいんだよ」と僕に伝えているようでした。

今ままで、だめだ、努力が足りないと自分を否定していたのは自分自身だったという事に気づいたとき、僕は気持ちが少しだけ軽くなったのを感じました。
僕はこのままでも十分に満たされているのに全てを否定して、もっともっとという感情で生きていました。気づいたらもう何十年もこんな気持ちで生きてきたのかと思うと、僕は語りかけてくる自分に「今まで頑張ってきたんだね、ありがとう。」という気持ちに素直になれたのです。

こんな気持ちになれたことに、正直驚きました。
言葉にするのは難しですが、本当にわかってあげられるのは自分しかいないのだという感情が芽生えてきて、自分を認めてあげられるようになったのです。

僕は努力することや変わろうとする事も、大切だと思います。
しかしそんな自分を否定する事なく、認めながらもできるということを感じました。

自分を客観的にみて自分の気持ちに気づくことで、自分を大切にすることを学ぶきっかけになりました。

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