母になってから受けた資格試験の備忘録

 先日、数ヶ月に及ぶ勉強を経て、ある資格試験を受けてきました。
 主に育児のため、受験者の中で、比較的勉強時間は少ない方かもしれませんが、後悔ないくらいには演習問題をたくさん解き、そこで培った実力は出せたかと思います。
 今回は、趣味として(主に資格試験の)勉強を続けていきたいこれからの自分のために、備忘録として、感想を綴ります。

1 単純に勉強から知識を得ることが楽しい
 割と好奇心旺盛な性格のためか、勉強して何かを新しく知ることが好きです。
 また、今回受けた試験は、自分の仕事にも関わるところもあったので、「あのルールってこういうためにあるのか」とか、元々持っていた知識と繋がった時の、頭に電気が走るような感覚に快感を感じます笑。

2 育児のリフレッシュになった。
 育休中ということもあり、1日、いや毎日のほとんどは息子のために生活しているようなものです。
 そんな中、辛うじて手に入れた息子のねんねや、夫が見てくれてる間に、少しずつでも勉強時間を確保しました。
 わずか15分でも勉強に集中することで、育児でしんどくなった気分も切り替わり、さらに勉強したという達成感も味わえたので、いい気分転換になりました。

3 日々の充実度が増す
 勉強する前は、毎日「子育て」という行為はしてるけど、仕事みたいにやったことが目に見えないため、どこか日々を物足りなく思うことがありました。
 さらには、おもちゃやら汚れやらを放置してぐちゃぐちゃになった部屋を見て、「今日何してたっけな…」と呆然としながらそのまま1日を終えることに、悔しい気持ちを抱えることもありました。
 勉強できた日は、していない日と比べて、達成感や幸福感を味わいながら眠りにつくことができました。

4 息子への罪悪感
 できるだけ育児優先にしてたつもりですが、どこか心の奥底では「今日は問題集のここまでやりたいから早く寝てくれないかな」など思ってたからか、自分や息子にプレッシャーをかけて、無駄にお互いしんどくしてたなと感じることもありました。
 特に、試験2週間前からは追込み期と称し、あまり食べてもらえないことをいいことに離乳食をやめたり、一晩中寝てもらうよう夜間断乳を控えていたのですがそれもストップして、夜中泣いたらすぐに授乳したりなど、お互い楽にはなったと思いますが、私個人、しかも娯楽的な事情で息子を振り回してしまったことは、資格試験勉強に関わる唯一の後悔です。

4 周りの協力を得ることが不可避
 今まで資格試験の勉強するにあたり、私が勉強に集中しさえすればそれでよかったですが、子を持っただけなのに、ここまで家族を巻き込むことになるとは想像もつきませんでした。
 勉強時間の確保のため、休日に夫に預けることはありましたが、せっかくの休みの日に1人で長時間子を見させてしまい。かなり負担をかけたと思います。
 また子供が夜寝てからも勉強したので、夫婦で談笑するような時間もろくに取れず、寂しい思いをさせてしまったことも申し訳なかった…。
 さらには、夫の負担を軽減するために、義実家に連れて行ってもらったりしたので、義母にもお世話をかけてしまいました。
 また、試験直前の連休、夫が泊まりがけの用事があったため、私と子で実家に身を寄せ、子の面倒を見てもらうだけでなく、私の食べるご飯も作ってもらったりで、実家の家族にも少なからず負担を強いてしまいました。(特にお母さん、大好きな宝塚だったのに帰りを焦らせてしまってごめんね)。
 自分1人の趣味のために、家族に協力してもらったことは、元々迷惑をかけることを人一倍嫌がる自分にとって、勉強することよりも辛かったです。母になってからの不自由さを改めて感じることになりました。
 しかし、勝手ながら、自分を支えてくれる人が確かにいることに幸せも感じました。
 今回私情にも関わらず、惜しみなく支えてくれる家族がいてくれて本当にうれしい、感謝しかないです。

 さて今後の勉強について。
 育休が、予定どおりであれば、残り半年で、働き始めるまで息子と存分に触れ合いたいので、今回のような勉強時間がかなり必要な資格試験は、少なくとも半年はもう受けないと決めました。
 ただ気分転換や充実度を上げるために勉強は続けたいので、英語とかそこまで切羽詰まらないようなもので満たそうかと思います。

 

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